15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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何が要因かは分からないが
イーストウッド監督作品が好きで毎回楽しみにしています。
今回のこの映画は本人役を本人達が演じており、その中であまり芝居感や違和感を感じさせないすごさがありました。
主人公の葛藤などの面では、集中した描写はなく、なんとなく流れる風景がメインなのですが、冒頭の子供時代の描写のせいか、最後の二十分の彼らの行動にのめり込み興奮し、何が訳の分からない涙を浮かべる自分がいました。
言葉で表すことが難しいですが、心をえぐられる作品には間違いないと思います。
単純にいいことをした善人のヒーロームービーとしてではない感動があると思います。
平和な道具
最初は幼少期から。
クリントらしくない現代っぽい撮影。
そう、現代に起きたテロのついての映画なのだ。
しかも出演してるのは本人というから驚いた。
だけど描写は、やはりずば抜けて素晴らしい。
母親たちは子供に悩まされつつも子供は
逞しく育つんだなぁと思い気付かされたのは後半。
軍での訓練や鍛錬も結果的に功を奏する。
そして旅やフレンドシップも人には欠かせない。
ただ、前半から中盤まで何が何の伏線なのか
単調でなくとも、ほう、ほうと観ているだけ。
ドキュメンタリーに近いのか…と気づいたところで
物語は旅行に出て電車に乗って急展開を迎える。
そこで、やはり3人寄れば文殊の知恵、伏線も
一気に回収、最後は案の定、観て良かったと
思える仕上がりになっている。裏切らないなぁ…
クリント様は必ず学びのある作品を観客へと
提供してくれる。今作は現代に各地で起きている
皆が直面するかもしれないテロというテーマ。
考えさせられると同時に3人の有志に感動しました。
ノンフィクションということで気になり見た。 主人公たち3人がご本人...
「フランシスコの平和の祈り」が響く
旅行の描写が長く続く作品だけど、これが良かった 彼ら3人に自己投影できるくらいに 普通の若者と感じられた
テロとの遭遇は僕らにも起こり得るって思わせる
ただ、あの場に自分が居たとして何もできないなーと感じる
武装したテロリストと格闘して制圧するとか、二人が軍人であり日頃の訓練があったからっていう因果が大きい
彼らが違うキャリアだったら死んでたかもしれないし、殺されなくて良かったよ
スムージー屋で出会った海兵隊の「命が尽きそうな瞬間に手を差し伸べ〜生に引き戻す」という答えから全ては始まって、スペンサーが唱える「主よ、私を平和の道具にしてください」っていう祈りが胸に響いた
カトリック学校で問題児だったのにね 今では誰よりも祈りを体現するなんて
志が結実して よかったなって思う
彼らの思いが伝わってきました。
ちゃんと映画見よう
この作品のレビューを見ていて「最初の方の観光いらないだろ」や「仰天ニュースで十分」と言っている人はこの作品を全く理解してない。
もし〜だったらということがこの話にはいくつもある。
もしあの時スペンサーが落第していなければ撃たれた人は助かっていなかった。
もし前日にクラブに行ってなければ午後の電車には乗らなかった。
などいろいろな偶然が重なって彼らは完璧な処置をとれた。しかし、それが運命に動かされた必然だった。というのがこの話の言いたいことだろう。
これを理解できずに上記のようなレビューをしている人は仰天ニュースのようなちゃんとナレーターが解説してくれる番組を見てた方がいいかもしれないですね。
メインのシーンがちょっと、
再現映像以上、アムスの熱い夜以下
キネ旬、1位行き
ここ10年間の監督作9作品の内、7作品が実話モノ。
たまたま映画化したいと心動かされた企画が実話だっただけだろうが、すっかり実話の名手に。
本作の題材は…
2015年、アムステルダムからパリへ向かう列車内で起きた無差別テロ事件。
そのテロリストに果敢に挑んだ3人の若者。
本作の話題は言わずもがな、実際に事件に遭った3人をそのまま映画の主演に起用したという前代未聞のキャスティング。
勿論3人共素人で、演技初挑戦。言い換えれば、超A級のご本人再現ドラマ。
それが出来たのもイーストウッド、名はクリントだから。
さて本作、どう見るかで評価が分かれる。
3人の若者のドラマとして見るなら、まあ…。
スペンサー、アレク、アンソニー。
彼らの幼少時に遡り、学校の問題児だった3人が出会って、意気投合。サバゲーなどして、いつも一緒に遊ぶようになる。
大人になり、スペンサーとアレクは軍へ。アンソニーは大学へ。それぞれの道を歩みながらも、友情は途切れる事は無い。
3人で欧州旅行へ。メチャメチャ満喫。パリ行きの列車に乗り、事件に遭遇する…。
3人の他愛ないドラマや普遍的な友情を見せる事によって、3人が特別なヒーローではなく、我々と同じ平凡で普通の一般人。
“特別なヒーローなど居ない”“勇気を見せた者こそ本当のヒーロー”というイーストウッド映画のテーマは本作でも一貫している。
しかし本作、一応見せ場であろうテロ事件シーンに期待すると、とんだ肩透かし。
そのシーンはたかだか数分。
実際の現場や当事者たちにとっては地獄の数分だったろうが、呆気無さ過ぎる。
リアリティーはあっても、映画的スリル、ハラハラドキドキ、サスペンスが全く盛り上がらない。
犯人の素性や動機も描かれない。イスラム過激派という事を知ったのは、後から読んだ映画雑誌で。
やりようによってはリアルタイム・サスペンスにも出来た筈なのに…、どうやらイーストウッドにはそんな考えは無かったようだ。
イーストウッドが見せたかったのは何処にでも居る若者3人のドラマで、彼らが勇気を振り絞ってヒーローになるまで、わざわざ幼少時のエピソードや欧州旅行に見てるこっちが付き合わされる蛇足的なドラマを延々と見せられる。尺が90分ちょっとというのが救い。
ズバリ言ってしまうと、3人の好演やイーストウッドの伝えたい事は分かるが、ドラマとしては退屈、サスペンスとしても不発。
収穫は、こんな事件があり、讃えられるべき若者たちが居て、ユニークな映画の撮り方があった、という事だけ。
何だかパッとしないイーストウッド映画だった。
ちょっと今作は厳しめの採点に。
それでも、レビュータイトル通りにはなるんだろうなぁ…。
サクラメントのヒーローたち
気持ちの良い納屋の空気
(20190813)
イーストウッドの、彼の作品はたくさん見ている。
これが一番すき。
映画はキャスティングが大きな要素だと思っていた。この映画は、実際のふつうーの人たちが映画の主人公になっている。
俳優ってなんだろう。素人なのに映画が成功している。
この映画がすきなのは、いろいろなこども時代があっても、目標をもって努力していまにいる。基本だと思う。
それを思い出させてくれる。
それが、映画がすきな理由のおおきな理由のひとつだ。
(20190211)
多民族国家らしい。
なんだろ、国民の良心だろうか。。それとも多様性だろうか。
この映画はすごくすき。
感動的なシーンもなく、うつくしい音楽もないのに。
おもしろい。
(20180710)
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