「心踊る文壇劇」響 HIBIKI eichanさんの映画レビュー(感想・評価)
心踊る文壇劇
クリックして本文を読む
後味の良い作品だった。本来なら直情型で暴力的な主人公は、周囲から忌むべき存在だが、却って受け入れられるのは、ある意味本人が誠実だからであろう。つまり言動一致しているのである。それは主人公自らが仕事や周囲の他人に対して、真面目で真心がこもっていることである。結果この映画の成功点は、主人公を通して、痛烈な社会批判も含め、痛快なストーリーになっていることにある。しかしながら主人公の暴力は作品を離れ、問題点になるかもしれないが、あくまでも主眼ではなく、作品のアクセントと取るべきかもしれない。俳優陣の熱演と好演出にも心動かされた。
コメントする