「御涙頂戴の映画ではなくて、浅い考えで終わることを許さない映画だった...」万引き家族 riricさんの映画レビュー(感想・評価)
御涙頂戴の映画ではなくて、浅い考えで終わることを許さない映画だった...
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御涙頂戴の映画ではなくて、浅い考えで終わることを許さない映画だった。
彼らは口では心で繋がっていると言う。でも、日常の所々にお金で繋がってる箇所がある。だから、彼らは自分たちはお金で繋がっていると思う。
しかし、犯罪が明るみになって離散して、お金のつながりなんてないのに、彼らは求め合う。彼らは気づいた。
はじめだって、お金になるからあきや祥太や凛が拾われたわけじゃない。拾っちゃったからお金に利用した。
彼らは愛に飢え、愛を見つけたんだ。
私たちは家族になる理由を探してるんじゃないか。血のつながりとか犯罪のつながりとか。
家族だって思えたら家族、それでいいじゃないか。
彼らは社会に容認される家族ではなかったけれど、彼らにとっては家族だった。だから、家族なんだ。
私は、「彼らは正しい」と言いたいんだと気づいた。
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