「人生を賭ける道を決めたのは何か。」劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
人生を賭ける道を決めたのは何か。
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10年間にわたり同じ戦場で戦った
仲間たちの人生を
切り取った話でした。
出会った頃は、
自身のプライドで自分本位の彼らが
生死の境界がない現場環境や
人間性が豊な先人、努力する仲間と
時間を共有することで、心を開いて
成長するストーリーが清々しいです。
それにしても、
ストレートな表現が多い。
現場感と実直なセリフに、
涙ぐんだ場面がいくつかありました。
末期ガンで骨折した患者さんの
結婚を決めたエピソードには
参りました。
結婚情報誌のゼクシィを
重いものは僕がもつよと言った
婚約者に
将来の姿を想像した話。
吐血しながらも、
未来の希望を胸に、
生きることの素晴しさを
冴島に伝えるシーンでは
知らず知らず泣いてしまいました。
ドラマは見てないのですが
以前からの彼らの歴史を
知ってる方は、
本作品は卒業アルバムをみる感覚で
始めから最後まで
感慨深いんではないでしょうか。
ラストシーンで
ヘリコプターの前で
5人は集合写真を撮るんですが
きっとその写真は
彼らが今後の人生で苦しい時も
支えるアイテムになるんだろうなぁ。
そういう人生を生き抜く宝物は
みなさん、
あると思います。
あの宝物は、どこだったかな。
あの出来事で将来決めたな。
そんな
気持ちになる作品でした。
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