ビューティフル・デイのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ

劇場公開日 2018年6月1日
61件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

ホアキン・フェニックスの人物造形が画期的!

幼い頃に受けた虐待、戦場体験によるPTSD、慢性的不眠症、等々、日々朦朧としながら暮らす主人公、ジョーだが、生業にしている失踪者捜索を邪魔する刺客が現れると、一気にやる気が沸点に達し、相手をハンマーで殴り殺してしまう。その緩急の落差が最大の見せ場とも言える。ホアキン・フェニックスが疲れ切った表情とボリューミィな肉体を時折鏡に写しながら演じる夢遊病者のような人物造形は画期的だ。噴出する血液の量も半端ないクライム・サスペンスは、同時に、現実と幻覚の境目を取り払い、観客を全く別のジャンルへと運び去ろうとする。境目の判断は人それぞれ。映画の醍醐味を存分に味合わせてくれる、上半期を代表する1本だ。

MP
MPさん / 2018年6月10日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 3 件)

映像のリズム、空気、感情の流れ。全ての瞬間にシビれずにいられない

久方ぶりのリン・ラムジー監督作のお目見えである。彼女の独特の浮遊するような映像感覚や色彩に飛んだ心理描写は相も変わらず健在。しかもどれを取ってみても一筋縄ではいかない。全てを可能な限り映像言語で伝えようとするため、時に重要な描写をあっさりと省略したりも。だが、そこで生まれる変則的かつソリッドなテンポとリズムこそが、本作の緊張と焦燥感の溢れる「鼓動」を形作っていくのである。

さらに時系列を無視するかのように、過去の幾つかの出来事が記憶の洪水のように主人公の胸にこみ上げる箇所がある。原作小説ではわかりやすく記述してある事柄でも、本作ではほんの数秒のフラッシュバックで差し込まれるのみ。一見すると不親切にも思える演出だが、ここでもホアキンとラムジー、音楽担当のグリーンウッドが巻き起こすケミストリーが観客をなんとも不思議な境地へ誘ってやまない。難しく考えず、作品世界を泳ぐように楽しみたい一作だ。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2018年5月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 5 件)

おもしろかった

おもしろかった

かたか
かたかさん / 2018年10月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

圧倒的なホアキン・フェニックスの存在感

リン・ラムジー×ホアキン・フェニックス!実に強力なタッグだ。カンヌでは男優賞と脚本賞を受賞したとのこと。

軍隊時代のトラウマが原因か、異常な暴力性と優しさを合わせ持つ、心が壊れた主人公を演じるホアキンの存在感は無敵だ。

行方不明の少女を探し生計を立てるも、母親との実に真っ当な関係性が泣かせる。

ホアキンの心の振れを増幅させるが如きラムジーの演出はやはりインパクトがある。単なるバイオレンススリラーに留まらない傑作だ。

まっくん a.k.a. エロくそチキン
まっくん a.k.a. エロくそチキンさん / 2018年9月26日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

鋭い

仕事の要件ぐらいでセリフが極端に少なく、主人公のトラウマのフラッシュ・バックを含み、気色の悪い演技で説明される。尖った音楽が最高。

cpeg
cpegさん / 2018年9月6日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

NYの片隅で年老いた母と暮らすジョーは過去のトラウマに苛まれながら... ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

NYの片隅で年老いた母と暮らすジョーは過去のトラウマに苛まれながらも行方不明となった少女を見つけて親の元に帰すことで生計を立てていた。ある日上院議員のヴォットに引き合わされたジョーは行方不明になった娘ニーナを救い出し誘拐した連中を痛めつけて欲しいとの依頼を受ける。ニーナが売春宿にいることをつきとめたジョーはハンマー一つで乱入し難なくニーナを保護するが、ニーナは感情を失っていた。裏寂れたモーテルでヴォットを待つ二人はテレビでヴォットが飛び降り自殺をしたというニュースを見てしまう。
鎮痛剤を手放せないほどに重いジョーの抱えるトラウマはボロ切れのように放り込まれるフラッシュバック映像で暗示されるのみ。物語を導くような台詞もなく、過酷な運命に晒されながらも感情を露わにすることのないジョーとニーナがただただ美しい。全編血塗れで明け透けなバイオレンスがのたうち回っているのに直接的な暴力シーンはほとんどなく、黒ずんだ血の海に沈んだ死体があちらこちらに転がっている様は氷のように冷たい。サントラの使い方が独特で、とりわけシャーリーンの『愛はかげろうのように』の引用は凶悪。ホアキン・フェニックスが醸す哀愁とニーナを演じるエカテリーナ・サムソノフの美しさがとにかく印象的。この映画にこの邦題をつけたセンスとチャレンジには頭が下がります、素晴らしいです。

よね
よねさん / 2018年8月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

大きな男が震える様は ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

あなたは今までに一度も此処にはいたことがなかった。
You were never really here という原題を頑張ってニュアンスを掴みたい感じで訳するとこんな感じかなぁと思います。

大きな音の映画は苦手なほうだけど、この映画の音は嫌いじゃなかった。
体の大きな男が、自殺願望を抱えていて、うまく生きられない様が切なかった。
母親との関係はそんなに悪いように見えなかったから、フラッシュバックしていたのは父親の暴力かな?
机の下に隠れる姉か妹のこわばった表情、お皿の割れる音、見ている側のトラウマも刺激されました。

家出少女を回収に行ったら、警察に家出少女を奪われ、依頼人である家出少女の父親、もともとの仕事仲間から、母親まで惨殺されていて、誰になんで狙われるかは不明なまま進みます。
そしてジョーがなぜ家出少女を助けることに固執したかも不明です。

ある情報から無理やり読み解くと、家出少女を助けることはかつての自分や、姉妹を助けることなのかなーってこと。

家出少女とダイナーにいて、殺される妄想をしたシーンは、え、マジで殺された?と思って、ひぃって声が出ました(隣の方すみませんでした)。

説明のない進行も嫌でなくて、生き残った二人の関係などもよくわからないけれど、なんかちょっと救われた感じがしました。

ジョーが目を開いたまま、涙をぽろりと落とすシーンは、こっちも同じように涙が落ちました。
この涙が何か、私は説明をする術がありません。
言葉で掬えないものが、水になってこぼれたのかもしれません。

家出少女ちゃんが、すっごくかわいかったです。

だいず
だいずさん / 2018年8月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

緑色のグミ ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ホアキンフェニックス
毒気が増しましたね〜

BGMが合ってましたね
好きですね〜この感じ‼︎

台所で寝そべって
母親を殺した男の最後を
手を繋ぎながら看取るって不思議なシーンでしたね

オリビアニュートンジョンの曲
あんな詩だったんですね

違いました。
シャーリンでした(笑)

小鳥がさえずり幸せね〜みたいな歌だと思ってましが
全然違う(笑)

武器がハンマーとか映像も好みなのですが
もっとハードなシーンが欲しかったです。
内容的にはイマイチ乗り切れませんでした。

ラストも
微妙だったな

snowball
snowballさん / 2018年8月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

残虐性の理由 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ハンマーを使う仕事人。シンジケートからの救出劇。政治家と裏社会の一体構造。イラクかアフガンでの後悔しか無い体験。幼児期の恐怖体験。救い出せなかった女性たちの無残な光景。軽い自殺願望と倒錯的自傷行為。逆説的タイトル。非音楽的B G M,予想し得る中での最悪を辿って行くストーリーライン(主役を除き)。

構成要素を挙げてくと、やはり陳腐感は否めないし、心かきむしる様なメッセージもないんだけど、共感はおぼえる。

ラストの朝食の場面。あのまま終わってたとしても普通に受け入れてしまっただろうし、そこで、今日は良い日よ、なんてセリフで完結するのかとも思いました。

彼の残虐性の理由は、自分自身を叩きつぶしてしまいたいから。ニーナは知事の喉を掻き切りながら、食事を取ります。男と同じ心理まで行き着いたことを示唆している様にも見え。だから最後の、今日は良い日、の言葉の真意が見えない。

いずれにしても、過去エピソードが解りにく過ぎ。進度、遅すぎ。この類の過去作と比較されるのは不可避でしょう。あの二作とは心のどっかで比べてしまう。

むしろこの後の、「ほぼ終わってる二人の逃避行」の方が、気になってしょうがないんだが。。。

bloodtrail
bloodtrailさん / 2018年8月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

濃密な展開に溺れる

人の心に潜む闇を鋭利に切り取る、刀のような作品。濃密に展開していく物語を彩る能動的な音楽もこの映画を鋭くする。
一つ一つのショットが美しく、まさにビューティフル。
現実的で、それでいて現実から逸脱する矛盾すら魅力的で、溺れていく。

あおおに
あおおにさん / 2018年8月14日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

異色作

一体今何が起きているのか、十分理解できないシーンもあったがフラッシュバックを上手く交錯させてセリフの少ない主人公の心を見事に表現している。孤独な男と全てを失った少女、二人の演技力も素晴らしい。最後のシーンでの少女の存在にはゾクッとした。
2018-140

隣組
隣組さん / 2018年7月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

とてもよかった ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 お母さんを殺した相手が死ぬ間際にホアキン・フェニックスの手を握って一緒にシャーリーンを歌うのだが、その歌詞があまりの内容で驚いた。人生の暗闇をあんな美しいメロディで歌っていたと初めて知って、見終えた後に歌詞を検索して読んだ。

 時折挿入されるフラッシュバックがトラウマなのかな、あんまり意味が分からなかった。詳細に伝える気もない表現なので分からなくてもいいと思う。

 主人公はお母さんの介護をしており、あんな年の男にとってはさぞ負担だっただろうけど、とても親身にお世話をしていて背負うものがあるのが有難い時もあるなあとなんだか身にしみた。

 女の子が美しかった。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2018年7月25日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

う~ん

タクシードライバーの路線を狙ったんですかね?名作には近づけませんでしたね。

aki007
aki007さん / 2018年7月25日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

演技は良いのに、いまひとつ伝わらない

いまひとつ乗り切れませんでした。
ホアキン・フェニックスの演技は良かったし、映像も悪くなかったんですけどね。

根底に流れている部分が、いまひとつ理解できず、いろんな表現がしてあっても、上辺のものに感じてしまいます。

それからグリーンウッドの音楽は、もう少し控えめにしてほしいなと思います。
映像より音が前に出ちゃうのは、飽きます。

デュエットするシーンは面白かったです。

凪
さん / 2018年7月19日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

間が長い

余白と余韻で観る者の感性と想像に委ねる作りとしては、あまりにも一つ一つのシーンの間が長く疲れる。
ところどころ出てくるカウントダウン、因果関係と繋がりを理解するのもしんどい。
好みが別れるかな😔

さんにん@㌦㌦
さんにん@㌦㌦さん / 2018年7月17日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

レオンを彷彿とさせる

が、意外と呆気ない幕切れに少々驚き。裏側がたくさんあって興味が惹かれたが、明かされぬままのNotスッキリ感。前半部分も長かったな〜。

Miyan
Miyanさん / 2018年7月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

タイトな映像と音

キリキリとハートを削りにくるストーリー。それを巧みに盛り上げる細かいカットと効果的な音。状況も登場人物の過去もトラウマも、みな映像で分からせる演出で実に映画らしい映画。
エグいので誰彼に勧められないけれど傑作です

ユウコ
ユウコさん / 2018年7月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

音楽と映像が素敵です

原作のハードボイルド感を残した、素晴らしい映像化!レオンとマチルダを彷彿とさせる流れまであり、小品ながら満足度は高いです。音楽も素晴らしく、少し前のヒットが切なさを駆り立てます。
タイトルは、原題の和訳を考えれば、これで正解なのだと思います。

kazmat
kazmatさん / 2018年7月7日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

大好き ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

素晴らしい。血と暴力とトラウマと幻想性。省略と抑制の効いた演出で紡がれるのは奇妙な殺し屋と少女の物語。

鋭利かつ硬質なショットとキレのある編集。説明台詞を排した演出が冴え渡っている。
ジャンル映画の枠組みを借りつつも、そこから逸脱/脱臼する奇妙で美しさを讃えた抒情性もある。映画の娯楽性・ジャンル感と芸術的側面もきちんと融合している。

パーカッションや打ち込みによる不規則性と規則性を往還するリズム主導の音楽が、主人公の内面的錯乱・苦悩状態を体感させてくれる。物語世界で鳴っている音と劇伴が明確に区別されず溶け合っているような箇所が何度もあり、それがまたよかった。ジョニー・グリーンウッドは毎回いい仕事をしていると思う。

髭ボーボーでずっしりした体躯、虚ろな目で虚無を抱えるホアキン・フェニックスも存在感があっていい。楔のように打ち込まれるフラッシュバックが常にタナトスの方へと彼を誘引するが、あのフィジカルな存在感で辛うじて現世へ繋ぎ止められているような説得力がある。

湖の中での美しい水葬シーンや、シャーリーン『愛はかげろうのように』を使った奇妙な演出など、幻想的な場面が符牒のようにあらわれる。

そして、出番はそれほどでもないが、無垢で残酷な存在感を強烈に残すエカテリーナ・サムソノフという発見も嬉しい。

ハンマー映画に新たなる傑作誕生か。ほんと好き。

ヴィアゼムスキー
ヴィアゼムスキーさん / 2018年7月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

銃器を使わない方がより暴力的に観える

『パンズ・ラビリンス』でも『プリズナーズ』でもそうだったが銃器を使わない方がよっぽどキツイ暴力描写になる。トンカチが流行りなのか?
最初の奪還時は防犯カメラ越しのカット割りで、2度目の奪還時は防犯カメラ風にカット割りしているのが面白い。
最初ホアキンが髭もじゃすぎて誰だかわからなかった。

なお
なおさん / 2018年7月4日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

61件中、1~20件目を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi