「内緒・嘘で固めた連中が、傷を舐め合いながら生きている表面的な絆」万引き家族 Michiさんの映画レビュー(感想・評価)
内緒・嘘で固めた連中が、傷を舐め合いながら生きている表面的な絆
まず、カンヌの評価ですが、
市場規模では到底かなわない米国ハリウッドを意識して
「制作費用は安くても、ちょっと変わった作品」
を選定・評価した気がしました。
また、出品回数などの「カンヌ貢献度」を考慮しているのでしょう。
次に、日本での公開以来、「映画レビュー」の高得点!
全く、日本人は、「権威」に弱い!
さて、今回のテーマの、
「生みの親」より「育ての親」が重要、
「血縁関係」よりも「心の絆」が重要、
というテーマの作品は、これまでも、数多くありました。
また、今回は、「5歳児虐待死事件」がありましたので、
より考えさせられます。
しかしながら、私には、
「内緒・嘘で固めた連中が、傷を舐め合いながら生きている表面的な絆」
としか見えませんでした。
子供を虐待したり捨てる親よりは、まともですが、
決して自慢できる絆ではありません。
是枝作品だったら、
「第三の殺人」が、 パルムドールを受賞して欲しかった。。。
Michi
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