ロンドン、人生はじめますのレビュー・感想・評価
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コメディエンヌ、ダイアン・キートンのかすかな可能性
ロンドン近郊の高級住宅地、ハムステッドの森に小屋を建て、居住権を勝ち取ったホームレスに纏わる実話は、結果的に、タイアン・キートンのコメディエンヌとしての可能性をかすかにではあるが示した、と言えるのではないだろうか?かつて、盟友のウディ・アレンやスティーヴ・マーティン、はたまた今やセミリタイア状態にあるジャック・ニコルソン等を相手に、抜群の"間"で突っ込み&突っ込まれ演技を炸裂させて来たキートンが、70歳を過ぎた今、ゆるやかに身を任せられる相手、つまりブレンダン・グリーソンを見つけられたこと。そこに一安心のアメコメ・ファンは少なくないはずだ。過去の共演者たちに比べて極端に言葉数が少ないグリーソンを前に、務めて(もしくは体力的問題で)テンションを低く抑えたキートンに、熟年女性のナチュラルな可愛さを見出して、ハムステッドの緑が余計に目に染みた。
ここは牢獄だわ
何だか腑に落ちない話である。聞いた事はあるがそんなんで権利主張された日には本来の持ち主はどうなるの?それで金持ちにってなんだかなぁ。2人共に何もしていないでウダウダ言って、この映画の描きたかった事って何?
理想の老後
優柔不断なオバサンと、頑固で偏屈なオジサンのラブロマンス、これ大丈夫か!?と思いながら観ていたけど、全てのモヤモヤを吹っ切ってからのラスト5分が素敵過ぎて。
最後の場所、コッツウォルズかな?こんな綺麗で自然豊かなところで老後過ごせたら最高やな。
めちゃくちゃ素敵な住処を手に入れた2人、最高に自分らしい人生を始めるエンディングが爽やか。
年配ながら魅力的なダイアンキートン
ダイアンキートン扮する未亡人エミリーは、夫を亡くして1年経ち家族や友人ら皆に心配されていた。エミリーは気まぐれに双眼鏡を覗いていたらひとりの男性が目に入った。
夫が亡くなって借金やらいろいろ出て来ると残された者は後始末が大変だ。それに年をとってもときめきは必要だ。
ダイアンキートンは年配ながら魅力的で好きな女優さんなんだよね。こんな人がおせっかいやいてくれたら嬉しいよな。ほのぼのとした良い展開だったよ。
終の棲家はどこですか
おしゃれ感のある映画です
ロンドンというお国柄も含めて
まぶしい位の緑が心地いい
ダイアンキートンが知的で
オシャレでおもしろい!
何が大切か
要らないものは捨てて
シンプルに
人生 最期に誰と生きていきたいか
どんな家で暮らしたいか考えるきっかけに
なかなか映画の様にはいきませんが……
『若葉の頃』の50年後
実話に基づくそうだが、所詮、おとぎ話。
墓場での昼食場面は、『小さな恋のメロディー』の一場面。『若葉の頃』が流れる墓場で、二人でリンゴを食べるシーン。その50年後だ。
老人同士の愛、恋、SEX はあまり美しく感じない。勿論、僕の個人的見解。映画にする程の事じゃないだろう。そう云う事は若いうちに済ませて、後は孤独に一人で過ごしたい。社会と関わりを持つなら、個人的な関わりでは駄目だと僕は考える。何故なら、愛する人は、どちらかが先に天に召される訳で、その時の喪失感が僕には耐えられない。
まぁ、この映画も概ねそう云う事を言っていると僕は感じた。やっばり、酸いも甘いも分かっているわけだから、お互いの立場を譲る事は出来ないと思う。
ダイアン・キートンさんがステキ
1枚のジャケットを小物使いで何通りにも着こなすダイアン・キートンさん。年を重ねてなお、チャーミングでおしゃれだった。
お話は少し出来すぎかなと思ったが、実話と知ってびっくり!こんなこともあるんだぁと明るい気分で見られる作品。
ファッションは参考にしたいです
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
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ダイアン・キートン好きの知り合いがいるので観て来ましたが
なんかやっつけ映画っぽくて、寂しい。
私の定義する「やっつけ映画」とは
このキャストで、舞台はここで、こんな内容なら皆んな観るっしょ!
みたいな、いかにもな映画の事です(笑)
月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
ホームレスの話は実話とのことですが
ダイアン・キートンありきの脚本になっていて
いい話っぽく進んでいきますが、
結局、あの病院の素敵な建物も、豊かな緑の空間も
ええ、そういう事になっちゃうんだ〜〜
なんだか騙された感が〜〜
まあ、しょうがないか〜〜
主演のダイアン・キートンは72歳
この映画の設定ではもうちょっと若いのかな?
72歳でも5〜6センチはありそうなヒールのブーツを履いて、
細身のパンツにジャケットにベルト。
役の上とは言え、あまり楽に逃げないファッションは
素敵だな〜〜と思います。
みんなが思ういわゆるお婆様チックな服装では無くて
もっと知的な働く女性感がを出してますね。
ここはできれば真似したい!!
@もう一度観るなら?「地上波とかで偶然出会えば、観るかも」
基本的に人を信じられなくなった人には、こんな事あるの?と思ってしま...
基本的に人を信じられなくなった人には、こんな事あるの?と思ってしまう。だって、嘘つかれた、騙された、と言う人が少なからず周りに多い。誰かを傷つけても良い思いをしようとする人が多すぎる。だから、映画として成り立つのかも。
素敵なホームレス
立ち退き問題での公判が山場だったりするのですが、イギリスでは12年間その居住した事実を証明できれば自分の土地・建物になるらしい。ちなみに日本では知らないで住み続けた場合は10年、他人の土地だと知っていて居住し続ければ20年という時効により取得できる。そのためには「ここは私の土地だ」と宣言しなければならないとか、固定資産税はどうなるかとかの問題もあるようです。
これが実話を基にした話だというから、世の中面白いものです。ただし、エミリーとドナルドの恋物語は創作なのでしょうけど、この熟年の二人がとにかく魅力的。ロハスな生活と世俗から離れた仙人のようなもの。だけど、信念は持ってるし知識も豊富。老後はこんなのもいいかな~という憧れもある反面、恵まれた家電製品やネットや友人たち、そして大好きな映画までも放棄しなければならない・・・やっぱ無理だ。
ホームレス狩りとか非人間的な殺人事件も最近ありましたが、人の命はかけがいのないものだと教えられなかったのでしょうか。心が痛みます。コロナの影響で元の世界には戻れないと発言する人もいますけど、こうした自然に溶け込む生活力があれば生きていけるのかもしれません。
ダイアン・キートンは本当に素敵。老後を一緒に過ごしたくなる女性だと思う。金持ちの夫人たちや会計士なんかもその魅力に取りつかれたのでしょう。ただ、ちょっとお嬢さん暮らしの影響が抜け切れてなかったようですが・・・
【ダイアン・キートンとブレンダン・グリーソンが演じる思わぬ出会いと恋の物語をロンドン郊外の美しいヒースを背景に描き出す】
ロンドン郊外の美しいヒース広がるハムステッドを舞台にした未亡人エミリー(ダイアン・キートン)と自由人ドナルド(ブレンダン・グリーソン)の余り宜しくない出会いからの、徐々に距離を縮めていく姿が観ていて微笑ましい小品。
ちなみに、ドナルドは実在の人物がモデルだそうで、スクウォッター(無断居住者)の権利の歴史も学んだ作品。(現在は法改正がされたが)
<いかにも英国的なリベラルな気風溢れる鑑賞後、爽やかな気分になる作品>
<2018年4月28日 劇場にて鑑賞>
ブレンダン・グリーソン祭開始(ニッチすぎる)
『ミスター・メルセデス』でブレンダン・グリーソンにハマったので祭を始めることにした。
『マイ・ルーム』公開時以来だから20年振りにダイアン・キートンを拝見した。年はとったけど相変わらずチャーミングだ。無理しすぎてないけど若々しく見えるファッションもいい。ブレンダンも着替えたら渋ーいおじ(い)さまに大変身。あと近所のボスおばさまが加賀まりこさんかと思ったら、『ファントム・スレッド』のお姉さん(レスリー・マンピル)だった。
お話は…シネスイッチ銀座でかかりそうな映画、って何言ってるか伝わらないか。
どっちつかずでグズグズして目の前の問題から目をそらし続けてしまっていた女性が、前へ進み出すというのが話の肝かなのだが、終盤の二人の今後のところはちょっとそれどうなのと疑問にも思ったが、ドナルドが過去に囚われて閉じこもっているのも、その通りに思えたので、あのエンディングなら許容範囲内だった。旦那の墓に当たり散らすところ好き。
なお途中で彼を家に呼んでいい雰囲気になっていくので、もしやベッドシーンかなとワクワクしたら、事後のシーンにとんでいてずっこけた。いやいいけどね。いいんだけどね。ダイアンではなくブレンダンの水浴びとバスタブで泡泡のサービスカット(違います)は有り。
君の今までの闘いをすべて教えてくれ
映画「ロンドン、人生はじめます」(ジョエル・ホプキンス監督)から。
ハッピィエンドと言えるかどうかわからないけど、
う~ん・・ちょっと予想していた展開と違ったなぁ、が本音。
メモした台詞の中で、輝いていたのは、
まだ、主役の2人が知り合ってまもない頃の会話。
何年もホームレスに近い状態で、手作りの小さな小屋に住む男性は、
多くの嫌がらせを受けながらも、必死で生きてきた。
それを偶然の出会いで知り合った、高級マンションに住む女性が、
いかにもわかったような口ぶりで、彼を諭すように言う。
「立ち退き要求は初めてじゃないんでしょ?
ここで暮らしたいなら闘わなきゃ」と。
その言い方にムッときたのか、彼は毅然とした態度で言い返す。
「君の今までの闘いをすべて教えてくれ。
自らの信条に従って負ったリスクはあるか?
他人の人生にも影響を与えるようなリスクだ」
胸がスッとした瞬間であった。
映画の中だけでなく、私たちの暮らす社会でもよくあること。
経験したことのない人が、分かり顔で言うシーンに出会うと、
私も同じことを思っていたから。
今度から、この台詞、使ってみようかなぁ。
キウイパック可愛かった♡
堅物なドナルドが風呂上がりにキウイパック🥝で
ワオ!と脅かしたのが凄く可愛くてほっこりした〜♡
ジェームズが、トレンディエンジェルのたかしに見えてしゃーない!!(笑)
ドナルドが、20歳年下の女性とフランス🇫🇷に行ってなくてよかった!
めでたしめでたし、とはこの映画のこと。👏
慈善の心
邦題からは、慈善活動の延長にあるお話とは分からなかった。
ホームレスと恋に落ちたり、ホームレス役が意外に博識だったり、理解しがたい面もあった。
そこは、経済危機後であることや、何故、主人公が慈善活動をしているのか、何故、ホームレスになったのかなど、背景をもう少し描くと分かりやすくなって良いのではないか。
全体としては、緑が美しくて、ロンドンを堪能できたので、良かったと思う。
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