「日本映画における久々の良作」万引き家族 よさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画における久々の良作
今の日本で、このような物語を実写で作ったことがまず素晴らしい。
テレビでドキュメンタリーを作ってきた監督が、テレビという媒体では表現できなかったであろう自分の思いもまた込めて、貧しさや家族の有り様などを様々な角度からたっぷりと描いた。週刊誌やワイドショー、コラムのようにありきたりの表現でオチをつけることはすまいという、粘質の覚悟が細部にまで感じられた。
巷で言われ尽くしているが、役者たちがまた凄い。特に安藤サクラ、樹木希林の二人は狂気がかった迫力がある。
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