未来のミライのレビュー・感想・評価
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くんちゃんの目線で進む話
終了後の直後はこんな感じね!っていう
なんとも言えない、つまらないわけじゃないけど
あー楽しかった!っていうアニメではなかった気がします。
ただそれは私が大人だからなのかなと。
あくまでも
くんちゃんの視点で物事が進む世界
ママやパパの大変さ等をセリフで拾う場面が無駄になくて良かったと思います。
そんなの大人が見たら絵で、セリフのない間で伝わる気がします。
ママパパのセリフもくんちゃんにとってよくわかんなかったり印象的な言葉だけを拾った様な言葉選びの様に思えました。
また犬に変身したり、過去や未来を繋ぐ世界線の映像まるで今までの作品のカケラを見ているようでした。随所にある細田守っぽい的な。
正直見終わった後になんだかモヤモヤしましたが
あくまでもくんちゃんの視点だと考えると
子供は突発的直感的衝動的な事が多々あるし
論理的とか順序とか伏線回収とかがなくて逆にシンプルで良かったなと思います。
結果低評価になるのはある種してやったりではないんでしょうか。
見終わった後になんで腑に落ちなかったんだと考えて
この考えに落ち着き、☆4つにしました。
『ミライの未来:なぜ低評価なのか』
『ミライの未来:なぜ低評価なのか』
細田守監督の最新作「ミライの未来」が公開されました。
前作の「バケモノの子」から3年、本作は甘えん坊の男の子、くんちゃん(4歳)が主人公。
物語は妹の未来ちゃんが家にやってきたことにより両親の愛情が妹にとられ戸惑い、嫉妬してしまう。そしてくんちゃんはある日、見知らぬ世界に迷い込み、そこでミライから来た妹の未来ちゃんに出会う。そしてくんちゃんは子供の頃のお母さん、若き日の曾祖父に会う。時空旅行を通じてくんちゃんの不思議な体験が始まる。
率直に観た感想としては低評価の意味がよく分からないと感じました。
家族という小さく身近な出来事にファンタジーを取り入れ、くんちゃんがひいおじいさんの時代やお母さんの子供時代を体験する話は大人からすれば規模は小さい体験ですが、4歳が経験する世界は家の庭先や家の中でも大きな冒険がいっぱい。それを今作では十分に描いてると感じました。
ただ、この内容は人を選ぶと思います。
日本人は「家族」というものに抵抗があるところがあります。
それは漫画を見れば分かります。主人公が友人やライバルを通して強く成長していく。家族はサブの超サブキャラ扱い。「自分で強くなった!」というのが日本人が描く家族の扱われ方です。
海外は家族や友人などがいて、家族が支えてくれて大きく成長する様子が描かれます。
細田映画はまさにこの超サブ扱いの「家族」に焦点を当てており観る層からおそらく「時をかける少女」「サマーウォーズ」のように青春×バトルを細田映画に求めている様子があります。
仮にもし、これが「クレヨンしんちゃん」の物語としてなら大いにウケたと感じます。
そしてここでクレヨンしんちゃんを持ち出してきたのは今作の細田映画は原恵一監督が携わっていた頃のクレヨンしんちゃんの「ハイグレ魔王」から「オトナ帝国」時代の作品によく似ています。
原恵一監督も「カッパのくうと夏休み」「カラフル」などで家族を描いています。シビアな描写もあれば「家族とは?」と問いかけるものがクレヨンしんちゃんの頃からあり、今作の「ミライの未来」は原恵一映画に近いものがありました。
ただ「ミライの未来」は細田守監督の映画です。日常的だけど実際誰もが考えた事がある家族の昔ってどんな?という身近なものを映画にしています。若い層向きというよりは子育て世代向きの映画です。
その事から踏まえて僕としての評価としては高評価でした。
ただし世代を選んでしまうところが低評価の原因であると思えます。
観る際は単純に細田映画に求める青春×バトルを抜きにして純粋に細田映画として観るといい映画です。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら、さよなら。
アニメだから出来うる人生賛歌!
冒頭。
俯瞰の家。
くんちゃんの吐く息。
曇る窓。
空から降る雪。
雪を掴むと水に変わる。
それを見て「ふしぎ」と呟く、くんちゃん。
この時点で目頭が熱くなって、それ以降はもうくんちゃんの一挙手一投足に泣き笑いの連続。
親ってなんだろう。子どもってなんだろう。
人間の少しつづの成長は、自分ひとりでなし得ることではなく、過去からの地続きであること、それが未来に続いていくことをコミカルでファンタジックに描いていく。
鑑賞した回は、朝イチの回だったにもか変わらず、お子様少なめで、お一人様のおっちゃんばかり。
そんな中、1組のファミリーのお子ちゃまがシーン事に「わあ!」とか「おお!」とか「可笑しいね」とか言っていて、とても微笑ましくなりました。
子ども的にも面白く、大人は大人で我を見返す機会になる重層的な作品なので、
ぜひぜひ親子で観てほしいです。
最近アニメ映画が不作…
作品タイトルやポスターを見て、この内容が予想できたお客さんがどれくらい居たでしょう? 個人的には全く予想外の内容で正直凡作、『おおかみこども』と『バケモノ』の2作と比較しても劣ると思われます。
まず、何故か声優さんソッチノケで売込み中のアイドルタレントや役者をメインに起用している件で、唯一主役のキャスティングが…(監督OK出した感覚が謎)。
そして今作は〝4歳児が主人公〟の企画からして微妙で、結局誰に向けた作品かも不明でした。兄妹が出来て上の子が嫉妬するアルアルネタ、一方4歳児に感情移入できるか、くんちゃんカワイイ!と思えるか… 4歳児と代々家族の絆?をファンタジーで観せたにしてもその意図はあまり伝わらず。ひょっとして親の苦労? ソレはちょっと…
当初ミライちゃんが主役かと思ってた程ですし、そのミライちゃんも助演をキメる程ではなく、中盤と終盤の肝心な所だけ手を伸ばすものの、主役の4歳児がストーリーの足を引っ張り加減という奇妙な現象を醸している中でアレでは薄く弱い。
ストーリーでは全般にくんちゃんのクソガキ振りが発揮されますが「子供ってこうだよね〜」と言う共感は子を持つ母親?各位には得られたんでしょうか。リアルでクソガキに振り回された親御さんに対して、アニメ映画でリアリティ溢れるクソガキ描写を見せられて面白いか?と疑問は湧いて出ました。娯楽映画でそんなのを観たいお客さんが如何程居るのかは興行収入が示すとして。。。
そしてそのクソガキは異世界転生した際には、なんだか8歳児前後の背伸びした印象を醸していて描写のバランスが奇妙に感じられます。中段に設けたギャグシーンも使い込まれた演出であまり評価対象にはなりません。
幼児描写は宮崎駿氏が巧くて(本人は自覚ないでしょうが)、細田監督はポストに名が載ってる割にまだ足元レベルと言う印象が否めません。雨と雪ではココまでアレじゃなかったのになと…
では良かった所は。人の動きを細かく表現されていました。そして東京駅。こう云うリアリティはアニメとしては評価できますが、これは半分アニメーターの力量ですのでソッチの手柄で。ビジュアルの綺麗さ・解像度の高さはもはや劇場版では当たり前になったので、取り立てて褒める程でもなく。
終盤の馬やバイクのシーン、自転車の件は程良く描けてたと思えました。
そんな少しばかり良い所があったくらいで徹頭徹尾不安定を映像化したような今作は、サスガに期待ハズレと言わざるを得ません。
ジブリ無き今、日テレ電通は細田監督を神輿に乗せて盛り上げていますが、空回りな雰囲気と併せ、そもそも作品タイトルやキャスティング等から広告代理店やTV局の手垢を勘ぐる時点で萎えてしまいます。
完全なる駄作
上白石さんの声優としての実力不足。選んだ監督の責任。できないことをやらせてはいけない。
無償の愛を持って作品を見ない限り、1ミリも主人公に感情移入できない。
音楽も最初から最後まで酷い。
となりのトトロも、もし声優がひどかったらこうなったのかもしれない。
リアリズムもファンタジーもなかった。
細田美術館
くんちゃんが可愛い♪
いろんな意味で期待を裏切られた感じ(笑)
細田監督作品だから、ワクワクするような興奮があるんだろうと
決めつけて観てしまったからだと思います(;^_^A
そんな感情を抜きにしたら、私は好きな作品です♪
満点ではないけど素敵な両親と、聞き分けの良い子ではないけど、
可愛くて実は逞しいくんちゃん。そして、しっかり家族の一員のユッコ。可愛い未来ちゃん。
今こうしているのは偶然の積み重ねで、
当たり前のことじゃないんだと再確認しました。
驚く展開はなかったけど、
観た後に家族のことを思う時間を貰いました。
主人は帰宅後、いつもそんなことしないのに
おばあちゃんに電話してました(笑)
細田監督の意図はそこにあるのかなぁと♪
今年一番泣いた!
ヤバい!
50半ば過ぎのオレにはドストライク過ぎて今年一番泣いた!
これは、映像から赤ちゃんの甘酸っぱい匂いや、ウンチの臭いまで感じられるだけの人生経験が無いと感情移入は難しいだろうが、子育てが終わった世代から見れば涙無しでは見れない映画だ。
確かにシナリオは甘いし、漫然とした感じは否めないが、映像に重ねられる人生経験があれば決して退屈などしない映画だと断言できる。
シナリオをもっと練り上げれば、ジブリの家族ものに負けないものにできただろうにと思うと残念だ!
家族とその歴史というテーマは良いのだから、もっとファンタジーにふってエピソードを絞り混めばもっと良くなると思う。
細田監督ファンは決して裏切られたとは感じていないはずだから、さらなるものを次に期待したい!
くんちゃんの成長&家族の物語
酷評が多く、不安感がたくさんありましたがかなりよかったです。くんちゃんが段階をふんで成長する姿を見ていると自分も妹がいるのでくんちゃんみたいな時期に共感する要素が多くて、すごく楽しめました。
ただ、くんちゃんの声は声優さんがやったほうがよかったと思います!
うーん
睡魔に勝てない映画
多くの映画見てきた中で1番と言っていいほどの駄作。
とにかく、くうちゃんにイライラさせられました。
ひたすら駄々をこねて、成長もしません。
未来から来たミライちゃんは、あれだけの理由で未来からきたのか、
まだ高校生なのに婚期が遅れる???
急にそのような事を考え、過去にまで来て雛人形を片付ける???
理由がめちゃくちゃです。来なくていい。タイトル詐欺
起承転結もなく、永遠とホームビデオを見せられているだけで、つまらなくなり、初めて映画で寝てしまいました。
時間とお金を返してください。
二度と細田守の作品は見ないと決めました。
妄想拡大型物語
世代でしょうか?!なぜ面白さが伝わってないのか…残念です
いい映画ですよね。面白かったと思います。確かに細田守監督のこれまでの作品とは違っているかも知れませんが、同じ作風じゃなければ酷評するというのはちょっと違うんじゃないかなと思います。世代なのでしょうか?
独身のかつ若い世代の方々には解釈しづらいのかもしれませんね。年代別評価を見たいものです!
青沼貴子さんの「ぽよぽよザウルス」じゃないけれど、くんちゃんの年頃は大人には理解できない考え、行動をする怪獣みたいなものです。それを成長してないとか、ウザいなんて一蹴するのはどうかと思いますね。飛躍しすぎとは思いますし危険な発言だと承知のうえで言わせていただくと、この映画の中でのくんちゃんの行動を容認できない親たちが増加していくことの方が怖い気がします。
親には親になる段階での、曽祖父母には時代背景を含めて、それぞれの成長・歴史があり、それを何故か不思議な体験を通し目の当たりにして自分なりに頑張って成長していくくんちゃん!そしてお母さん、お父さんもだんだんと成長(?)する姿を「ある、ある!」って観ながら少し目頭が熱くなる想いでした。
「千と千尋〜」みたく不思議な感覚も素直に受け止めながら楽しく観て欲しいと思います。たくさんの幅広い層の方々に観てもらえると評価がだんだん上がってくると信じたいですね。もう一度言います、いい映画でした!
※余談ですが、谷尻誠さんが実際に設計した階段状の家、最初の俯瞰風景と改築・増築?されたあと現在の魅力ある階段ハウスに変貌するあたりも見逃せないですね。
モンスターチャイルド👿
同じ家族の話なら「リメンバー・ミー」のように誰もが楽しめる娯楽作にするのか。
それとも「犬ヶ島」のように興業成績や評価は2の次で作家性を追求するのか。
「未来のミライ」はどちらでもない中途半端極まりない「あさがおと加瀬さん」と並ぶ本年度屈指の駄作アニメ。
「ストーリー」「キャラクター」「表現」全てにおいて中途半端だが、最も致命的なのがアニメの生命線とも言える「声優」だろう。
今回は俳優ばかりあてているが、「となりのトトロ」の糸井重里、「風立ちぬ」の庵野秀明などはカワイイとさえ思えるレベルだ。
全員がプロ声優ならまだ少しは観れたかもしれない。
それに最も気分が悪くなったのが4歳児が赤ちゃんの頭を玩具で叩くシーン(直接描写は無い)。
しかも未遂に終わった2度までも。
昨今児童虐待が大きな問題となっている中で、アニメで、しかも細田作品でこれを見るとは思わなかった。
「万引き家族」でもこんな描写は無かったですよね。
ファンが細田監督に求めるものを監督自身が理解していないのなら残念です。(;>_<;)
次回作は期待してもイイですよね?
日常の大切さ。
レビューの点ほど酷評するものじゃないと思います。
あまりの出来の悪さに心配になってしまう
この映画のダメさ加減は『シマエナガ』さんのレビューでほぼ言い尽くされているように思いますので、少し違う角度から考えてみました。
最大の問題がくんちゃんのキャラクター設定にあることは疑いようはないのですが、これから子どもを授かろうと思っている方が『こんなんだったら子ども要らない』と思ったとしても仕方がないほどの不快さを製作者側の人が気づかないはずはないのに、アフレコをやり直したり、編集し直したりという作業をしなかったのが製作陣の認識の欠如が原因なのか、公開日の延期は許されないという外部要因なのか、事情はわかりませんが、いずれにせよ今後の映画作りへの態勢が不安になります。
子育て経験のある方(私もそうですが)にとっても、くんちゃんのキャラクターは共感よりも違和感の方が強いのではないでしょうか。
4歳の子どもとはいえ、いや4歳だからこそ、嫉妬心だけであんなに妹に執念深く『好きくない』とはならないし、嫉妬心の矛先は親に向かうのであって、0歳児を固形物で叩こうとはしないと思います。そういう保護本能は幼い子どもにも備わっているはずです。兄弟喧嘩だって、妹や弟が自分の意思で立ち歩き、喋れるようになってからですよね。幼い弟や妹のおもちゃを取り上げることはありますが、頭や顔を叩いて取り上げるようなことまではしないはずです(私の見てきた親戚や友人の子どもたちからの考察なので、100%ではないかもしれませんが、そうでなかったら、子どもたちだけで遊ばせておくなんて怖くてできないのでは)。
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