劇場公開日 2018年9月14日

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「平手友梨奈だからこその最高傑作」響 HIBIKI なるさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0平手友梨奈だからこその最高傑作

2024年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

楽しい

興奮

知的

これは、すべてのキャストがドンピシャハマっている近年の最高傑作。

孤高の天才を描き、自分の信念のままに生きることの尊さを伝えてくれる。同調圧力に屈して日和見的な生き方に終始しがちな日本人に「人生をどう生きるか」を投げかけてくれる。

作品そのものに登場する「どうせウケ狙いだろ」という台詞を、この映画そのものが、そのまま覆すこととなっている。暴力は良くない。しかし、本来は「許せない所業」について、ただただ沈黙して、耐えている今の日本人を鼓舞させてくれる。

平手友梨奈が欅坂46で務めたセンターもまた同じである。不当な力や権力、ただ僻みや妬みだけから発せられる言葉の暴力についても、一石を投じてくれる。

何度見てもいろんな角度から納得させられる。言い回し、表情、効果などなど。これがそこまで爆発的に売れなかったのは、いまの日本人の「弱さ」を象徴しているとも思う。

繰り返しみても全く飽きのこない傑作中の傑作になった。私にとって。

なる