「「ライフ」に通じるB級映画万歳精神!」ランペイジ 巨獣大乱闘 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
「ライフ」に通じるB級映画万歳精神!
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面白かったです。
主人公の不死身さはもはや人間の常識が一切通用しないレベルなのですが、ロック様ことドウェイン・ジョンソンということのみで説得力をもたせています(笑)
冒頭の宇宙ステーションのシーンは予想外の展開で引き込まれました。
2017年公開のジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ主演のSF・エイリアン・パニック映画「ライフ」を彷彿とさせる演出で、個人的には「ライフ」にもし続編があったらこの作品のように都会に出て大騒ぎっていう展開だろうなぁと勝手に想像して楽しんでおりました。
巨獣が出てくるシーンはとても工夫されていて楽しいのですが、登場人物の会話が中学生の会話レベルでヒドイ(笑)出て来る人間は一人残らずバカだし、最初にいた女の子と相棒のおっさんはどこにいった?ってくらい役柄の使い捨てのオンパレード。ザ・テキトー(笑)
また、物語を家族愛や友情という着地にするんだったら、ジョージに関しては解毒剤じゃなくて友情や家族愛で正気に戻って欲しかったし、ロック様も途中ジョージに対して見殺しにする描写(飛行機の格納庫でのシーン)があったりブレブレでここはどうにかして欲しかった。
ブレるのであればブレるなりにジョージに対して"あいつは友達だ"と言ってと助けようとした気持ちから"すまねぇ"と言って見殺しにする気持ちに至るきっかけや心情の変化をみせて欲しかった。
光る演出もあれば残念な演出もあり、少しもったいない。
ただし、午後のロードショーで観たら少し得した気分になれるくらいには面白い作品。
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