劇場公開日 2018年11月16日

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人魚の眠る家のレビュー・感想・評価

全270件中、121~140件目を表示

4.0人の命とは?「生きた死体」を巡る家族たちの複雑に絡み合う物語

2018年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

前半は東野圭吾らしからぬ普通の家族ドラマかと思ったら、徐々におかしくなっていく母親の言動からそれぞれの想いが複雑に絡み合う心情サスペンスへと怒涛の展開があった。
様々な人間関係のサスペンスドラマを描いてきた東野圭吾の真骨頂ではないだろうか。

テクノロジーの進化により人間の生命までをも操れるようになった現代、そのモラルを問われ、そして「人の命とは」を改めて考えさせられる重厚な作品。

命と犯罪を天秤にかけるシーンでは観ているこちら側も言葉を失い、裁かれているようだった。

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もの語りたがり屋

2.5テーマ重すぎ

2018年12月10日
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テーマが重すぎて泣けませんでした。

でも 思うのは 人の生死を人が操作するのは疑問です。

まぁ 自分の子供がなにひとつ問題なく育ったから言えることかもしれませんが…

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mikity.com

4.0愛著と諦観

2018年12月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

 分子生物学の福岡伸一さんによると、生命とは自己複製のシステムだそうである。イメージとしては、砂浜の砂人形に絶えず砂が風で吹き付けられ、砂人形は新しい砂を常に取り入れて古い砂と入れ替えているというものである。生命とは川の流れの澱みのようなもので、一見すると変わらないように見えるが、中身は変化しつづけている。
 本作品は、現実社会でもいまだに答えの出ていないテーマを、ひとつの家族の物語として掘り下げている。人の死を判断するのは脳死なのか心臓死なのか、慣習なのか法律なのか、理性なのか感情なのか、社会なのか個人なのか。そういった様々な角度から人の死について問いを投げかけてくる。日常的に馴染みの薄いこの問題が、平凡な日常にいきなり降り掛かってきたとき、人は何をどのように選択すればいいのだろうか。

 篠原涼子は映画やドラマになると、CMやバラエティで見かける浅薄さとは打って変わって、豊かな表情に女の情念を感じさせる凄みのある演技をする。7月に見た舞台「アンナ・クリスティ」でもいい感じに乱れた女を演じていた。
 本作品では、いきなり放り込まれた極限状況に戸惑い、我を忘れたり取り戻したりしながらオロオロと生きていく女性を演じていた。かなり難しい役だったはずだが、ひとりの女性としての整合性は取れていたように感じる。
 西島秀俊は2代目社長の軽さを上手く演じていて、この浮薄さが新しいもの好きとなり、物語を進めることになる。この辺りの構成は流石に東野圭吾だ。かなり力業のストーリーであるにもかかわらず、無理なく自然に鑑賞できる。

 人は人に名前を付けることで愛著が生じるとブッダは言っている。愛著はすなわち執着であり、執着は苦厄に結びつく。子供に執着することで精神の自由を失っていく親の姿が、なんとも悲しい。諦観に達することで自由を再び取り戻すには、大きな試練を乗り越えなければならない。時空を超えて壮大なテーマの作品であった。

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耶馬英彦

4.0考えさせられた

2018年12月9日
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脳死に伴う臓器移植を取り上げた作品をいくつも観てきた。ドラマや映画は、どれも皆、最終的には臓器移植に至る結末で、そうならねば仕方ないのかな?と、何か心のどこかに引っかかるものが存在していた。
しかし、この作品の中で、これまでとは違った脳死を見せられ、考えさせられた。
脳死に向き合う家族の思い、それが綺麗事ではなく伝わってきた。
篠原涼子さんの、母親の愛情が時には狂気の様に変貌してしまうさまも伝わり、いい作品だった。

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麦ちゃん

3.0死の判断なんて出来ない

2018年12月8日
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「人魚の眠る家」
主人公たちの決断に自分だったら、とか思ってしまいました
悩んでも悩んでもきっと答は無いんでしょうねぇ…
しっかり泣いてしまいました(笑)
子供たちと松坂慶子さんが良かったなぁ☺️

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がちゃこ

4.0命の尊厳

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

その立場にならないとわからないですが、テーマが難しいですね。

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ひろりん

3.0子役の皆さんが素晴らしい

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

扱っているテーマが良かったと思います。
ファンタジーのようでいて、技術大国日本において、十分ありうる未来という気がしました。その中で家族の愛、脳死に対する考え方、幸せとは何か?と考えさせられる内容でした。
ラストシーン、弟のお誕生日会のところが印象的です。
子役の皆さんが本当に素晴らしく自然で、これが台本なのだと思えないような演技でした。アクティングコーチについてお芝居に臨む前に準備されていたのだと聞きました。
そこでどんなことを準備でやっていたのか、とても気になりました。
アクティングコーチってあまり聞きなれない言葉だけれど、ハリウッドなどでは有名な俳優さんも一緒に準備したりすると聞きました。
日本でも、大人の俳優さんもアクティングコーチが入ったらどうなるのか見てみたいなと思いました。

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みつ

3.0普通の(いい)映画でした

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ドラマとしての出来は他の映画と比べてかなり高いと思う。

それでもこの評価にしたのは
「自分が観たいものだったか」
「何度も観たい映画か」
という点ではNOだったため。

この映画はホラーでもサスペンスやミステリーでもなく、「脳死は人の死か」をテーマにした普通のドラマだという事に注意したい。
ホラーを想起させる演出があり、終盤どんでん返しがないかハラハラしていたが、気にせず安心して観てもらいたい。

暖かい涙ではなく、悲しみが強いため、自分はジワりこそすれ泣けなかったが、人によってはかなり泣けるかも。

余談だがこの映画最大のホラーは、坂口健太郎の彼女の存在。
かわいくて、ゆるふわで、動物病院のナースで、彼氏の趣味の話を喜んで聞いてくれて、結婚の約束や誕生日をほったらかしてかなり長期間放置しても一度謝っただけですべて許してくれる、包容力のある女性。

これこそ童貞の妄想が生んだ異形の存在なのかもしれない。

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やぶうちへび

4.0セリフが入ってくる。

2018年12月7日
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鑑賞方法:映画館

自分だったら…と、想像ができない域であった。
だから、余計にグッときた。
いいセリフが、いいシーンで、いいタイミングでしっかり入ってくるのは、きっと土台がいいからだろう。

ラストの流れは、残すべきか外した方がいいのか、相当悩んだんだろうなあ。
堤監督は外したかったんじゃないかなあ。

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4.5考えさせられた

2018年12月7日
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死について考えさせられました。
自分だったらどうするかな?とか終わったあともスッキリはしない、考えさせられる作品だなと思いました。

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もも

3.0脳死と臓器提供という医療問題を考えさせられる作品、自分にとっては終...

2018年12月7日
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鑑賞方法:映画館

脳死と臓器提供という医療問題を考えさせられる作品、自分にとっては終末医療をふとちらつかされた。東野の原作がしっかりしているから見られたが、西島くんなんだかいつも突っ立った様な演技でどの映画でも同じ口調、爽やかな中年のつもりだろうが、あんた出すぎなんだわ。

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かまちゃん

4.5守りたい大切な人

2018年12月7日
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#人魚の眠る家

公開前から気になっていてやっと観に行けました。
人の死の判定は心停止? 脳死?
人は2度死なない!理解はしていても分かりたくない。 それが大切な人なら尚更。
人は皆狂ってでも守りたいものがあると号泣しながらそう思いました😭

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結

4.0冷静になれるか

2018年12月6日
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死んでいるのに身体は生きている、だから死んではいないと、いや、死んでいるんだと冷静に我が子の事を判断できるだろうか…。
とてつもなく感情移入してしまい母親の行動が理解出来ます。子を愛する親なら奇跡だけを信じてそれが前向きだ、子供のためだと言い聞かせて周りが見えなくなるのは当然だと思います。
子供を本当に大切にしようと思わされました。

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hiryotan

3.0原作よりスッキリしてる

2018年12月4日
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タイトルに惹かれて買った本が映画化、
いつもなら映画をみて原作を読むのが多いので
頭の中で先を見ながらゆっくり観れました。

東野圭吾さん特有のごちゃっとした感じから
いくつか設定が省かれているからか、
スッキリとした印象でした。

キャスティングも良かった。
特に子役は3人とも幾つの時から演技の勉強してるの?!っと思う程上手。
1番は従姉妹の女の子、この先に期待。

あと監督を見ないでみたけど、最後堤監督の名前がクレジットされてびっくり(笑)
堤作品の中では上位の出来なのでは?

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まあこ

5.0命について

2018年12月3日
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頭で考えるのではなく、感じることが出来る映画だと思います。迷っているなら見るべきです。

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nomohiro-x

4.5考えさせられました。

2018年12月3日
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各々の取り巻く環境と、行動がもたらす様々な憶測。
守りたいものが何なのか?

お薦めです。

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100

2.5リアリティーがありすぎてこわくなる

2018年12月3日
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少し前(原作を読んだ頃)なら、こんな技術を信じられなかったし、ありえないと思っていたが、技術研究の進歩はめざましく実際にありえるかもと感じさせる映像、演技だった。もしも自分がと思うとこわすぎる。

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きみ

4.5取捨選択

2018年12月2日
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東野圭吾原作

絶対的話題作だし、
予告編観た時にあ〜これ絶対観るやつだわと
思ってしまってた作品で、



案の定、
私好みの映画でした。



ヒューマンミステリーだから
家族のお話だから
泣かせにかかってくる系かな、、

なんて思ったりもしてたけど



とにかく
何もかもが苦しい世界だった


何かを得るためには
必ず何かを失わなきゃならなくて

それが突然であったとしても
答えを出さなきゃいけない

この物語に出てくる人達は
きっと最初は私たちと同じ目線だったけど
一瞬にしてその立場に立ってしまった



選択を迷えば
答えを出せと急かされ

答えを出せば悲観され

何を選んでも正解じゃないって言われて
取り戻せる事象には限りがある事なんて
たぶん全員がわかっていたけど
それでも失くさないで持っていたいものを
必死に狂ってでも守ろうとしてた。
その強さ、あるいはその恐さが人間の愛情なんだろうなぁ、

それをお芝居で見せられる技量がほしい、、
熱量とか単純な言葉じゃなくて
表せられない事がもうすでに素晴らしい事で
素晴らしい役者さん達なんだなぁ、と思います。



捉え方とか見え方は人それぞれだろうし
現実的に考えるのも大事だけど
奇跡とか希望とか目に見えない抽象的なものを
信じられる綺麗な心を持っておきたいと、
ふと思いました。




何かが人間を超えてしまう瞬間の
例えばロボットとか、
そういう恐さが凄くありました
感情を持たないままに生きてても
結局人はだめになっちゃうから

綺麗事を言うつもりはないけど、
人と人が繋がって共鳴し合って生きて欲しいし
そういう世の中だと生きやすいですよね

生き難いって思う事沢山あるし
自分より下にいるなんて人を見つけて
安心しても惨めになるだけだから
自分をちゃんと認めて信じてあげられるようになりたいです、




私普通に生きてる時はあんまり現実に感情移入しないタイプなんですけど
映画とかお芝居観てると完全に持ってかれちゃうタイプなので

苦しいとか全部引きずってしまうけど
その感覚が大好きだから
この作品はいい意味で後を引く作品でした。
偽りの希望で終わらなかったところ、
凄く好みでした。
















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ただの女子高生

4.0泣けた…

2018年12月2日
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とにかく子役の女の子が可愛いらしいです。それが救われます。
にしても西島さんの棒読みな演技が自分はあまり好きじゃないなぁ…旦那さん役が田中さんの方が良かったなぁ。
あと川栄李奈さんも良い女優さんですよね、好きです。
映画で泣きたい人にはオススメです。

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凸子