人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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背筋が怖くてゾクッとした😩
子供も持つ親てして、共感できる部分もありましたが、そこまでするのかとちょっと引くシーンもありました。脳死と言う深いテーマで自分だったら、とうしている かな?と考えてしまうところもありました。個人的には、ホラー要素をすごく感じて泣けませんでした。
美しい
自分の子供が脳死状態になったら?
生きている様で死んでいる。死んでいる様で生きている。もし自分の子供がそうなったら。
死を受け入れる事の難しさ。
それは篠原涼子のヒステリックな演技が物語っている。また、西島秀俊の演技も素晴らしい。脳死状態の娘に「大きくなっなぁ」と声をかけるシーン。どこか空虚さを感じる演技があれば感情を全面に出すシーン。まさにヒステリックな妻を支える夫そのものに感じた。
そして所々で流れる音楽も素晴らしい。
美しく何処か悲しくも感じる。堤幸彦作品の中では間違いなく良作だろう。
内容は重いものだが、
一言で表すと「美しい」映画であった。
子役はよかったです
久々の邦画鑑賞でした。
篠原涼子さんと西島秀俊さんの演技に違和感を感じ、まずそこで置いてかれました。
出来事にたいしてのリアクションが薄く、物足りなかったです。
それを補填するためか、音楽の力業でシーンを成立させようとしている印象が強い。
音楽自体は美しいんですが…複雑な気分です。
包丁を向けるシーンの子役の方々には圧倒されました。若葉や生人が事故以来どれだけの重い思いを抱えて過ごしてきたのかが痛いほど伝わり、ここは泣きました。
ただし、展開は謎です。なにをもって死なのかを薫子が問いたかったとしても、瑞穂に包丁を向けることはできないのでは。。
子役だけ群を抜いて素晴らしかったのでなにか凝った演出か準備でもしていたのでしょうか。全編そのクオリティの映画にしてほしかったです。
総括すると、クライマックスシーンの子役の素晴らしい演技と川栄さんの可愛さでもたせてた映画だと私はおもいました。
恐怖が伝わる
生きているか、死んでいるのか。 人の恐怖心をうまくつたえられていた作品だと思う。 内容的には楽しい作品ではないですが、考えさせられました。 俳優陣、子役も含めて、演技がよくないとなりたたない内容でした。
東野圭吾ワールド
原作ファンです。 この作品の感じ方や泣けるかは人それぞれ…。 老若男女や年代で意見分かれる作品でしょう。 私は原作把握していて、あまり泣けなかった。ちょい泣きくらい。 原作も薄気味悪さ感じて、映画でも引くくらいの気持ち悪さだった。そこが東野圭吾作品。 映画枠内に上手く収められてて、色彩美も非常に美しかった。 小説を読んだときも自分の答えは出なかったし、今回映画見ても答え出なかった。 人の領域を越してしまっているけど、実際もう現実でも実現可能な領域なのだろうから恐ろしい… 答えも出ないし地に足が付かない気持ち悪さです(褒めてます 東野圭吾ワールドはこれが良い…これで良い。 薄気味悪くゾッとする話なのに、映画では美しく綺麗に仕立ててくれました。笑 東野圭吾シリーズは映画のキャスト選抜がいい。 最初と最後の少年が繋がったときはおぉっ!って思った。ほんとこゆとこ!
一瞬、物凄い映画かも、と思ったけど─
脳死問題、臓器提供の問題、医療の問題、家族の問題…様々な事柄を感じさせてくれる物凄い作品なのでは─と思いながら強い気持ちで作品を堪能。この作品の行き着くテーマは人間の根元の部分、つまりは生きるということはどういうことなのか…というところにまで到達してしまうのか!?大いなる期待を持って偉大な結末を待っていたのだが─。結果的に、ドラマティックな映画というところに落ち着いて、少しだけ…いや相当ガッカリしてしまった。 決して悪い作品だとは思わないけれど、前半のクオリティがあまりに高いと感じてしまっただけに、物語の終息のさせ方に身勝手な失望を抱いてしまったというところ。 異常な精神状態、暴走、エゴ…肯定できない事柄が描かれていて、それを断ち切るべく進んでいくべきものなのだろうが、あくまで個人的な願望としては、一方的な方向に突き進んでいって、新たな進化を見たかった。AIなんか駆使して…まぁそう思わせてくれるだけのパワーを持った作品だとは思う。知的でそれでいて創造性豊かなストーリーであることは間違いない。 撮影技術を含めた絵づくり、抑えつつも効果的な音楽、そして篠原涼子の演技、それらは文句なく最高のものだと感じた。 見終わって冷静に作品を眺めると、素晴らしい映画であることは確かだとは思うのだけれど、どうしても終わりが好きになれない。あの決断で終わってよかったのではなかろうか。まぁ勝手な戯言です。
ありがとう
母性と理性の釣り合いをとるには、
たくさんの時間と本人の納得が
必要でした。
この世には狂ってでも
守らなきゃいけないものがある。
そして子供のために狂えるのは
母親だけ。
そう、
狂った心を癒すのは、
時間と自分への納得。
選択の殺意の行為からくるシーンでの
若葉ちゃんの告白で、
自分以外にも、精神限界を
越えている存在を知った薫子は、
この状態を止める決断を
心の深層でしたんだと思います。
その結果、
瑞穂の姿を投影して、彼女の
ささやいた言葉をきっかけに
最後の決断の決心ができたんだと
理解しました。
それが、許しを欲する
薫子の深層心理だとしても…
心臓が止まる時が
人の死と信じる人の為に用意された
プロローグとエピローグでした。
心臓に宿る精神が描かれたのは
観客への救いです。
機械で動くうつわを、
人でない生き物に
偶像化した
悲しい おはなしでした。
大切なものが無くなるとき、
よりどころを
求めるのは、人の性。
あなたは、その時どうしますか?
何日たっても答えが
出ません。
それでも決めなくては、
いつか、
そんな時がきたら。
軽い気持ちで観たら
帰ってこれなくなりました。
それくらい、深い作品。
すごく心に響く
重く、苦しく、考えさせられる作品。
脳死を死亡とするのかどうか…医療ドラマや映画では必ずと言っていいほど題材にされる事が多いなか、スポットを家族中心に当て、また科学の進歩が垣間見える、私は新鮮で、衝撃的でした。
母親が子を思う強い気持ち
包丁を持ち出し発した言葉に涙しました。
国に決めてもらう。私は殺人罪に問われるなら嬉しい。
人は2度死なない。
一語一句合ってるわけではないですが、このようなニュアンスの言葉が衝撃的で、涙が止まらなかったです。
たしかに…愛する我が子の死を、認めるも認めないもお任せします。は困る。決められるわけがない、罪を犯してでも決めてくれ。
機械で動かすだけの身体、意思のない身体、でも触れば温かく、脊髄反射と分かっていながらも動く手
答えは家族1つ1つあるのだと思う。
せめてもの救いが家族はバラバラにはならなかったこと。母親に寄り添う母、妹、父親、息子。彼女の周りには人がたくさんいること。1人じゃないこと。また娘の心臓がたくましく生きていること
救いでした。
更地からの絢香のあいことばが流れたときは、心が少しスッとしました。うまく言葉が見つからないですが…
ただ、本当に素敵な作品に出会えたと思いました。
坂口健太郎さんも演技がみるみるうまくなってて感動!
母は強し
薫子が娘に包丁を向けた時に、一気に冷めた。
あれで本当に刺す展開を誰が予想するのだろう……?
あんだけ娘に愛情を注いでいた母親が、法律を問うために包丁を向けるって……一時的感情とはいえ、あまりに身勝手な行動かと。
あと、終盤の夢の中で娘と「さよなら」したから、娘の“脳死”を“死”として受け入れるっていうのも、「結局お前の気持ち次第かよ!」って話なわけで。
夢見た直後っていうのも作家都合だし、、、多分、ホンだダメ何だと思う。
テーマや設定とかはしっかりしているし、きっと原作は面白いんだろうけど、原作のバリューに頼り過ぎて、脚色を油断した印象でした。
辛辣で申し訳ない……。
原作超えの感動作!
脳死について考え、倫理観・死生感・正義感を問われる。 登場人物みんなの立場が理解でき、思いを共感できるため、ずっと心を締め付けられる。 篠原涼子・西島秀俊・坂口健太郎ら役者陣は勿論素晴らしいが、子役たちの見事な熱演で、東野圭吾原作を超える感動作になっている。
サイコ…
あのヒッチコックの映画を少しだけ思い出してしまった。 テーマは重い。生とみるか死とみるか。 親族以外は、すでに死んでいる。いや、親族ですら死んでると思ってしまう。 でも少しでも可能性があるのなら、少しでも長く生きていてほしい。 あのまま事が起きず、ずっと子供の面倒を見続けたとしたら… 心配停止でも、彼女は死を認めなくなってたかもしれない。 映画の感想は、正直観る前の予想を良くも悪くも全く裏切られた感じ。 もっと泣ける映画かと思ったのだけど。 所々泣けたりもしたけど、あのキャスト全員での号泣シーンは、泣けるどころか少し引いてしまった。 もっと考えさせて、答えを出さずに終わった方が良かったんじゃないのかなぁ…
子役の演技指導!?
二児の母です。子供を持つ親として、そして脳死ということについて、考えさせられながらも涙が止まりませんでした。 特に、今回は子役の演技が凄かったと思います。ただ泣くという演技をしている、ただ目を瞑らされている、という風にはとても思えず、それぞれが本当に何か魂から感じているようでした。 メイン子役3人が3人とも素晴らしかったので、子役のことを少し調べてみたところ、toriスタジオというアクティングスクール?のtoriさんという方が今回の子役の演技指導に関わったという記事を見つけました。 もちろん、子役にも元々才能があったとは思いますが、指導でどんな事をしたのか、個人的にはとても気になりました。
とにかく惹き込まれる作品
子役も含めて出てくる俳優さん皆の演技力が本当に高くて、物語の世界に開始直後からどんどん惹き込まれていきました。 私は開始30分以内にまず1回泣いて、後半はもうずっと泣いていて、エンドロールの途中で思い出してまた泣いて…終始本当に泣かされました。 予想はしていたけれど…最初からもうかなり重い展開です。 途中ちょっと間延び感もあるけれど、それは物語の中心に「脳死の少女を前にした周囲の人の葛藤」があるからかなとも思いました。 脳死の少女を前に、皆それぞれ自分を責めたり悩んだり、時には希望を抱いたり… 皆の感情むき出しな感じが、余計に色々考えさせられて涙が止まらなかったのかもしれません。 命について考えさせられる作品は沢山あるけれど、今まで見た中でもダントツで心にガツンと響いた作品でした。
重い映画
主治医に勧められて見に行きました。 私は、身体中が痛くてしんどくて。 死にたいと思っていたからだと思います。 死について考えさせられる映画でした。 子どもが脳死状態になった時、私はやっぱり受け入れられるかどうか分かりません。 でも、私自身は今まで脳死は人の死と認めてない所がありました。 しかし、脳死を受けいれ臓器移植をしてもいいと考えが変わりました。
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