シンプル・フェイバーのレビュー・感想・評価
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ステレオタイプを逆手に取ったブラックコメディ
リアリティなんて捨てて置け!とばかりに、戯画化されたキャラクターを演じるアナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーの潔さよ。しかし物語が進むにつれて「空気を読めないサエない主婦」と「誰もが憧れるキャリアウーマン」というステレオタイプが、人間の裏と表を描くための装置だったことに気づかされる。
主人公の二人は、結局は「主婦」「美女」という世間が作り出した枠に押し込められた女性であり、そしてそれぞれのやり方でその枠を打ち破ろうとしたのではないか。ろくでもない人間しか出てこないブラックコメディだが、それでもこの映画の女性たちはどこか痛快なのである。
セルフイメージを玩具するかのようにハジケまくったアナケンとライブリーだけでも見応えがあるし、その先の皮肉をバシッと決めた監督にも拍手。普通にジャンル映画を期待すると、戸惑う人もいそうですが。
ほんまよくペラペラペラペラとよくしゃべる女やわ
しゃべってない時無いなって感じの女が主役です。女二人姉妹の話はなんかの映画かドラマで聞いたような感じのストーリーでした。その女姉妹の話を現代のSNS事情を絡めて作った感じです。正直、名作とは思わないがおもしろくないこともない作品でした。
何度観ても騙される〜‼️❓
テレビの録画。
何度目かの鑑賞。
それでも、観たことすら忘れる。
観るステージごとに思い出して、そう、次第点などと余裕をかます。
でも、どんでん返しのたびに驚く。
それは二人のヒロインと彼のキャラと演技が凄いから。
何度観ても、テレビで観ても、予想を斜め上をいく凄い映画。
もしかして、私、認知症、オヨヨ。
でも、ミステリー最高映画🎞🎟🎬🎦是非。
湖の底から遺体で発見されたブレイク・ライブリー。 ここまで見て、この映画がサスペンスミステリーだと判った。 謎に包まれたブレイク・ライブリーのことをアナ・ケンドリックは調べ始めた。
動画配信で映画「シンプル・フェイバー」を見た。
劇場公開日 2019年3月8日
2018年製作/117分/PG12/アメリカ
原題:A Simple Favor
配給:ポニーキャニオン
アナ・ケンドリック
ブレイク・ライブリー
ヘンリー・ゴールディング
リンダ・カーデリーニ
ジーン・スマート
ルパート・フレンド
予備知識なしで見始めた。
アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーはママ友になった。
お互いに酒を飲み、小さい悩みや秘密を共有した。
ブレイク・ライブリーは小学生の息子をアナ・ケンドリックに預けたまま失踪して4日が経った。
そして湖の底から遺体で発見されたブレイク・ライブリー。
ここまで見て、この映画がサスペンスミステリーだと判った。
謎に包まれたブレイク・ライブリーのことをアナ・ケンドリックは調べ始めた。
そしてアナ・ケンドリックが知ることとなったブレイク・ライブリーの秘密とは?
大ヒットし興行的に成功したことで、この映画の続編が同じ主演者で撮られることがすでに決まっている。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
かかわった人全部負け
初めの10分は、何が起きるのかワクワクしながら魅入られました。典型的な尻すぼみ映画。アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーの顔合わせはいいケミストリーを生み出すようで役柄にもよくマッチしていると思います。
それにしても、かなり初歩的なトリックが使われていて、残念な気分になりました。クロはクロ、シロはシロかと思いきや、シロもクロだという結末には失望感が大きいです。原作がどの程度改変されたのか分かりませんが、このままなら、ひどい原作と言わざるを得ません。
アナの歌唱シーンはさりげなくダンスのおまけつきでファンにはうれしい演出。でも、映画の尺の長さを考えたら、思い切ってカットして良かったと思います。もう少し短くまとまっていたほうが、後半までの勢いができたはず。そのアナが、ストーリーを追っていく役なのに、途中で見る人の期待を裏切るような行動をするのでなんとなく嫌な気持ちになります。彼女を応援したくなくなるというか。
ブレイクは一見、悪役のようでいろいろ事情を抱えた難しい役柄。彼女にもう少し凄味があれば、奇抜な設定も説得力が生まれて引き込まれたに違いないと思います。女どうし秘密を告白する時に、お互いが嘘を見破るシークエンスは見事な心理戦で、映像が上手に見る人をリードします。この時のブレイクは見事な演技をしており、ファンとしては少し溜飲が下がりました。最近キャリアが落ち気味で、もう少し頑張って欲しいところ。
=====以下ネタバレ=====
ブレイクの役には不満しかない。現実直視で、実は視聴者の期待と興味は彼女に集まっているのに、安易な設定と最低限の説明だけで、役に説得力がなかった。双子を演じ分けるのに、顔のほくろのことにひとつも触れていないので気になってしょうがない。「タトゥーが一致するから本人」みたいな識別するなら、大胆な保険金詐欺を強調した演出にすればよかったのに。
アナの役にも不満が残る。コメディシーンでいい味を出しており、見る人の共感を得るのに、子供の世話をしているうちにブレイクの夫とも深い仲になるあたりは背徳感が漂い、その辺の葛藤が難しい。「女は複雑なのよ」とか言いたいのなら、まじめキャラは強調してほしくない。ブレイクが死んだ後、彼女のドレスとかバッグ、靴を処分するシークエンスでは、難しい心理描写があるだけに、二面性が上手く表現できてない。
監督にも、ちょっとがっかりした。女性を主人公にした映画を得意とするようで、今回メリッサ・マッカーシーとは組んでいないが、彼女のコメディは好きだっただけに、この顔合わせは新鮮で、新しい可能性に期待した分失望が大きい。
2020.2.19
弱肉強食
クライムサスペンスとしては
普通のストーリーだと思う。
コメディー要素がエグいから、
そういうの楽しめる人にはいいのかも。
主人公が、親友(?)に対して
どう落とし前つけるのかが
個人的に最大の見どころだったので、
ラストは肩透かし食らった。
強い奴が勝つ、だけだと、
ちと殺伐とし過ぎでないかねぇ…
サスペンスではないですね・・・
親しくなったママ友が行方不明になり、謎解きに興じることになる主人公の物語。
う~ん、何とレビューして良いか悩むような作品ですね。
サスペンスとしては特筆すべきものはなく、特にラストの展開は雑に感じられ戸惑いを覚えます。
ただ、それでも面白く感じるのは主人公ステファニーの人間性と、それをコミカルに描いているからなのでしょう。
シンママのステファニー。お道化ながらも、他人の目を気にしてすぐに謝ってしまう臆病な女性。
でも、『 狡猾 』
エミリーを親友と呼びながら、その「はっきりとした性格」、「キャリアウーマンの生活」、「素敵な夫」、そして「贅沢な暮らし」を羨望して止まない、妬んで止まない・・・そんな人間。
行方不明になったエミリーの家に上がり込み、そのドレスを着こみ、嬉々として謎解きを始める・・・そんな人間。
そう、エミリーを心配するのではなく、謎解きを『興じる』・・・そんな人間。
この映画は、そんな極めて人間臭いエミリーを時に笑い、時に腐し、時に共感する・・・そんな映画なのだと思います。
女性の好物でしょう
料理にファッションにミステリーとくれば女性の好物ばかり、「GAPにエルメスを合わせるな!」なんておすぎかピーコが言いそうなセリフも痺れますね。
存在感の薄い旦那同様、男の私も手練れの女性陣二人に振り回されっぱなし、何が真実で誰が悪いのかも半信半疑、思わせぶりな演出や女性の下ネタ、カミングアウトには閉口です、退屈はしませんでしたが、正直、疲れました。
一応ミステリーなので観てのお楽しみということで・・。
ひゅ〜うっ!アッメリカ〜!
スキャンダラスなドラマ調かな?と思って見たけど緊張感繋げつつ中だるみなくサスペンスなのに爆笑しながら楽しめる(書いてみると何言ってんの?な感想ですね笑)。
ゴーンガールっぽさありつつ別側面でのエグさもあって中々ブラックに笑えます。日本にも働く女と専業主婦のジレンマってあるけどアメリカ式はパンチ効いてんなぁ〜
全然関係ないのですが、見終わった後何だかgleeが見たくなりました。
いやこれはもう、アメリカ系ブラックジョークがいける口なら軽い気持ちで見てみて楽しめば良いんじゃない!って推していける1本です。
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