未来のミライのレビュー・感想・評価
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結構好きなんだけどなぁ
この世界観やっぱりすごいのよね。だからこそ勿体ない。
こんな短いスパンで完成形の作品ができるわけもなく、クオリティもそりゃ下がるよね。
このアイデアを理解してくれる脚本家に任せてたら、とてもいい作品になったのになぁー残念。
脈絡がなさ過ぎて後半割と苦痛
文句なく良かった「時かけ」「サマーウォーズ」から「おおかみこども」「バケモノの子」と順調に右肩下がり(個人の感想です)を続ける細田守監督の2018年作品。
ストーリーがなんだろう、脈絡がなさ過ぎて後半割と苦痛だった。
犬が人間になる意味は?まして主人公がその尻尾を自分に付けてケモノ化するのは謎が過ぎて感情が行方不明よ……。
ひな人形の件(くだり)も必要だったかアレ。
それよりもJK未来の魅力を描くことに尺を割くべきだったのでは。
曾祖父のシーンも事前の掘り下げがないのでいまいち入り込めず。
映像は綺麗。ネオ東京駅(適当)にはワクワクした。
とは言え今どきの劇場アニメってみんな綺麗だから群を抜いてと言う程じゃない。
そしてあのホラー要素は子供にはトラウマもんで見せづらい思う。
あとね主人公の声が絶望的に幼児らしくなくて向いてない。
上白石萌歌が悪い訳じゃないんだ。これはキャスティングした奴がクソ。反省してどうぞ。
35点
映画評価:35点
なんだか想像と違いました(苦笑)
どうやらテーマは
『家族』
だったみたいでして、
4歳児の目線から見た
様々な世界線旅行の話しです。
確かにって感じる所もありますが、
概ねこの家族に限っての事も多かったと思います。
何でわざわざ時間を作って
この家族の成長や経緯を見させられているのだろうと思ってしまいました。
というのも、
この家族に感情移入が出来ず、
好きになれていなかったのが要因かなと。
そりゃあ、どうみたって
この4歳児が可哀想です。
親の立場からすれば新しくて小さい子は物珍しいし、既存のワガママになりだした4歳児よりも可愛いのかもしれませんが。
いくらなんでも
放っておきすぎだと感じました。
父親は妻が怖くて家事しているって感じで
家族の事を見えていないし、
母親はザ・自己中
私の一番嫌いなタイプです。
おじいちゃん&おばあちゃんはモブキャラだし、
私は好きになれませんでした。
最後にタイトル詐欺とは言いませんが、
未来のミライちゃんは今作に必要なかったです。
ほとんどいなくても良いシーンでしか登場していませんので、そこが一番ガッカリでした。
過去改変物語系と予想していただけに
本当に残念でした。
次回作を期待しております。
【2021.9.18観賞】
やろうとしたことは評価できるがおもしろくない不思議な作品
一家の長男であるくんちゃんが、妹の未来ちゃんが生まれたことによって赤ちゃん返りし、駄々を捏ねながら庭の木の不思議な力で一家の先祖たちと交流し、くんちゃんではなく先祖たちがそれぞれのコンプレックスを解消して前に進んでいく物語。テーマは非常に良いと思うし、スタジオ地図の作画力はやはりさすがでとても美しかった。でも作品としてはおもしろくないというとても不思議な映画だった。
テーマについて考察してみる。
例えばくんちゃんの母親は、「弟とは仲良くしていた」とくんちゃんには言うがタイムスリップした先で母親と弟さんが遊んでいる様子は一切なかった。母親からすると弟ともっと一緒に遊びたかった、お姉さんらしくしたかった。そんな時くんちゃんが現れ、その願いを叶えてくれた。これによって母親は人間として成長し、前に進むことができた。
この作品のテーマは「今を生きることの大切さ」ではないだろうか。あの一家の先祖たちは全て「未来」の存在であるくんちゃんによってそのコンプレックスや悩みを解消してもらい、前に向かって、そう「未来」に向かって進んでいく。そのことによって今のくんちゃんが存在する。つまり過去の人たちにとって「現在」とは「未来」であり、生きる「希望」である。「希望」があるからこそ今日の「現在」の幸せがあるのである。ではその「希望」であるくんちゃんは何に縋れば良いのか。それが「未来のミライ」ちゃんである。このように過去と現在、現在と未来は繋がっており、過去があるから今がある。今があるから未来がある。過去も未来もお互いが支え合って生きている。「未来」での幸せを手にするには「現在」を大切に生きるべきである。細田監督は本作でこんなことを言いたかったんじゃないだろうか。
このように要素を取り出せば非常に良いテーマだと思うし、まだ無邪気な子供がその無邪気さ故に周りの人たちを元気にしていく、そんな描写は万人に取って幸せが伝わってくる良い画となるはずだった。でも実際にこの作品を鑑賞すると、なぜかおもしろくない。テーマや要素はいいはずなのに、おもしろくない。なかなかに不思議な映画だと思った。
クレヨンしんちゃんに?相手して欲しいけど、ひまわりが・・
〜ひまわりばかりをかわいがって、しんちゃんが全然相手してもらえずに、て回が有って。それを思い出しました。
四歳下の妹が居る身としては、子供の頃こんなだったのかなぁ?と思ったりします。
そうねぇ・・
こうなるよねぇ?
でも?二歳のイヤイヤ期なら未だしも?
四歳男児てこんななんかなあ?
お馴染みの?
黒木華/麻生久美子て声優陣に上白石萌歌さん(妹さん?)。
役者さんが声優をする事に否定的な意見も有りますが、俺はどっちでも良いと思います(宮崎監督の風立ちぬ→庵野さんのは、流石に無し!)。
プロの声優さんの完璧?な世界観。
俳優さん役者さんの醸し出す奥行きや?世界観。
プロ野球好きも?高校野球好きも?どっちも正答です。
分かってます。
四歳の男児が如何にクソガキか?てのは頭では分かってます。
でも?見ててこれはズッとイライラしたなぁ。
細田監督作品はうる星やつらの頃から好きですが?
本作はちょっと俺好みでは無かった。
オススメ度】☆③
上白石姉妹の可能性に未来感じる度】☆④
黒木華さんも麻生久美子さんも大好き度】☆④
90踏んで良かった度(もう十分短くても良い度)】☆④
細野監督に、庵野/新海/米林三監督。
ジャパニメーション界を、もっともっと引っ張ってて欲しいと思います。あい。
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タチコマの玉川さん、どのシーンでCVしてました?
主人公の声で全て台無し
細田版ツリー・オブ・ライフ
と言われてピンとくる人は見たら良いと思う。
甘えん坊の四歳児、くんちゃんの視点から見たスピリチュアルな冒険譚。
オープニング映像はとにかく素晴らしかった。 子育てをした人間であれば涙腺が緩まずにはいられないだろう。「おおかみこども」同様、短時間で手早く子供の成長や命の尊さを映すのが本当に上手い。
が、本編はどうだったかというと。
正直最後までノれなかったというのが本音だ。
この感覚のズレは細田作品では初めてで自分自身戸惑ったが、それが直ることは最後までなかった。
何をズレと感じたかというと。
くんちゃんのセリフや演技だと思う。
ちょっとした仕草や癖は実にリアルで子供らしく、自分の子供と重ねずにはいられない。
にも関わらず、くんちゃんが話始めるとその語彙のボキャブラリーの多さや、滑舌の良さに違和感を強く感じるのだ。
アニメならではのディフォルメ、と言われればそれまでだが。4歳児相応のリアリティのある演出と、明らかに成人女性が演じる"中の人"が見え隠れしてしまうくんちゃんの実像とでは、とてもアンバランスに感じてしまった。
これは意図的な演出だったのか、それとも意図しない違和感なのか、それは分からない。
しかしキャラクター造形の二面性を最後まで飲み込めなかったのが、ストーリーに没入する事を強く妨げていた感は否めないだろう。
ただその一方で、これまでの血縁者達の過去と未来。延々と続く人と人の繋がり、そしてその見せ方は素晴らしい物だった。
とても好きなシーンがある一方で、どうにも受け入れ難い演出もある。そんなアンビバレンスな作品だった。
見る人、見る時期や環境によっても感想は様々に割れるだろう。物議を醸す作品である事は確かだ。
演出家や脚色家が向いてるのではないか。
子育て世代には刺さる作品
お話自体は男の子の目線で展開されていきますが、子育て世代の悩みみたいなところが丁寧に描かれています。子育ての経験の有無がこの映画への評価を大きく影響するように思いました。
ストーリーは大きな展開があるわけではありません。こまかなエピソードが積み重なっていくなかで男の子がちょっとだけ成長していくところが描かれていきます。言ったらそれだけなのですが、そういったわずかな成長を感じられるところが、人としての幸せの根源の一つであると感じさせてくれます。
大人の都合で描いた子供目線とか、批判したい人はいるかもしれませんが映画ってそういうものだし、人間なんて様々なんだから、「ひょっとしたらこういうことかもな」くらいに見たほうが楽しく見れますよね。
子育て世代、とくに子育てに悩んだり不安を抱いている人には刺さる作品だと思います。
監督の認識と世間との決定的なズレ
まず、誰得のアニメなんだろうと云うのが正直な感想である。間違っても子供向けのアニメではない。かといって大人向けとも考えられない。劇中に登場する家庭は、両親ともに明らかに良い教育を受け、良い仕事に就いているエリートの家庭といった感じだ。両親の年齢はわからないが20代後半から30代前半だろう。それでいてあの住まいである。ローンにしても世帯収入が1000万以上はないと厳しいだろう。それに調度品の数々も安物にはみえない。くんちゃんのおもちゃ箱には1セット2万円もするネフ社の積み木が数セットも放り込まれている。推定でも世帯収入は2000万以上はありそうだ。
つまるところこれはエリート教育を受けた、上流世帯の家庭が舞台なのである。
であるからして、一般的な家庭からはすこぶる評判が悪い。それもそのはずである。今回、細田氏は世帯収入1000万以下の家庭などは描いていないのだ。そこに決定的な齟齬が生じるのは当然のことある。では、この映画は誰に向けた作品なのだろう?そんなことは簡単だ。これは細田氏の家庭なのだ。そもそもこのアニメのインスパイアは細田氏の子育ての経験が元になっている。…つまるところ、発想力が枯渇したのだ。誰に向けたアニメでもない。こんな題材しかひねり出せなくなってしまっているのだ。それが当たるかどうかのマーケティングすらやる気がない。
「俺が作ればヒットするだろう」
そんな認識である。
案の定、物語には深みが無いし、わくわく感もない。それでいて、イヤイヤ期の子供の描写は妙にリアルだから観客はうんざりする。それでも細田氏にとってはおもしろいらしい。なぜか?自分の息子や家庭が題材になっているからである。親ばかの目線である。エンタメを観客に提供する監督のそれではない。観客はそんな妄想ホームビデオを2時間近くも鑑賞し続けなくてはいけない…。つまるところ、もはや細田氏の認識と世間の認識とには大きなズレが生じており、それを修正することは困難な段階にまで来てしまっているのである。これは細田氏が脚本を手掛けている以上、修正されることはないだろう。今後も細田氏は作品を作り続けるだろうが、彼が脚本を手掛けている以上、過度な期待は持たない方がいいのかもしれない…。
はぁ?
おおかみこどもから思っていたのですが、家族というものの表現を軽視しすぎです。
なにも、子育てに関して苦労する部分をもっと描けという事ではなく、これが理想の家族でーすと綺麗な絵を使って表現しているのに虫酸が走ります。
くんちゃんは、物語が進むにつれて成長していくのかと思いきや、終盤近くになっても妹の未来ちゃんを殴ろうとする始末。
そしてクライマックスで、急激にわかり合えるみたいな事をみしていて。はぁ?じゃあ、序盤の雛祭りとか、お母さんの子どもの頃のところとかなんだったの?その時間返せよ!ってツッコミを入れたくなるぐらい。
しかも、もっとイライラするのは親です。
なんか、母親はいつも、上から目線で夫に指示して「父親はみんな子どものこと嫌いなのかと思った」言わせていて、はぁ?何様やねん?
父親は父親でなんか、くんちゃんが自転車に乗れたの俺が頑張って応援したからみたいな感じで泣きそうになってたけど、自惚れんなよ!近所の子どもにあっさり頼ったり、遠くからなんか観てるだけでアドバイスもなんもしてなかったやないかい!!
その2人が最後にイチャコラして、子育てって大変だけど頑張ろうってどの口がいうとんのじゃ!
しかもその時に車の後部座席のすぐ後ろにキャンプ道具を無理矢理積みすぎじゃ!!急ブレーキかけたら子どもの頭の上に落ちてくるだろ!!
ほんと、この親にしてこの子ありだな!
それが、良い話げに終わって理想的な家族でーすって子育てしてる人達を馬鹿にしすぎだろ!ってずっっとイライラしてて、これを観る若い世代の人達に悪い意味で家族はこんなにも幸せなものでーすって薄っぺらく伝わると思うとホントに遺憾です。
ブリーチの精神世界的な感じ
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