「流石!グレン・グローズ!」天才作家の妻 40年目の真実 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
流石!グレン・グローズ!
ノーベル文学賞を受賞した作家。しかし、彼の作品は、彼の妻が書いていた。
物語の舞台は。1992年と結構昔です。劇中、懐かしきコンコルドもCGで復活していたりしています。それにしても、フェイクニュースであふれている“いま”であれば、「あぁ、そう言う事も有り得るよね」と思いますが(まぁ、それでも、物凄いスキャンダルになりますが)、1992年にこんな事が起きていたら、想像を絶する大騒ぎになっていたに違いありません。
タイトルの通り、妻側に焦点があてられたものですが、その妻を演じたグレン・グローズが、(当然ですが)凄い。夫のノーベル文学賞受賞の報を聞いて、自分の心の葛藤と戦う表情、夫が称賛されるにしたがって強張っていく表情。素晴らしい演技です。第76回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞するのも納得です。アカデミー賞は、まだ結果が出ていませんが、当然、主演女優賞にノミネートされています。
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