「覚めやらぬ興奮」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Masayaさんの映画レビュー(感想・評価)
覚めやらぬ興奮
良かった!!!
オリジナルの数倍もの身長の怪獣同士の戦いは迫力満点!
翼を広げたギドラの美しさや、モスラやラドンの衝撃波で吹っ飛ぶ人間の描写、破壊された街も世紀末感たっぷりで、先代達が手作りで目指した映像世界もこんなだったのではと、しみじみ思いました。
「シンゴジラ」は独自の切り口で新しいゴジラ像を創造しヒットしましたが、自分が子供の頃に胸弾ませた娯楽活劇としての怪獣映画としては、こちらに軍配を上げざるを得ません。
全体的には金子修介監督の「平成ガメラ」や「大怪獣総攻撃」を引用しただろう解釈ですが、日本のオリジナル作品へのリスペクトもしっかりされていて、渡辺謙演じる芹沢博士も今回は存在感があるし、伊福部昭のテーマ曲や、古関裕而作曲の愛らしい「インファントの娘(モスラの歌)」が流れる等、世界一「ゴジラ」にうるさい日本人も納得の配慮が嬉しいですね。
ゴジラのフォルムはさて置き、他国で作られた初めての「正統ゴジラ映画」と言えるのではないでしょうか。
機会があれば、IMAXでもう一度観てみたいと思います。
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