未来のミライのレビュー・感想・評価
全187件中、21~40件目を表示
誰かの家のホームムービー
※最後まで不満しか書いてない。
映画館で観なくてよかった〜!
迷ってたけど。
お客を呼ぶためだとしても下手な声を2時間きくのはね
子どもぽさを意識してるのか舌足らず?もごもごした口調?キツい
でかい子(歳)が地声で子役やってみたよ
あるあるな家族風景をなんでわざわざアニメーションで観せるんだろ、観てるんだろ
懐かしんで会話が弾んだりするものなのかな、別に思い出さなくていいんだけど
オッ自分も癇癪持ちの子だったぞ!って懐かしむか?
癇癪→木→癇癪→木!
狙った客層は子が大きくなった親御さんに向けてなのかな?
ていうかミライちゃん何してくれた?カード探した?何カードて
未来側もごちゃごちゃ言うだけで優しくないな
黄色いパンツはけよ!思い出作れよ!電車乗るな!→乗る
じいちゃんだけ優しい
魚も、キレイだねって思われたいから流れてんの?なんで水槽感?
駅やばいね
改札が
最後までみといて散々愚痴てのもひどいね
VHS平積みは懐かしかった。
テーマは家族愛、ただ誰に伝えたい?
甘えん坊の男の子くんちゃんの時空を超えた冒険譚。新しい家族ミライちゃんを受け入れてお兄ちゃんへと成長する姿を描く。設定は良いと思うが、時空の旅に一貫性がなく目紛しく変わる設定についていけなかった。また枝葉のように広がる偶然の出会いが家系をつむぐ、というメッセージがくんちゃんに届いたのか?唯一、青年時代のじぃじ、カッコよかった。
家族って良いね!
みなさんのレビューのとおり、独身者が見ても響くものは無いかも。子育て中、子育てが終わった人が見て、子供ってこーゆうものだよね(ほっこり)って感じで見る映画なんだと思う。
とりあえず、くんちゃんの声優変えたら絶対もっと良かったはず。もう話の内容うんぬんかんぬんよりこれに尽きると思う。
あとみんなが書いてるとおりタイトル詐欺すぎる。
絵が綺麗な分なんか違う感だなって思った。残念。
なんでノミネートされたんだろ(゚∀゚;)??
細田監督作品で面白いと感じたのはサマーウォーズだけなので今回も期待してませんでしたが地上波で録画したこの機会に初視聴。
まずくんちゃんの声の違和感がすごくて嫌悪感さえ感じた。このキャスティングミスはデカい。
異次元世界の描き方も中途半端。
描くならリアルさより子供の空想さながらに思いっきりファンタジーにすればまだ良かったのに。そのせいか物語が単調になったし、映像的にもなんっにも面白くない笑
ただただ何を伝えたいのか分からないシーンを見せられる退屈な時間でしかない。
未来の東京駅は面白かった。最初からあれくらい描いてれば良かったのでは…
かと思えば引き千切った犬の尻尾を自分のお尻につけてはしゃぎ回る。子供のすることとはいえ突飛すぎて引きました。
なんてゆーか、とりあえず色々と下手なんではないでしょうか。
人の日常や何気ないやりとりが、なんとなく自然じゃない。
え、なんで今それやる?っていうシーンがあちらこちらに。
そもそも物語の支柱とも言えるキャラクターを魅力的に見せる事が出来ていない。ただの母、父etcという「記号」のまま、1人の人間としての個性がない。
なんでこれがアカデミー賞にノミネートされたのか、理解に苦しみます。
監督さん、今後オリジナルを作るなら「人間の成長」や「人生」というあまり大きな題材は描こうとはせず、せめてご自身の得意分野(サマーウォーズみたいなシチュエーションもの)で攻めた方が面白いの作れるんじゃないですか。
正直、監督オリジナル作品はもう観たくない。
まあ観なきゃいいんですが。
他の方も言ってましたが、時をかける少女みたいに原作ありきで作った方がまだ中身があります。すっからかんではなく。
未来のミライ?
劇場でも鑑賞していたが改めてテレビで視聴しての感想。
映像表現の美しさは過去作同様。背景も美しい。ただし家の中での生活シーンが多い中で、家の形が共感を得難い特殊な建造物なのは如何なものか。
キャラクターの描写は気持ちいい。動きが繊細で良く作り込まれているように感じる。
子育てを経験した世代には刺さるシナリオなのかもしれない。妄想?幻想?と現実の矛盾が解消されない点には違和感を感じる。過去の先祖と対峙するシーンなどは、遺伝的な何かが現実に作用したと解釈できるが、雛人形の下りはどうしたものか。
個人的には、子供を授かった経験のない身であるから、恥ずかしいかな登場する子供側に感情移入してしまうところがある。過去の経験からか、子供が理不尽に叱られるシーンは見ていられない。胸がざわつく。(お母さんの幼少期、くんちゃんと母親等)
そういう意味でもリアルなアニメなのだと思う。響くという意味ではいい作品だが、年層、性別、家庭環境それぞれの経験の違いで好き嫌いが分かれそう。良くも悪くも賛否のある作品に感じた。
苦痛の2時間
両親が、昭和のトレンディードラマの主役同士で結婚したその後?
みたいな、生活臭があるのは嫌。オシャレっぽい雰囲気が好き。
子供を産んでも、子供に振り回される生活は嫌。
自分達のライフスタイルは、変えたくないし壊したくない。
と言った感じで共感できず。
両親が親になりきれていないのに、くんちゃんは
親の手を借りず自力で立派なお兄ちゃんになってねw
と、言った感じで幼児っぽい行動や、感情を表すたび、
罰ゲームように過去や未来へ飛ばされるので、
見ていて苦痛を感じました。
くんちゃんが、中学生か高校性なら
先祖や親を見て成長するというというのも頷けるけど
まだ親の愛情が大事な時期の幼児なので見ていてただただ苦痛。
最後の駅のシーンが特に酷く、
兄ちゃんらしくならないと妹をどうにかするぞ!
と、脅してだるけ。
くんちゃんが自力で成長したわけでもなく、
なんだか良く分からない状況で脅しに負けだだけなので、
見て苦痛を通り越して引きました。
他にも庭の木がトリガーになっているのなら
過去のじいじの所にあの木があり、あの一族を見守ってる
みたいな設定でもあれば、過去と未来を行き来する違和感が
少なかったかもしれません。
最後には親子の愛情溢れるストーリーがきて
今までのモヤモヤやイライラが吹っ飛んでスッキリするだろう!
と、期待しつつ見ていたけれど…
親は最後まで、くんちゃんの心に寄り添うことなく終了。
プラレールのシーンは、おもちゃより愛情与えろよ!!
と、突っ込むためにあった?
こんな親になっては駄目です。って映画だった?
声が高校生っぽかったし本当は高校生の設定だった?
くんちゃんが幼児設定だったのは、犬のしっぽをケツに刺すため?
あれだけ仕事ができる夫婦の設定なら、子育ても育児書を
何冊も読んで参考にするんじゃないの?
と、ストーリーを考えた人を質問攻めしたくなりました。
2時間ストレスを貯めに貯め
貯めたまま話が終わるので、見た後ずっとモヤモヤが続き
どこかに吐き出したい気分になるそんな映画でした。
微妙だったなぁ…。
今まで細田守監督の作品は、「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」と観てきましたが、最新作の「未来のミライ」はどんなかなとワクワクしながら観てみると、後半になるにつれて話が複雑化してきて、伏線も回収されないまま終了。何が伝えたかったのか、監督の製作意図が分からなかった作品でした。
p.s
唯一笑えたのは、ミライちゃんがくんちゃんにこちょこちょしている場面だけでした(笑)。
モヤモヤ
何の変哲も無い日常に赤ん坊を産んだ母親が帰ってきた。
くんちゃんは野原しんのすけほど奇天烈ではないが、どことなくこの家族はクレヨンしんちゃんを彷彿させる雰囲気を醸し出している。
あの庭からどうして、あの幻想空間に入り込むのかよくわからなかったが未来のミライに初めて出会った時の、くんちゃんのドMな反応に飲み物を吹き出しそうになった(笑)
ただ、未来のミライとの絡みが思いのほか少なかったのは残念だったところ。
未来から来た妹と幼き兄が現代でがっつりと冒険する物語をもっとみたかったかな。
庭から紡がれる一つ一つの幻想的な物語は嫌いではなかったが、この摩訶不思議な現象がなんで起こるのか、それとも夢か幻なのか、内なる感情を映像化したものなのか、、、
それが、最後まで腑に落ちずモヤモヤと残る。
そこが少し勿体無いと感じた。
モヤモヤ
何の変哲も無い日常に赤ん坊を産んだ母親が帰ってきた。
くんちゃんは野原しんのすけほど奇天烈ではないが、どことなくこの家族はクレヨンしんちゃんを彷彿させる雰囲気を醸し出している。
あの庭からどうして、あの幻想空間に入り込むのかよくわからなかったが未来のミライに初めて出会った時の、くんちゃんのドMな反応に飲み物を吹き出しそうになった(笑)
ただ、未来のミライとの絡みが思いのほか少なかったのは残念だったところ。
未来から来た妹と幼き兄が現代でがっつりと冒険する物語をもっとみたかったかな。
庭から紡がれる一つ一つの幻想的な物語は嫌いではなかったが、この摩訶不思議な現象がなんで起こるのか、それとも夢か幻なのか、内なる感情を映像化したものなのか、、、
それが、最後まで腑に落ちずモヤモヤと残る。
そこが少し勿体無いと感じた。
タイトル詐欺
オオカミが好きだったので上映されてた日から期待して鑑賞。つまらなすぎて5分で飽きた。タイトルや設定からもっと話膨らませれる題材が揃っているのにこの駄作っぷり。
1、未来のミライちゃん「なんかした?」ってかそもそも「いた?」
2戦中の曾祖父ちゃんエピ唐突すぎ、もっと膨らませればまだマシだったと思う。てかそもそも誰?
3お父さん過去20秒。
4くんちゃんが妹助けるの唐突すぎ、つかまず声が可愛くない。
5世界狭すぎ、家から出てない
6未来のくんちゃん出た「意味」
7お母さんの過去長いうえに「えっ、で??」
すべてに意味のない映画だった。
視聴者の考察に任せた的なノリも腹立つ、そこまで魅力のある脚本じゃないから、そういうのはそもそも面白い映画がしていいことだから。
ショートムービーじゃダメなの?
なぜこれでオッケーしたのか疑問。
映画館行ってたら死ぬほど後悔しただろう。レンタルDVDでよかった。それでも時間が無駄に思える、子供と見たから最後までDVDかけてたけど、一人だったらお雛様のとこで早送りして消したと思う。
勘がよければお雛様をしまうために未来がやってきた時点で察しがつく、「え?それだけ?」って。
本当にそれだけだった。
家族の歴史から学ぼう
レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読。
私はひとりっ子ですが、もし弟や妹がいたとしたら…と想像すると、その気持ちよぉ~く分かりますよ、くんちゃん。
だけど、お母さんもお父さんもくんちゃんへの愛情が無くなったんじゃなくて、ミライちゃんの分も増えて二倍になったんだよと言ってあげたくなりましたが、その必要は無さそう。
何故なら、未来のミライちゃんが教えてくれたから!
家族の歴史―過去・現在・未来を俯瞰して、些細な出来事や出会いの積み重ねがあったからこそ、自分はここにいるのだと云う当たり前のことを気づかせてくれました。
何事にも初めてはある。いろいろな経験を経て、人は成長していく。素晴らしき人生の営み。一歩一歩、確実に歩んでいきましょう。それには家族の支えが必須だよなぁ…
それらを表現する手法が巧み且つ幻想的で、印象に残るビジュアルばかりでした。でも少々しつこいので、観る人によって好き嫌いが分かれそうだなとも思いました。
[余談]
ましゃ(福山雅治のあだ名)ファンなので言わして下さい。
本当にいい声してるよなぁ…。カッコ良過ぎて痺れたぜ!
[以降の鑑賞記録]
2019/07/12:金曜ロードSHOW!
※リライト(2021/05/20)
※修正(2024/05/21)
史上最強につまらない
細田守作品は好きで全作品を見てきました。
今回ものんびり娯楽として見れたらと視聴しだしました。
30分ぐらい見たあたりから「ん??」
となりだし、これからラストに向けて何かあるんじゃないか?
と見続けましたが何も無く、とてつもなく苦痛な視聴でした。
単なるどこにでも居る家族にタイムパラドックス要素を足しただけのクソ映画でした。
主人公の声優の配役も大ハズレ。
主人公のクソガキ、両親もクソ。
家族愛?
成長?
全く何もありません。
物語の統一性も伏線回収もなくぶん投げ。
よくこんな作品を映画化できたなと驚くばかりの駄作でした。
評価は人それぞれかもしれませんが、沢山の映画を見てきた中でこんなにストーリー性も何も無いつまらない映画は初めてでした。
原作ありきの細田守。
単体になってからは凡作と性癖と自己満を押し出した見るも耐えない作品ばかり。
これからレンタルでもなんでも、お金を払って見る価値無しです。
だって散らかして食べる方がおいしいんだもん
映画「未来のミライ」(細田守監督)から。
期待しすぎたせいか、場面設定も、ストーリーも、
なぜかわからないが、うまく入り込めなかったし、
作品中のメモを読み返しても、心に残る台詞も少なかった。
その中で、あえて探すとすれば、
子供たちが、オモチャでも食事でも「散らかす」理由。
「だって散らかってるほうが面白いもん」「ああ…確かに」
「だって散らかして食べる方がおいしいんだもん」「…おいしい」
この気持ちって、なんとなく理解できて面白かった。
私は今でもよく言われる。
「自分の部屋でも、机の上でも、もう少し片づけたら?」。
私は言い返す。「だって散らかってる方が落ち着くんだもの」
その感覚に似ていたからか、妙に頷いてしまった。
あっ、もう1つご紹介、母娘の会話。(祖母と母親と言うべきか)
「気づいたら怒ってばっかり。
こんなお母さんでいいのかなって不安になっちゃう。
でも少しでも幸せになって欲しいから…」
「それが分かっていればいいんだよ、子育てに願いは大事だよ」
「願い、か・・」
この「子育てに願いは大事だよ」のフレーズは、良かったなぁ。
くんちゃんの声が…
始まった途端、くんちゃんの声が見た目の年齢より違う声な感じがしたが、みらいちゃんが出てくると平気になってきた。
ハチゲームでつつかれたくんちゃんの性癖が開発された部分はちょっと笑ってしまった。
しかし、世の中の父親がここまで何にも出来ないとは思えないが、ここんちのお父さんは出来なさ過ぎか?
くんちゃんとユッコ(犬)、みらいちゃんの頑張りはオーバーではあるがアニメ作品だからOKだろう。
家族の系譜と繋がりを見せてくれるが、大きな感動を与えてくれる作品ではない。
大人が観られる絵本のようなモノで昔を思い出しながら観る作品と言える。
くんちゃん目線で作られているのに、低年齢の鑑賞は難しそうだ。
くんちゃんを通してのオムニバスとするなら、劇場長編でなく2~3話の短編で作っても良かったのではないかと思う。
万人受けする作品を作るのは、ネット全盛で異常に趣味嗜好の多い社会では大変と思うが、メッセージ性を持った作品を作っていって欲しい。
気持ちいいアニメーション
アニメの気持ちよさを十分発揮した作品だった。評価が低いのは皆がこれまでの細田アニメに求める物との差異だろうな。純粋に豊かなアニメとして見たら十分楽しめると思うんだけど。
●ストーリーがないって評価は当たらない。ささいなエピソードをつなげる映画はたくさんある。「となりのトトロ」や「おもひでぽろぽろ」もそうだと思う。細田作品は常にジブリを意識してるな。
●幻想的なのに写実な風景や世界観が良かった。
●クンちゃんの声が良くないというのもわかるが、慣れたらそこは気にならないかな。わがままで泣き虫のキャラは幼児らしいし、見ていて飽きない面白さがあった。
●何より誰にでも共感できる家族の成り立ちという郷愁が心地良かった。
細田作品はドラマティックな娯楽作というイメージが強いだけに、観客が肩透かしを感じたんだろうな。実は細田監督本人もあんまりウケないんじゃないかなぁ〜って思ってたりして?時間が経てば再評価される気がするけど。プロモーションも客を呼ぶために盛った感じだったから、それが失敗だと思う。未来のミライちゃんと大冒険する夏の大作風に煽ったから。イメージままに宣伝する事は大切なんだな。
映画を見る方も余計な先入観を持たないで見れれば理想なのにね。
個人的には「サマーウォーズ」と並ぶくらい細田映画ベスト1。
子育て世代かどうかで評価が分かれると思う!
10歳と4歳の兄弟を育てている母としては、この映画は胸にグっとくるものがありました。くんちゃんぐらいの子を育てている同世代のママ達はきっと共感しながらこの映画を見て、(どこも一緒だな)(そうそう!こんなこと言う~!腹立つよね!)(子どもはこんな風に思ってるのかな?)なんて各場面に、それぞれが色々なことを感じるんじゃないでしょうか。
まさに、子育て世代かどうかでこの映画は面白いかどうかの評価が大きく変わってくると思います。
4歳のくんちゃんがずっと煩かった等と批評していらっしゃる方がいますが、本当4歳の子なんて毎日あんな感じですっ!物凄くリアリティにありがらも、所々で変化して見せられる家族の過去から未来の物語を見て、我が家にもこうやって物語があって、いつか我が子達もあんな風に成長していくんだなーとシミジミと、でも強烈に見せつけられました。
私は思わず2回見ちゃったぐらいに共感出来る映画で面白かったです。ただやっぱり、色々あるんでしょうけど、4歳のくんちゃんの声はもっと子どもらしい声で表現して欲しかったです。子役さんを使った方がよかったのでは?きっとあの声がもっと子供らしく可愛い男の子の声であれば感情移入の仕方も違ったものになったと思います。あれでは小学生の男の子です。だから、こんなに評価が低いのではないかなー?と思います。
個人的にはくんちゃんがミライちゃんを新幹線で叩いた後に、お母さんに怒られて泣いて癇癪を起して、お母さんがオニババと言われて顔が変わっちゃうシーンは大笑いでした。それと同時に、いいお母さんになりたいのに、怒っちゃうって反省しちゃうシーンも一緒だよってホロリときちゃいました。皆一緒!子育ては大変!でも、日々成長しながら自分の描く理想のお父さん、お母さんになっていくんだろうなって感じる事の出来た映画でした。
子育てが終わった後に見るとまた違う目線で見れるだろうし、おばあちゃんになれた時に見るとまた違う余裕を持ちつつ見れる映画だと思います。その時が楽しみです!
独身子供ナシの身にとっては「あるある感」は感じられないほどの内容...
独身子供ナシの身にとっては「あるある感」は感じられないほどの内容でありましたが、それでも兄妹という同じ境遇のため、遥か昔の少年時代を思い起こすエピソードもあり、なんとなくくんちゃん(上白石萌歌:上白石萌音の妹)の気持ちが伝わってきました。子育て中の親、子育て経験のある人は共感を得ること間違いなしでしょう。
『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(五百田達成)という本を読んだことがあれば、この兄妹の関係は切実なまでによく理解でき、両親の愛情をたっぷり独占できていた長男がある日突然妹によって奪われてしまう立場に納得なのです。鉄道が大好きでプラレールを部屋いっぱいにして楽しんでいた長男くんちゃん。部屋を散らかしても「片付けなさい」と両親やばぁばからかまってもらっていた。最初は妹ミライちゃんができて喜んでいたのに、自分に愛情が注がれないと感じてしまうようになっていくのです。
物語はSFファンタジーで、未来から来たミライちゃんに色々教えてもらうという展開。両親や曾祖父のわかい頃にも遭遇し、男の子としての成長物語を描いています。しかし、大きな展開もなく、せっかくのタイムトラベルという設定も十分には活かされず、ストーリーの醍醐味は感じられずに尻切れトンボのまま。くんちゃんとミライちゃんが大冒険を繰り広げるとばかり想像していたので残念な内容でありました。また、ひい爺ちゃんの戦争体験というエピソードもありましたが、生き残ったおかげで今の家族があるという、戦争描写がそれだけでは物足りなさすぎです。母親が猫嫌いになったエピソードも要りません。
今の政治家の中には「子供が産めないのは非国民」と訴える人もいるようだし、「産めよ増やせよ」とスローガンにした戦前の日本に戻そうとする今の風潮に迎合する作品なんじゃないかという危惧さえ覚えますが、まぁ頭を空っぽにして鑑賞すれば問題のないレベルでしょう。山下達郎のテーマ曲も良かったし・・・
作品に描かれている描写はリアル!でも人間の温もりが無いのは何故?
本作は言わずと知れた「時かけ」「サマーウィーズ」と数々のヒット作を手掛けた細田監督の最新作で、勿論本作も最近の細田監督の作品テーマで有る、「ある一つの家族の肖像」を描くと言うもので、今回は4歳のクンちゃんと言う少年の目線で家族の姿を描いてゆくのだが・・・
やはりこの作品も家族を描いて有りながら、家族の中に脈々と流れ受け継がれていく筈の愛情や暖かさとか、命の繋がりと言えば良いのだろうか?そう言った家族の中に自然に備わっていると思う心の繋がりである筈の、絆と言うエネルギーが全く感じられない作品だった。
本当に母親がクンちゃんを大切に思って、涙を流している筈のシーンが出てきても、そこだけが取って付けたような不自然さで、映画全体の流れからは、この母親の愛情は滲み出て来てない。
冷たさしか見えてこなかった。
また、父と息子のクンちゃんが公園で自転車デビューを果たすシーン等を描いていても、それはまるで作り物の芝居のようなセリフに感じられてしまうのはなぜなのだろうか?
情景とセリフは家族の愛情有るシーンを描いているにも関わらず、サイボーグの様な人間味の無い一種の冷たさを感じてしまうのは、どう言う理由からなのだろうか?
家族を描いている筈なのに、血の繋がりが感じられず、人の温もりが希薄で無味乾燥としている。
妹の未来が初めて家に来るシーン、未来の赤ちゃんらしさとか、クンちゃんの動向と表情とかがすこぶるリアルに画的には描かれているのだが、でもそれら全てが計算し尽くして精巧に制作されたサイボーグにしか感じられない。
声優の方々が全く配役的に合っていないとか、声優として不自然と言う事でもない。
只々作品を観ていて居心地が悪くなる作品だった。
家族が繋がる
「お兄ちゃんなんだから」って言われて納得できない……
お母さんや お父さんに言われた事をなかなか受け入れきれない……
子ども時代に抱いたこの気持ちを、くんちゃんは全力で表現しています。
最初は色々受け入れられない気持ちだったのが、幼い頃のお母さんやお父さんのお父さん、様々な人の過去に触れることで 少しずつ変化していく様子が良かったです。
私にはまだ子どもは いないけど、子どもが出来たらまたみたい作品。
親にだって、子どもの時代はもちろんあるし、その抱いた気持ちを少しでも忘れないようにしたい と思えた作品でした。
散らかってる…もん!
【感想】未来のミライ
簡単にまとめると、主人公の少年くんちゃんが過去に行って肉親の過去(肉親の成長)に遭遇したり、未来からきた未来ちゃんや精神世界内で愛犬と戯れることによって、くんちゃんが成長していく話。
ではあるが、余程余裕が無い人でなければ、くんちゃんの言動が腹立たしく思えてくる。それは子供なりの所謂あるあるではあるが、それが何度も繰り返されるのと、新人女優の未熟な演技によるところが大きい。
上記を踏まえると、ベストな視聴者はご老人なのではないかと私は考える。幼い子供が起こす癇癪や、それに対応する両親と夫婦間の関係の変化。そして、過去に至っては戦後の混沌とした日本で強く生きるひいおじいさんをはじめとしたくんちゃんの家族の若き頃、つまり昭和の時代。まさしく老人が懐かしみ、楽しめる内容ではないか。もしかしたら細田さんは家族で観れるドキュメンタリーに近い何かを作りたかったのかもしれない。そう考えてると、はじめに見終わった後の混沌としたものがまとまってくるように思える。おそらく、いまいちだと思う感想が多いのは、監督のやりたい事とは裏腹に今までの細田監督の山のあるデジタルなイメージの内容(抽象的ぃ)を求められた
のと上白石萌歌を使わなければいけなかったという大人の事情があるからであろうか。
にしても、おそらく子供が飽きない工夫なのではないかと思えるが、シーンが突拍子もなくガラッとコロコロっと変わられると内容がごちゃついてくる。(まぁ途中、幼い頃のお母さんが「散らかってるとなんか楽しい」的な言葉を言ってたから、そういうことが言いたいんだったらそれはそれでいいのだけど…)
最後、家族を繋ぐ座標が家にある樫の木?が目印って言うのであれば、初めから樫の木視点とか入れて、それがくんちゃんの成長さらには家族の成長を見守っていた、とか細田ワールド的にするならば八百万の神的なものを題材にしてしまって家中の物にも魂があって家族を見守っているって形にすれば、愛犬の擬人化にも納得できるし最後に黄色短パンを吐き出す洗濯機も可愛く思えてくる。なんて妄想してみたり。
うまくまとまると傑作になりそうな惜しい作品という印象でした。
全187件中、21~40件目を表示