「過激な血の描写でまさかの涙」ビューティフル・デイ SHさんの映画レビュー(感想・評価)
過激な血の描写でまさかの涙
断片的なフラッシュバックが説明もなく突然差し込まれるし、主人公の背景もあまり分からない。要するに、非常に分かりづらいままに物語が展開していき、終始もやもやした感情をぬぐい去ることはできなかった。
それでも、相当作品の中に引き込まれたし、非常に過激で残忍な殺戮に涙まで催してしまった。
複雑に入り組んだ映像は、いずれも力強くて素晴らしいと感じた。そこに効果的な音響や音楽が組み合わさって、見事なまでに感情を揺さぶった。
これは全くのフィクションだという付け加えに、結構引いてしまうのだが─醜悪な事件や暴力の連続だから…─、とても架空の絵空事ととは思えないところもあり、フィクションではあるけれど真実をついていると思って見ると、より感情移入ができるはず。
複雑な役柄のホアキン・フェニックスと麗しい少女に関しては言わずもがな─。
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