「死の淵から蘇る」ビューティフル・デイ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
死の淵から蘇る
地獄の日々を送る主人公の
死の淵から浮上出来ない日々。
つまらない日常から抜け出すきっかけをくれるような
爽快な物語であってくれ!と
題名を見た時は思ったが、さすがホアキンフェニックス
そんなわけなかった。
過去のトラウマから逃れられない主人公の鬱々とした
気分をこれでもかと見せつけられた。
ハンマーでブチ殺す事で、鬱屈した日々をぶち壊そうと
してるかのようだった。
難解なように見えて実にシンプル、
気付けば主人公を縛る全ての物は消え去り、
少女という希望が目の前に。
昨日までの自分は死んだ、誰が見ても分かる
銃による自殺シーンはインパクトあった。
重苦しいけど、何か小さな希望を手にしたような
気持ち良い映画でもあった。
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