劇場公開日 2019年2月22日

  • 予告編を見る

「人は機械を愛せるのか…」アリータ バトル・エンジェル chaiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0人は機械を愛せるのか…

2019年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

本日TOHOシネマズ日比谷にて3D IMAX鑑賞。

日本のコミック『銃夢』が実写化それもジェームズ・キャメロンプロデュースという事で公開を待ってました。
ストーリーはイドが屑鉄の山から半壊したサイボーグを見つけるところから始まる。
アリータと名付けられたサイボーグ少女とイドとの関係。そしてアリータが出会う若者ヒューゴとの恋心を主軸にした展開。
短い時間の中で二つの主軸に持ってきたのは正解。
でもヒューゴ役のキーアン・ジョンソンってなんか存在感ないっていうか甘いマスクとマッチョってだけで惹かれる要素あんまりないし頭悪そうって思ってしまう。これってワザとこういうキャストにしたのかと思ったりも。考えてしまいますね〜

中盤から終盤にかけてのローラーボールのシーンは70年代の映画『ローラーボール』を思い出された。『ローラーボール』ってジェームスカーンだったっけか…あの映画の設定って2018年じゃなかったっけかなどと上映中に意識が飛んだり(笑)
まぁ古くからの映画ファンにはニヤリとさせられた事だろう。
一つ一つのシーンもキャメロンにオマージュされたシーンも伺える。
ヒューゴがダクトから落ちて雲の中に落ちていくシーンはまんま『タイタニック』で海の中に消えていったディカプリオじゃねぇか(笑)

映画的にはハリウッド作品という事で展開は読めるし迫力もある。
ただ僕的にはもう3Dで映画を作る意味が無いのではないかと前から思っている。
映像も前景、中景、後景と3Dを意識させるレイヤーの重なりで逆に平面が強調されてる気がする。
この構図にはもう飽き飽き。
それと3D眼鏡をかける事で画面にグレーの膜がかかっているように感じる。
せっかく原色使いまくりのCGに膜がかかっているので色彩を感じたい人には違和感があるかも。
概ね映画的には楽しめたしラストも次に繋がる感じなので続編もあるかなって楽しみにしてます。

chai