「実際の情景描写は…。」万引き家族 ポロコさんの映画レビュー(感想・評価)
実際の情景描写は…。
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みなさんがご意見されていますように、中々理解に及ばないギャップと言えるものがありました。日本の社会的における層を区分けすることが自分もよくわからないのですが、僕自身もっと低層なので、リリーさんが取り調べ後にフツーにそこそこの家に住んでいる設定を受けて、「どうしたらそこに住めるの?」的な疑問が生じました。共同生活を楽しんでいる血が繋がっていない家族じみた構成は自分もちょっぴり経験がありますが、かなり気を使うのでめっちゃしんどかった。他人同士で住む違和感や押し付け感を超えて家族みたいな助け合いが生じてくるきっかけをほんの少しでも見せて(魅せて)欲しかったなぁー。役者さんのそれぞれは、本当にそこいらに居そうな感じで、お名前を知っていても役者さんのイメージが先行せずに入り込めました。樹木希林さんは凄い。本当にそんなお婆ちゃん居ますから。笑
芸術性なカットとか、それ以上は観客本人で考えろーーーとかの表現方法はある意味凄いんでしょうけど、どんな世代が見ても共感やじんわりくるジブリ的とは言いませんが、わかりやすさがもう少しあってこそお客さんや映画館に足を運んで観てくれる人に伝わりやすいのかなぁーなんて思います。
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やきすこぶさんのコメント
2018年6月11日
あの部屋に住める位、今は真面目に生きてます。と、いう事を示唆しているのかもしれませんが、よくわかりません。
思ったんですけど、観ている側に委ねる部分が多いと、その人が元々持っている知識や経験、考え方や感情の範囲内でしか感想が出にくいのではないかなと。
新たな気付きや感情になかなか繋がらないのかなと、そんな気もしました。