劇場公開日 2018年6月15日

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「予備知識は必須。走り続けた戦いの、壮絶な結末。」メイズ・ランナー 最期の迷宮 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5予備知識は必須。走り続けた戦いの、壮絶な結末。

2018年6月26日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:存亡を賭けた最後の戦いが、シリーズ最大級の規模で描かれていくのに圧倒される。仲間を決して見捨てない「友情」の熱さにも、思わずグッと来る。
否:前作まで知識がないと、話に全くついていけない。急に驚かせるような描写も多いので、苦手な人には不向き。

 冒頭で前作までの説明なんかは全くしてくれないのに、関連あるワードや人物が沢山出てくるので、前2作の知識は必要不可欠です。以前観た人も、もう1度復習しておいた方がイイかも知れません(笑)。さすが最終章だけあって、これまで以上に大きなスケールでアクションが描かれ、主人公達の人間としての尊厳と、人類の存亡を賭けた戦いの全貌に、観ていてハラハラさせられます。
 そしてそんな中でも際立つのは、「友情の持つ強さ」に他なりません。共に巨大迷路から脱出した無二の親友を救い出すために、自らの危険を省みずに飛び込んでいく主人公達の姿には、思わず胸が熱くなりますね。
 ゾンビ映画のように急に驚かせるシーンがあったりするので、苦手な人には向きませんが、ハラハラドキドキの最終章を是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド