未来のミライのレビュー・感想・評価
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くんちゃんの声が・・・
絵も動きも最高に良い。ど素人で起承転結が無いなどと批判する人もいるが、そんなものはなくても十分上質な構成で、さすが細田監督。文句なし!
主人公の4歳の男の子が、大人の女性が普通に話している声である事以外は。
主役の声なのに、何コレ?
この作品は完全に主役声優のキャスティングミスですね。主役のくんちゃんの声に最初から最後まで違和感しかなかった。何故、幼児の声にしっかりあった声優を使わなかったのか不思議でならない。アニメのキャラクターの印象である声の表現は大切な要素のはずなのに、演出力の下手さ以上に声が幼児と感じない不幸な仕上がりとなった。それで映画で伝えたい事の大半が失われたと思います。家族を形作る前提となる自分と身内との切っても切れない繋がりに目を向ける事の大切さは理解できるが、説得力はガタ落ちですね。私は還暦を超えた老人ですが、この作品は鑑賞者の年齢や経験、立場により評価が分かれるでしょうね。
絵も綺麗、音楽もいいのに本当に勿体ないです。
ブルーレイ化するならば、くんちゃんの声だけ変えて再編集するべきだと感じます。細田監督の作品だと楽しみにしていたが残念でならないですよ。
よく わからない
微妙。見ない方がいいレベル。
子供の頃の感情の箱を整理するイメージ
未来のミライちゃんと現在のお兄ちゃんが協力してトラブルを回避したり、悲しい未来を変える話
と、思っておりましたが
そういう物語ではなく、妹ができたお兄ちゃんの苦悩や葛藤、成長のお話でした。
ちいさな短編のような話を通して、普段は忘れているような子供の頃の気持ちの箱をひっくり返して一個一個確認して整理するような気持ちになれました。
個人的には、その時間がとても尊く、貴重な時間になりました。
また、それを取り巻く両親の不安や葛藤もあり、その成長も感じるお話。
親子連れで見ることの価値もありそうです
子育ての頃を思い出す
イイね!が欲しかったのかな?
実写か?!と思うような遠景カットから始まる高度なアニメーション技術は大変評価できるが、、
クンちゃんの声優がミスキャストですね。
映画全体がクンちゃん目線で進むのでクンちゃんに感情移入したいのに、どちらかというと聞かん坊を育てる親の苦労に共感してしまう。
クンちゃんは何をしても許せてしまう様な可愛らしさ、子供らしさが必要な難しい役だが、残念ながら第一声から“大人が一所懸命子供を演じている”様にしか聞こえなかった。僕にはこの一所懸命さがとにかく終始ノイズになり、「どーでもいい話だなぁ〜」と思えて仕方がなかった。
誰にでも経験があるであろう幼い頃の愚かな行動に共感を求めた作品なんでしょうが、共感を強要されている様で今のSNSブームの様な嫌な感じも受けました。
中庭の超常現象もなんだかボンヤリした設定で、“別時間の人間は同時に存在できない”というルールも、簡単に破ってしまう。このルールでもっとサスペンスフルな演出もできたのではないだろうか?厄介な事に雛人形を片付けてしまったので、この現象はクンちゃんの脳内で起きた出来事ではなく実際に起きてしまった事になった。子供の成長過程の“見えない友達”の様なものにして、すこしふしぎ(SF)な話にした方がもっと“共感”を得られたのではなかろうか?
どの層に向けての映画なのか…
無料試写会に当たり公開前に鑑賞しました。特に何か事件が起こるわけでも何でも無い中でくんちゃんぐらいの子がもしかしたらこんな風に世界を構築して経験値を増やしているのかも〜的な妄想の世界かな、と個人的には感じました。まあ駅のあたりの迷子の話が実際くんちゃんぐらいの子が脳内であんな風に考えているとしたらだいぶ病んでます…。てかひいじぃじがイケメン!話もその部分は良かったです。あとは所々にジブリのオマージュが垣間見れて面白かったです。
ただこの作品て子供が見ても楽しくないと思います。難しい言葉たくさん出てくるし、最近子どもが産まれたお父さんお母さん、孫が出来たばかりのおばあちゃんおじいちゃんあたりが観ると楽しめるかもしれません。時かけもサマウォも好きなんですが、それ以降の作品は無料じゃなければ見ないですね。
残念
細田監督は一貫して家族の物語を描いてきた。本作もその流れに位置する。
主人公の男の子に妹が生まれ、未来と名付けられ、まだ赤ちゃんのはずの未来ちゃんが、未来から表れて、というストーリーだと思っていた。
しかし、登場するエピソードは「未来の未来ちゃん」だけでなく、両親やその祖父母まで及び、まるでオムニバス映画のようだ。
つまり、この映画は「未来の未来ちゃん」(だけ)に関する映画ではない。
まず、この「未来のミライ」というタイトルに大きな違和感を覚える。
そして、この映画の構成上の問題。
個々のエピソードはいい話もあるし、いいシーンもある。
しかし、90分なり120分という映画というフォーマットに収めることを考えたとき、これは映画の体(てい)を為していないと思う。
個々のエピソードをつなぐ1本の物語としての構成が極めて弱い。
繰り返すが、個々のエピソードやシーンには素晴らしいところがあり、そこは否定しない。
しかし、この程度の感動をくれる映像ならば、それこそ60秒のCMでもいくらでもある。
残念ながら脚本が突き詰められていないのだ。
本作の評価を厳しくした理由はここにある。
絵がきれいなだけの作品
いろいろ突っ込みどころ満載の作品。
絵は奇麗だった。近未来の東京駅や長い長いエスカレーターは良くできていたね。ここに1点を入れます。
この監督の過去の作品群が良すぎるだけに相対評価ではこれ以上はつかないな・・・
全体として、俳優を声優に使うくらいにディテールにこだわるくらいなら、もう少し脚本に気を使った方がよい。
まず、ひいおじいちゃんの声なんて諏訪部順一とかで十分だろ。福山雅治とか使って高いギャラ払うなら、もっと別のところに金掛けるといいのでは・・・
脚本は細かいところが弱い。例えば、、(靴に手紙を入れて)ようやく買ったもらった、補助車輪付き自転車。公園デビュー当日に、おやじが補助外すためのドライバー持ち歩いているのはおかしい。
あと、外人の女、見ず知らずにしては、おやじ(お父さんね)と同じベンチって距離近すぎだろ。(愛人か(笑))
ストーリーもめちゃくちゃで何言いたいのかわからん。
「妹との絡みが全てなのかと思わせる題名」で釣っておきながら、実際にはいろんな家族との回想が淡々と絡む話・・・
当初から、幼少期の妹が生まれたことによる嫉妬の部分など3分で終わりにして、年下の兄と年上の妹が、時空を超えて、いろいろやらかすストーリーにすればもっと良い作品になったろうに。
ぜんぜんわからなかった
細田守監督は大好きです。バケモノの子は4回観に行ったし小説も読みました。おおかみ子どもの雨と雪も大好きでした。でも今作はぜんぜん良さがわからなかった。高評価をつけている人がどこを評価したらそうなるのかわからなかった。下の子が生まれた時の赤ちゃん返りや、子育てに無関心な夫との間に二人めを産む妻、案の定てんやわんやになってイライラする場面など、よくあることなのだろうけど、そして、何だかんだで喉元過ぎれば熱さ忘れてしまうのだろうけど、それをアニメで見せられても、うんざりするだけだった。その環境で職場復帰するような共働き夫婦ならもっと事前に話し合って色々手配するだろうと思ったし、その時間はくんちゃん保育園に行ってるはずでは?とか、リアリティにも欠ける。それをも凌駕するなにかがあればリアリティなんて関係ないんだろうけど、それをも凌駕するなにかはまったく感じられなかった。くんちゃんの行動は典型的な子どもだけど、声優さんが大人なのが、どーーーしてもダメだと思った。4歳の子はあんな風には話さないし、あんな声でもない。その不自然さを凌駕する何かは感じられなかった。このキャスティングといい、脚本の中途半端さといい、プロデューサーの怠慢ではないだろうか、と思ってしまった。
映画としては残念な作品
昔を思い出してニヤリ
絵はとてもきれいで,自然と作品世界に誘われるようで,どのシーンも素敵でした。それぞれのキャラの表情も動きも豊かで,丁寧に作られていることが伝わってきます。
それなのに,声がもう残念の一言です。どのような意図があってか,何のしがらみがあってか知りませんが,このキャストはないんじゃないでしょうか。せっかくの映像がもったいなくて,憤りを感じるレベルです。
ストーリー的には,タイトルや予告から予想した内容とはかなり異なりました。でも,子供なら弟や妹が生まれたときの経験,大人なら子育てをした経験と重ね合わせて,あるあるネタに共感できる部分が多く,楽しめるのではないでしょうか。日常のとりとめもない情景が多く描かれますが,そんなやりとりを経て,親も子も少しずつ変容していく様子がとてもよく描かれていると思います。昔のことを思い出してニヤリとしたり,恥ずかしくなったりすることしきりでした。
ただ,途中でさまざまな場面転換があるにもかかわらず,それらが他の場面と絡み合わず,布石や伏線になっていないので,見終わった後の爽快感や清涼感のようなものがなかったのは残念でした。むしろ,もやもやとした思いが残った感じです。幼児のくんちゃん目線で描かれているからしかたないのかもしれませんが,全体的にはとっちらかったまま終わってしまった印象でした。すごくいい作品になりそうな要素はたくさんあるのに,少しずつ何かが足りないような気がしてしまいました。
話がつまらない
単純に言って話がつまらない。
細田守の単独脚本は前回のバケモノの子に続いて二度目だが前回も今回も説明過多な部分と魅せる部分のバランスが悪く、流れが良くなくて乗れない。
テーマがいいからといって話が面白くなるわけではない。
一回一回エピソードが分断されてその度に気持ちが切れてその度に設定を確認しなければならず、乗り切れない。
演出もテクニックに頼り切ったもので話にあっているとは思えない。
既視感のある演出テクニックを使ってはいるが、話の印象に残るような使われ方をしていない。
時間の流れをカメラをパンすることで表現、動物擬人化による四つ足走法の作画、異次元移動のCG表現など過去ファンなら知っている演出の棚卸のような感じ。
くんちゃんの動きは「崖の上のポニョ」の宗介を意識したかのようなのこだわりがあり、丁寧に丁寧に表現されていてこれは見どころ。
時をかける少女、おおかみこどもの雨と雪をマイベストにしているワタクシとしては、3年に一度と言わず、5年で3本くらいのテンポで原作モノをしてほしい。
3年に一回の細田祭だと物足りないので。
不思議な手触り
日本アニメ というよりも 映画界でも有数のヒットメーカーになっている細田守の最新作
実は毎作品 よくヒットしたなこの話が と不思議なることが多い アバンギャルド な面もあると感じているのだけど 今作もやはりそうだった
(ど直球な話をど直球に語ったのなんて僕らのウォーゲームくらいじゃないのか)
割と賛否両論激しいらしいがこの作品に関しては個人的には 好き な方に入る(バケモノの子 は個人的には うーん という部分があったけど)
冒頭くんちゃんの声を聞いた時に え これで行くの? とちょっとびっくりしたけど、自分は見てるうちに慣れてきたのでマイナスにはならず
風立ちぬを見ればもう怖いものはない
(あれも少し見てたら慣れた)
個人的に特にグッときたのはあの独特な家の構造
何だこの変な家は と最初は思ったけど見ていくうちに
この 途中 というか 間 のような空間で時間の行き来が行われることにすごく納得がいってそこからはスルスルと話を飲み込めた
超個人的な解釈だけど あの中庭のような空間は 過去と未来の間にある 今 を象徴する空間だったのではないかと思う 過去と未来双方と密接に関わり合いながらくんちゃんが様々な成長を遂げていく場所があの空間だったのだと考えると とても良いし 何しろ 何だその話は アバンギャルドな! と勝手な溜飲も下がりまくり
終盤の 駅 で巻き起こる出来事の不思議というか掴み所ない味わいは、細田守も大好きだと公言している杉井ギサブロー の 銀河鉄道の夜 を少し思い出すちょっぴりダークな雰囲気で好み
この話で絶賛一色は無いな とは思うけど個人的にはデジモン劇場版2本とおおかみこども に次いでくらい好きな細田作品となった
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