「Let's kill this f**kin' clown! これはこれで面白い。」IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Let's kill this f**kin' clown! これはこれで面白い。
前作のジュブナイルな感じからするとルーザーズの皆さんが成長してて、尺も長いのでコメディも交えつつだったので、ちょっと方向性変わった気もしますが、これはこれで面白かったです。
とりあえず大きな音でビックリさせる演出が多いのですが、それに逐一ビックリしている私は映画を作った側からすると良いお客さんに違いない・・・等と思った「IT chapter two」。
でも、ルーザーズは6人もいるのにペニー・ワイズさんは一人で全員を怖がらせなきゃいけないので、何だかんだでメチャメチャ働き者だと思いました。それぞれのキャラクターの人生をちゃんと調べて、あの手この手で怖がらせてきますし。勤勉ですよね。それでも流石にネタが尽きたのか、最後はもう精神的な怖さは捨てて物理的な攻撃になってましたが。
しかし、ペニー・ワイズさんのやられ方が悪口って・・・まさかの言葉攻め!映画のラスボス倒すのに余り見ないやり方です。ビルはずっと「ピエロ!ピエロ!」って言ってたのですが、ピエロに対してピエロって言うのは何処か悪口になってたのでしょうか?
前作のラストでもペニー・ワイズさん一人に対し子供達七人の多勢に無勢で、いじめてるようにしか見えなかったのですが、本作のラストでは言葉の暴力になっていて、いじめられてる感が増しています。さすがにペニー・ワイズさんがちょっと可哀想になりました。
でも、結局ペニー・ワイズさんは何がしたかったのでしょうか?前作で解らなかったので本作でわかるかなと思いきや、特に説明もなく目的があやふやなままでした。別に食料として人間食べてる訳でもなさそうですし。あの人を怖がらせるのって実は単なる趣味?
・・・どなたか解説レビューを書いてくれること期待しています。
追伸
ちょっと良く解らなかったのですが、中盤にスティーブン・キング本人出てました?もし本人だとして、これから続けて公開されるキング原作の「ドクター・スリープ」や「ペット・セメタリー」にもカメオ出演してたりしたら・・・故スタン・リーのポジション狙ってたりして。
再観賞
2020/8/23
週末1&2イッキ見!!
黒山さん、コメントありがとうございます。
なかなか深い考察ありがとうございました。なるほど、他の言葉との会わせ技なんですね。ペニー・ワイズさん、27年もあったんだから、もうちょっとメンタル面も鍛えておけば良かったのに!
「道化師(ピエロ)」は他の「詐欺師!ペテン師!」という言葉共々、イットのメタファー、モデルとなった存在への言葉として選ばれているんだと思います。
団結して言葉で闘い、小さくしてしまう、というあたりも合わせて。
bionさん、コメントありがとうございます。
あ、やっぱりキング出てました?教えて頂きありがとうございます。キングも小説いっぱいありますし、やはり次期スタン・リー狙いですかね?
巫女雷男さん、コメントありがとうございます。
そうなんですよねぇ。「えぇ、ピエロですけど何か?」で終わっちゃうような気がするんですよね。
でも、ペニー・ワイズさん攻めは大好きでも、受けには超弱かったですね!