劇場公開日 2018年3月1日

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「フェイク!?監督被害者?~戸惑っているうちに終わり~」15時17分、パリ行き PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0フェイク!?監督被害者?~戸惑っているうちに終わり~

2018年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

「15時17分、パリ行き」17点。

宣伝・予告・タイトル・今までのC.イーストウッドが関係した作品・過去の全ての映画作品から
「いつ?いつ?戦うの?」
「えっ?えっ?」の内に終わってしまいました。
「テロと戦う緊迫アクション」・「感動のドラマ」と予想・期待している内に終わってしまいました。

これは、申し訳ありませんが、
「フェイク(固いですが「羊頭狗肉」)」と言わざるを得ないのでは。
違うならそう伝えないと、ダメなのでは、「WB」さん!

おかげで私のような不器用な観客には、
「戸惑い>多くの人々を救った感動」になってしまいました。

この内容を予想していた人いるんでしょうか?
観客を「戸惑わせる」ため?「意外性に訴える」ため?
それはこの場合はダメではないでしょうか?

「ドキュメンタリー」ではないでしょうか?
もう一度実際に見事に再現した。
彼らの(主にひとりですが)生き方の。
敢えて「ヒーロードラマ」とせずに、派手な撃ち合いではなく、抑えた演出にしているのを考慮しても。

この時点で、
「すべてが本物。走ってる列車に、被害者までも!」と説明されても、
「3人の友情・勇気・とっさの判断の素晴らしさ」を訴えられても、
「彼の、人を助けたいという生き方は希望通りには行かず、挫折から学んだ」と唱えられても、
そして、「無名のヒーロー」と叫ばれても、
「偶然ではなく必然」と言われても、
「平和の道具にして下さい」という言葉までもが、
残念ながら…。もったいない。

監督が被害者になってしまっているのでは?
いやいや多くの観客が被害者になってしまっているのでは?
私はこの内容を期待して、お金を払っていません!

イーストウッド監督、これが最後とならないように!
次の作品を!!🍀

PAPAS