「【早くも今年度ワースト1か】」アリータ バトル・エンジェル oinarihanさんの映画レビュー(感想・評価)
【早くも今年度ワースト1か】
裏切られた、、、予告編見てからジェームズキャメロンだし大作っぽいし楽しみにしてました。観る前にグッズも調べた。評価も良い。気合い入れて日比谷ミッドタウン。TCXスクリーンでドルビーアトモスで3Dで鑑賞。
なんだよ、、、全然面白くないじゃん、、、泣
監督がスパイキッズだから嫌な予感はしてた。案の定、ストーリーやキャラはガタガタ。キャラに感情移入できない。アリータもイドもヒューゴも。何がしたいのかわからない。
まぁストーリーは百歩譲る!映像はキャメロンだぞ!アバターだぞ!何でこんなショボいのよ!日比谷のCTXスクリーンで観たけど良さが全くわからない。アバターとか大自然の世界にわぁ!っと感動したけど、アリータは心が動かない。というか世界の描写が予想以上に少ない。街のシーンばっかりで、引きのショットが少ない。またこれといって世界観としても特徴が無い。
早くも今年度ワースト1候補。
映画好きな人ほど楽しめないと思います。
【ここからネタバレ】
①キャラに感情移入できない件
まず、アリータがバカな不良女にしか見えない。可愛いと思えない。
最初のオレンジが美味しい、チョコが好物とかは良いですよ、親近感あるし可愛らしい。
なぜヒューゴを好きになったのか不明。アリータは強いんで強い男にはあんま惹かれないと思うんですよ。でもあのデカイ機械から轢かれそうになって助けられる。でもその直後に犬をアリータが助ける。しかもヒューゴより俊敏に。そしてアリータがヒューゴにトキメク。何故ですか!ヒューゴが犬を助けたとかならわかるけど。同じ優しい心の持ち主的な。それ以外でトキメクとしたらヒューゴの見た目でしかない訳ですよ。ヒューゴの見た目って不良っぽいじゃないですか。話しかけてくる感じも軽いし。ここでまず観てる側はヒューゴを好きになれずアリータの感情から置いてかれる訳です。
で、犬を助ける描写が出たらアリータは優しい子なのかと思うじゃないですか。
ところがアリータは敵をバッサバッサ殺す血気盛んな女戦士でしょ、そこに違和感がある。
ヒューゴに連れられて不良グループがスケボーやってる仲間みたいな場所に行ってアリータは「私もやりたい!」英語でwhy not!!、ニュアンスとしては「もちろんやるに決まってる!」みたいな。で、一回コントローラーの充電切れでコケる。この描写いる!!??何がしたい!?そして、次のシーンで不良仲間から強めにやられるアリータ。そこでヒューゴがごめんなとアリータに声をかける、この辺でアリータがヒューゴにトキメクならわかるが、そうはならずアリータの矛先は不良仲間への仕返し。しかも派手に仕返しした後、「悪かったね」とか無く、自分がゴールしたことに夢中。そして、自分を助けてくれたイドに従順な訳でもなく、遅くに帰ったり勝手に抜け出したり。もう天真爛漫な女の子ではなく不良女にしか見えないんですよ。
イドもイドで何か信用出来ないじゃないですか。夜な夜な殺しをする描写があって、娘への執着心が強く、まだイドがどんな人間か、ハンターとは何かわからないまま闘いが始まって、観てる感覚は街中でケンカ見てる感覚と同じですよ。なんでケンカしてんだろうみたいな。派手にやってるぅー!みたいな。
そこでアリータは過去の断片を思い出す。そして最後までアリータの過去はわからずと。
そして、アリータは自分が戦士だったことを思い出し、ハンターになりたい!と駄々をこねる。しかも理由が闘いたいから!ウズウズしてると。動機が野蛮!!
アリータがハンターの飲み屋みたいなとこ行ってみんなで悪を倒そう!って言った直後に暴れまくってハンターをボコボコにするという謎の挙動。
イドはイドで娘の代わりとしてアリータを見ている。家族としての描写が無さすぎる訳です。アリータとイドの間の絆が決定的に欠落している。
そしてアリータはボディを手に入れ、これに改造してくれと。強くなれるから。もうチートじゃないの!だからアリータの強さにも惹かれない。アリータ独自で手に入れたものじゃないから。
強いボディを手に入れたアリータはヒューゴと結ばれる。このキスシーンも見てられん!!!
アリータ:「このボディはしっかり感じるの」
ヒューゴ:「ここはどうだい?」
ヤラシイわ!!ヤラシさしかねぇ!!
そこにもっと葛藤があっていいじゃない!!アリータは人間の部分もあり、サイボーグの部分もあり、そこに対する両側の想いやコンプレックスがあって良いでしょ。相手のヒューゴは人間なんだし。サイボーグと人間の恋をもう少し上手く描けないものかね!
ここら辺でアリータもヒューゴもバカっぽく見えちゃうんですよ!
で、ヒューゴは上の世界に行きたいと言う。でも何で上の世界に行きたいのかわからないんです。下の世界に対する不満も無いし、上の世界に求めるものも描かれてない。わからん!!!
イドにしたって、俺は上へ戻ると言い張るが理由が元々そっちで生まれたから、じゃあ下の世界は何故駄目なのか描いてくれないと。元嫁も何があっても戻る!って虫を手のひらで殺しながら言う(この描写も悪い奴に見えてしまう)のに、最後「この下の世界に求めるものがあった」と言うけどそれはあなたにとって何ですか?何かありました?
ヒューゴは上の世界な行くために金が必要だと。そこでアリータは自分の心臓を渡そうとする。もうバカなのかと。もし、アリータとヒューゴの間に強い愛があれば、そんな大切な人の犠牲を伴う決断を相手がする訳がないし、アリータあってのヒューゴだという感覚がアリータに無いことが見えてしまう訳です。そこらへんが人間ぽくないというか軽いというか、バカなのか。
そこでヒューゴは「そんな馬鹿なこと言うな」と良いこと言うのに、じゃあ危険なレースに出て賞金稼ごうと提案し出す始末。一緒じゃん!!!
しかもレースに出てアリータが頑張っているときに電話してきて、「追われてるから助けてくれ!」なんやそれは!!
アリータはヒューゴを助けに行ってヒューゴが指名手配だと知ると拳を地面にたたき付ける。もう怖いって、、、彼氏なら信じてあげろよ。結局ヒューゴは致命傷くらって、助けようとするけど、首切って助けましたって言われても描写が死んだも同然というか、人間的な助け方じゃないのよ。サイボーグになったヒューゴの姿は哀れじゃないですか。
そして、アリータとの会話無く勝手に上の世界に行こうとして敵と対峙する間も無くエゲツない機械でバラバラに。もうなんやねん。エグいって。
描写はアリータもエグい。敵の倒し方がエグい。機械に敵がプレスされて死ぬシーンとか引く。敵もサイボーグだからどこまでいったら死ぬのかよくわからん。
最終的にチャンピオンになったら上に行けるという設定だけ残してアリータはレースに出て終わり。孤独だし、何の愛もカタルシスも無い。
②続編あるなら言っておけ!
アリータの過去や上の世界、下の世界の謎、敵の親玉に関して何の説明も無く終わって次回へ。世界の背景そのものが謎のまま終わるなんて前代未聞じゃないか?
この世界に良い人が少ないというのも残念。下の世界の人が不満を抱えている様子も無く、アリータの出ている野蛮なゲームに盛り上がる群衆。この世界を好きになれるか?
③画が残念
ジェームズキャメロンだから期待したけど、見たことあるような画ばっかり。エリジウムっぽいし、夜はブレードランナーっぽい、しかも劣化版。これといった独特のガジェットも無いし。
3Dで見たけど3Dとしての良さも無い。
街もこの街行きたい!ってならないし、世界の描写が少なすぎる。
なぜ、こんなに高評価が多いのか。
期待し過ぎたのか、もうよくわからないけど、はっきり言える!この映画はつまらない!!
確かにザレムについては説明不足過ぎまずが、地上スラムの弱肉強食の世界に過ごしてる人達からしたら上の豊かな世界は魅力的に見えるだろうし自然と憧れるものだと思うから行こうとするのはわかる気がします。
アリータの性格や行動については、記憶を失っている彼女はとても純粋だからこそ行動が極端に映るのだと思います。10代のような精神年齢だからこそ初めて出会った同年代のヒューゴの優しさに惹かれるだろうし、子供の恋特有の後先を考えない行動だと思うし、戦闘狂とはいえ対象はみんな悪人だから彼女自身はとても優しくて純粋な子として描かれていると僕は感じましたよ。
そして記憶を取り戻すにつれ、敵がザレムに居るノヴァである事や、愛する者を殺された怒りから何としてでも上に行こうと大会で勝ち続けるのでしょ。
説明不足の世界観だったけど僕は充分ストーリーの中で解釈できました。
続編を楽しみに待ちましょう。
確かにキャラが酷かったなぁ…後、バーサーカーボディをアリータに着けたくないていう描写はちょっと要らなかったきが…モーターボールも超中途半端だったなっておもった…本当にあなたの意見には同感です!
悔しいですが、原作ファンとしては、おっしゃるとおりだと思います。十年も前から製作予告があってはたち消えてを繰り返してようやく出来上がった作品だけに悔しいですね。この際、内容なんてどうでもいいから、商業的な成功を収めて、原作を世に知ってほしいという気持ちで観ました。
最初の方のコメントがアホばかりで可哀想。
それはさておき、レビューに同感。
原作は見てないのでストーリーに関しては目を瞑るとしても、肝心のレース部分が予告映像で間に合うくらいのものだし、犬の見殺しや、恩人のチレンに思い入れが感じられない等は感情移入が出来にくい。
レースやバトルシーンが沢山見れるのかと思ったけど、考察の出来ないストーリーを見させられました。
本日、原作ファンの嫁と観ました。
仰られることにほぼ同意です。
初の4DXで4DX演出で楽しめたので、観てよかったですが、内容は原作しらずの私でも閉口の拙さでした。
嫁は原作も悪く思われるのが辛い。ぜひ原作を読んで欲しいという意見でした。
次回に期待?!
原作大ファンで見に行ったのですが、おっしゃる通りのもったいなさを各所に感じました。
原作愛を感じる描写はたくさんあるんですけどね…。原作も読んでくださる方が増えたらいいなと願ってます。
私のレビューはざっくりしてますが、貴見は私の感想を見事に言語化しています。コメントの中には映画の外の知識を前提としている方もいますが、それはおかしいですよね。
単純な一編の映画として見るとほとんど成立していないドタバタ劇。
ドタバタは悪くない、でも感動推しはどうかと思う。キングスマンなんてドタバタの極致だけど映画として十分楽しい。
子犬ちゃん見殺しにするなら助ける描写はいらん。パロディか知らんが、血を塗るのも気持ち悪い。
アクションもイマイチ、、、デカサイボーグに負けるところ、なんで五体が裂かれたのかのかわからんわ。まさか東京喰種のオマージュじゃないよね?
原作知らんのでさらに書くと、ラスト、ドーンと登場、下向いてカッコつけてる間に撃たれるんちゃう?
なんてことも、思いました。
いやー、面白いコメントですね。私は高評価でしたが、仰ることにはほぼ同意です。他の方からひどいコメントがありますが、気にしたらダメです。
アリータの性格は話を進めるためにかなり雑な設定になっているのは確かです。ストーリー上で余計なカットが多かったり、唐突でグロく演出するのは、ご存知スパイキッズのロドリゲスのお得意ですので、勘弁してください。キャメロンが監督のように宣伝されているのがあなたの期待を裏切ったのでしょう。ロドリゲスに代わって謝ります。
街の風景に新しさがなく、既視感があるのも同意です。メキシコ系テキサス野郎なので、サボテン砂漠のような無味乾燥な風景になりがちです。ドラマ作品、SF作品としてはどうしようもないです。
アクションシーンはかなり出来がいいと思いますが、そこは求めてない?続編はアリータはさらに野蛮になるでしょう。不良というより殺戮です。ノバ博士とのやりとりでドラマが盛り上がる可能性があるので、もう一度騙されるかもしれませんが、続編出たら見に行きましょう!スターウォーズのエピソード4を見ちゃたと思えばたいしたことありません。
銃夢という長編漫画を実写漫画化した作品なので詰め込み過ぎの作品です。が、その為に評価者はシーンの意味や作品の立ち位置を見間違いや勘違いされている部分かかなりあります。チラシやパンフで基礎知識を少し入れてみたい作品です。
独自の自己満足的な主観が過ぎるコメントですね。キャメロンが脚本を書かれた時に13才の娘がいらしたそうで、その事がアリータに活かされていると思います。評価者は13歳くらいの女の子とか家族との接点が皆無なのでしょうね。義身とかロボットみたいな身体から生身の人間みたいな身体に移ったのを表現したシーンとか、記憶を失った幼い少女アリータの成長のシーン、物語を見ずに、ただ流し見した映画ファン気取りの悪意あるコメントに終わっているのが残念です。
①②についてはほとんど同意
キャラ立てが薄くて感情移入できないうえに、ストーリーの締め方がスッキリしない😥
③の映像についてはすばらしいCGとアクション、とくにサイボーグの表現については観ていて満足