「スティーヴン・キングワールド炸裂」IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 クララさんの映画レビュー(感想・評価)
スティーヴン・キングワールド炸裂
スティーブン・キングの小説「IT」の映画化「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」の続編(完結編)
前作から27年後が舞台。
小さな田舎町で再び連続児童失踪事件が起こり、幼少時代に「IT」の恐怖から命からがら生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちが、27年後に大人になって再び集結する。
スティーヴン・キングの小説には、訳ありの子供たちが中心で、妄想シーンが多い。途中で何の話だったか、内容が分からなくなる。ホラーだが、恐いと言うか、グロイし、気持ち悪い。
ただこの「IT」の続編は、前作を観ていれば、回想シーンも多く、ストーリーも怖い、グロイ、気持ち悪いと三拍子揃って突っ込みどころはあるけれど、スティーヴン・キングワールド炸裂で上手く締められていて、完結編というだけあって、終わりもスッキリできる。
スティーヴン・キングが好きになった映画「スタンドバイミー」も、小説では登場人物の妄想が多く読みにくかったが、映画では上手くカットされていてとても良い作品だった。
何だかジワジワとスティーヴン・キングのキモ怖グロの世界に引き込まれていって、早くペットセメタリーを観たい衝動に刈られる。
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