「モデルとなったジョン.ウェイン.ゲイシー事件の知識が有れば、十分楽しめる映画」IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 アレックス・マーフィーさんの映画レビュー(感想・評価)
モデルとなったジョン.ウェイン.ゲイシー事件の知識が有れば、十分楽しめる映画
モデルとなったキラー.クラウンの異名を持つジョン.ウェイン.ゲイシー (6 年間で犠牲者数 33名、1978年12月 逮捕)の予備知識が有れば十分楽しめる見易いナチュラルなホラー映画と言った感じでしょうか。
ジョン.ウェイン.ゲイシー
パーティー等でピエロに扮して子供の人気を誘い、自宅に誘い込んで性的暴行、拷問を加え殺害。自宅の床下に遺体を埋めて、雨が降って来た時とかには床下が泥濘んで遺体が浮いて来ていたそうだ。
劇中で、「浮いてみる?」と言うセリフは、ここから来ていると言われています。
ハリウッドスター ジョン.ウェインの名前を付けられ期待されていたジョン.ウェイン.ゲイシーだったが、先天的な心臓疾患が有ると分かると父の期待は失望へと取ってかわり、ジョン.ゲイシーは父から虐待を受けるようになる。
父からの「クズ」、「マヌケ」、「お前はホモになるのさ」等の罵倒、日常の虐待のおかげで心臓の発作ばかりかパニック障害も患うようになる。
ジョン.ゲイシーのこの様な生い立ちが、同性愛、拷問、虐殺へのきっかけになったと言われている。
因みにジョニー・デップ(現在56 歳)も原作者 スティーブン キングもピエロ恐怖症との事。
アメリカを震撼させたこの事件がニュース報道された頃、その年代のアメリカ人はピエロ恐怖症の人が増えたのでしょう。
関連映画 スパイダーマン ホームカミングの監督の「クラウン」、映画「ジョン.ゲイシー」
Amazon Primeビデオで視聴可。
今作も興行収入は良い様なので、「IT それが見えたら終わり ビギニング」の今後の制作に期待したい。