「圧倒的な映像美と迫力」アリータ バトル・エンジェル サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な映像美と迫力
最初の予告公開から待ちに待ってやっと本編公開となった本作。原作の銃夢を読んだことはなかったけれど、予告編で見せたアリータのアクションにワクワクして今か今かと待ちきれなかった。
アクションの迫力を楽しみたかったのでIMAX 3Dで鑑賞して、そしてアクションは最高だった。文句のつけようもない。トランスフォーマーやアイロボットもそうだけれど、機械の体のアクションは損壊しても爆散しても画が映えるからいい。だからガンガン身を削ったアクションが出てくる出てくる。生身だと血しぶきが飛んで結構きついしね…。
しかも機械だからといって鈍重なアクションばかりではなく、スタイリッシュなアクションが多い。アリータはもちろん、敵のサイボーグも素早い身のこなしで画面中を動き回る。それがいい!最高!
そしてもちろん機械らしい派手なアクションとして、モーターボール戦が終盤に控えている。モーターボールは絶対にIMAXで観ないと!本当に格好いいので!
そんなアクションのすごい本作だが、ストーリーの方には正直言ってちょっと物足りなさを感じた。アリータが原因で様々な人たちが心を変える場面が多いのだけれど、心変わりの描写が少々薄弱だったように思う。アリータの心情描写はかなり丁寧にに見えたので、そこが少し残念。
また、本作の仇敵ノヴァもチラ見せしたし、次回作を念頭に置いた情報の出し方もしていたので、続編があるのだろう。続編は続編でワクワクするのだけれど、プレデターズやMCUみたいに最後の最後でちょっと匂わせる程度にしてほしかった。
いや、本当に格好いい映画なので、これだけで完結しているともっと格好良かった。