15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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評価の分かれる作品
クリントイーストウッドということで期待しすぎたかもしれない。
正直、中盤のヨーロッパ観光旅行を楽しむ主人公達の行動に眠たくなってしまった。
事件の当事者を役者として起用するという試みは新しいし、高齢のクリントイーストウッドがその試みにチャレンジしようとする姿勢には心からリスペクトしている。
が、私にはあの間延び感を楽しむことはできなかった。
テロが身近に起こる国の方々とは感じ方が違うことも要因なのかもしれない。きっと私には見ていてもわかってないことが多いのだろう。
残念ながら、厳しい評価になってしまった。
少し間延び感は否めない
3人の青年が電車内テロを止めるのを3人の人生を振り返りながら見ていくといった内容。
実際にあった事件と言うことでアクション映画さながらのド派手な銃撃戦ではなく、相手に武器を使わせないように鎮圧するという感じがよりリアルさ、生々しさが表現されていてよかった。
冒頭からテロのシーンとなるが3人の幼少期からの成長ストーリーが合間合間に挿入され、犯人を取り押さえるシーンの前に3人の過去のストーリーが終わるため、どのような心境で行動に出たのかが無理なくわかりやすく理解できるいい作品だった。
ただ逆にいうと事件のシーンだけではすぐに終わってしまうために3人の過去を合間に挟むという方法をとっていたため、早く取り押さえのシーンを見たかった自分としては引っ張られてるなと感じた。
総評としてはとてもリアルで、登場人物達の誇り等しっかり描けており、良い作品だったと思う
なんとも、、、
普通の人の普通な話
「(どんなことがあっても、)正義のためなら、行動するのです。
「(どんなことがあっても、)正義のためなら、行動するのです。」
ストーリーとしては、倒叙的に展開するのかと思いきや、
話の三分のニは、犯人を追いつめた3人の中学時代から成長を描きつつも、時々挿入される事件の場面ハラハラさせられる。これが監督の制作する手法か?リアリティが増幅する。
スペンサーを中心に描かれている。過去と現実の構築が上手い!と
思った。イーストウッドの作品を映画館で観させて頂くのは初めて
時間軸がフラフラしているのに、1本の完成された作品に仕上がっている。脱帽だ。3人の演技も素人とは思えない。
15時17分パリ行のこの列車に乗り合わせたという偶然と列車の中の緊迫感が上手く調合され半端ない。あの狭いスペースでの車内撮影はお見事。しかも、列車が、すれ違うという設定。何も言えねぇ。
フランスの田園を駆け抜けていく一筋の列車の美しさは、垂涎もの。
スペンサーが、事件後、列車を目の前にして語ったことに
涙が止まらなかった。まさに極上の感動。
「映画の素晴らしさ」を再認識をさせられた。
生々しい
当事者による実演を知らなかったら?
当事者によるテロ事件の再現ドラマで、ラストシーンは本物の記録フィルムなのかな?
だけどラストシーンに、今まで演じていた本人たちが映っているのを見て、改めて現実に起きたことと気づいて衝撃を受けました。虚構と現実を混ぜながら、最後の叙勲シーンへの流れは素晴らしく、オランド大統領のスピーチも感動的です。
ここで、初めて観客が本人出演に気づくと言う演出だったら、愕然としただろうな。
ブレない信念が人を救うという美談
ブレない信念が人を救うという美談、が、英雄三部作(と、勝手にまとめた、アメリカンスナイパーとハドソン川)の共通項なのかな、と解釈しています。
壮絶な事件の救出劇描写があっさりしすぎ、との評価もよく見かけますが、映画化しなければ見ることのできなかった三人の少年時代の葛藤や価値観に焦点をあてているところにメッセージがあるのだと思います。
当事者起用の斬新さもさることながら、本人たちの子ども時代をリアリスティックに再現できるちょい似の子役を発掘しているのも、地味に素晴らしいと思ってしまいました。
子ども時代のスペンサーの部屋に「硫黄島からの手紙」のポスターが貼ってあるという小ネタ、見逃さなかったですよ。
実話以上?
凄いけど…
遅ればせながら
前評判が良く、その後落ちたみたいでどうしょうか迷い、覚悟してみました。
実話はドラマチックじゃなく、淡々としてみえるので。
でも、大丈夫だった、成る程そう言う幼少期を過ぎ、こうなったのね、さぞかし母は誇らしいことでしょ、問題児扱いされて、でも息子を信じた母は偉い。あの校長をはじめ教師の皮肉とも感じる怠慢な態度、監督は強調したかったのか、、酷いね。あれじゃまともな大人に育たない、すぐ薬ずけ。
今のアメリカの現状を揶揄してるように感じた。こどもの頃からリアルな銃でザバゲイ。ちょっと怖い。
ふたりが兵士で訓練受けてるから動けたんだ、素人には無理。でも演技は素人とは思えない。非とを助ける仕事に就きたいとその志を貫いた素晴らしい意思だ。
本人起用で伝わるもの
正直今期の映画で1番期待薄だった今作
予告だけを観て、実話とのことだったのでエピソードもレビューも敢えて深く調べなくて正解だった
構成はリアルタイム、幼少期、列車に乗り込むまでの時間軸を丁寧に(ほんと無駄ではないかと思われるぐらい)描き、ラストに至るというスタイル
スペンサーとアンソニー、後から合流するアレクのあまりにも日常的なヨーロッパ観光の模様が永遠と繰り広げられる様で、意見が分かれる要因はこれかと悟った
音響関係に詳しくないので割愛するが、幼少期と現在と映し方に差があって、佐藤政道さんのNAが入ればさながら奇跡体験であるというほどにこれが映画であることを忘れていた
自分的にはナシではなかったようで、3人の観光は普通に楽しそうだったし海外未経験身からしたらあちらの日常的なホテルや景観は目新しく退屈せず観られた
ラストの展開もこれまた映画であることを忘れたというか、ザ映画的な展開はというと恐らく予告の緊張感がピークだろう
実話を基にした作品で、まさかの3人ともども本人役で出演という前代未聞の実験的な試みには感服した
その割には経験者でないかというくらい自然だったが…
幼少期、現在軸のゆるい観光模様はなくてはならない、これまでの絆と想いあってこそのラストの収束劇たと思うと感慨深い
映画を超えたドキュメンタリー体験だった
本国ではどちらかというと批判的な意見が多いようだけど、国民性というかなんというか比較的日本では受け入られている模様
公開からしばらく経っているせいなのか、上映シアターが4dxだったのは未だに謎
気付かぬ間に実は機能が仕事していた…?
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