未来のミライのレビュー・感想・評価
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疲れた。
「子育てのしんどい部分」を描いた映画と感じました。
一人目の子供の時は、妻に任せっきりだった夫が二人目の時はメインで面倒を見るようになる。もちろん一人目の子の面倒も見ながら、そして自分の仕事もこなしながら。(妻は外へ仕事、夫は在宅で仕事)
二人目に手がかかり、なにもしてこなかった夫に家事と子育てを教える妻。それに着いていけない夫。そこへ両親を妹に取られたと感じた一人目の子の嫉妬による赤ちゃん返り。
映画の間ずっと叫んだり、怒ったり、泣きわめいたり精神的に疲れる音がてんこ盛りでキツかったです。
自分自身が未婚で子育ての経験も無いので、作中の夫を将来の自分に置き換えた時に果たして乗り越えられるか不安になりました。
細田守監督の作品としてはラブストーリーでもなく、世界を救う訳でも無いので、そっちの方面を期待して見るとダメな作品と。おおかみこども的な家族のドキュメンタルチックな方面を期待して見ると良作だと思います。
まあ何を感じるかは人それぞれですが。
タイトルに書いた通り、自分自身は見た後「疲れた」と感じたのでマイナス面の記述が多いです。
このレビューが何かの参考になれば。
すーごくよかった
幻影に子供がしつけられる程子育ては楽じゃない。
キャラクターデザインもアニメの動きも大好きですが…
今までの細田作品の中では、いちばんわからなかった。
未来のミライちゃんのお兄ちゃん、クンちゃんの成長を通してお母さん・お父さんも成長し、やがて命は受け継がれてゆく。
…という大きな話なのだろうけど、クンちゃんが出会う未来・過去の出来事・人々が何なのかよくわからない。
ファンタジーとしての幻想?それともSF的なタイムリープ?パラレルワールド?
どちらにしろ、幻影に子供がしつけられるほど子育ては楽じゃないし、そこをファンタジーで描いてしまってはこの作品の根本である、受け継がれる命を軽んじてしまっている様に感じてしまいました。
そして、肝心なクンちゃんの声… なんだかおばさんが無理して子供声を作ってる感じが、余計にクンちゃんのキャラクターを年齢不詳にして、そこにストーリーの不明瞭さが相まって感情移入しにくかった。他の役者さんが良いだけに残念、普通に男の子の声にすれば良いのに。
もっと子供の絵本的な構成にすれば、細かい事が気にならなかったかもしれない。もう一度観たら、印象変わるのかな?
最近の邦画アニメとしては駄作
アニメの表情はラインのスタンプとは違って、前後の脈絡から観客がそれぞれに想像する幅がある。どんな受け取り方をするかは観客それぞれの感性や経験、世界観などによって異なる。そういうアニメの多義性が作品に奥行きを齎し、物語に深みを与える。「この世界の片隅に」のすずさんがどちらかと言えば無表情だったのに、観客が深い感銘を受けたのは、アニメの持つ多義的な表情に由来すると思う。
しかしこの作品は残念ながら一元的で、本来は家族を取り巻く環境が家族間の関係性に影響を齎すはずだが、家族間だけの人間関係に終始してしまっている。だから表情もラインのスタンプと同じくひとつの意味しか持たない。妹が生れた小さな兄の成長物語だが、登場人物の誰にも際だった個性がない。庭に出るたびに過去や未来の家族が登場して主人公を少しずつ成長させるというアイデアだけに頼った映画で、このところのレベルの高い邦画アニメとしては駄作の部類に入ってしまった。
映画の底流には家族第一という一元論があり、世界の問題から目を背けて先祖から未来までを家族主義で通してしまう世界観は、どこか国家主義の世界観に似ている。説教がましいし、偽善的だ。豪華な声優陣を使ってこういうアニメを作るモチベーションが、私には理解できなかった。
賛否分かれる作品
家族がテーマの作品。楽しめました!
アニメ好きでも無く細田監督のファンでも無く映画好きとしての感想です。
主演の声優さんですが僕はそこまで違和感無く聴けました。
最初は違和感がありましたが物語が進むにつれて声の違和感は感じなくなりました。
お父さん役の星野源さん、お母さん役の麻生さんなど聴いていて最初は本人そのままだと思いましたがやはり物語が進みにつれて違和感はなくなりました。
アニメをよく見られている方ならそれが苦痛に感じるのもわかる気がします。
個人的な感想ですがクンちゃんと両親の声優は声に味わいがあって嫌いではなかったです。
またストーリーに関しては少しずつだけどクンちゃんが成長していく姿を家族の歴史とファンタジーの要素を混ぜて描かれていてとても繊細な作品だなと思いました。
これは誰のためのストーリー?
ターゲット層が不明瞭なストーリー。普通こういう映画って、どんな人が見ても登場人物の誰かしらに共感できるようにキャラ設定してるものだと思うのだが、どのキャラもイマイチ共感できず。
くんちゃんも癇癪だけが前面に出てきて、肝心の寂しさを積極的に表現しようとすらしない。まぁ現実の幼児はそんなものだろうが共感を誘うべきアニメ映画としては失格だと思う。
リアリスティックなキャラの描き方とは思うが、共感するより寧ろ目を背けたくなる。
映画全体としても、“アニメ映像化したら面白そう”なエピソードを並べただけで繋がりもバランスも声も酷いし、音楽も全く印象に残らず。予告編が一番良かったのでは?笑 それなりに期待していたがこんな酷い映画は久しぶりに見た。
家族がいるなら響くわけでもないですね
伝えたいこと
伝えたいことや言いたいことはなんとなく伝わるが、楽しいかったか、と聞かれれば微妙としか言えない。おススメはできない。サマーウォーズで魅せてくれた感動は、それ以降感じれない。
子育て経験のある大人向けの映画
ただ普通の家族の小さな成長物語。
子育て経験のある大人向けの映画です。
子供には訳が分からなくて退屈になってしまうかも…
ある一定の層に対してのメッセージせいを大事にした作品だと思います。子育て経験がないと共感や感情移入はなかなか難しいのかもしれませんね。
それを分かった上で観ればとても素敵な作品です。
細田守のファンタジーやバトル要素のようなものがほとんど無いので、今までの作品からすると期待してたのに物足りない、何これ状態だと思います。スーパーでぐずってる子供のような様子や心理を映画で見せられてる感じです。
「未来のミライ」という題名が細田守のファンタジー感出してるから期待してしまうのも無理ない…
声にしても、そういう意味での完成度は低いと思います。
メッセージせいでは完成度は高いと思います。
家族が成長していく様子、過去の繋がりがあっての今の自分、そしてまた未来へと繋がる。過去〜現在~未来を表現する画や音の使い方が丁寧で綺麗でした。
子育てしてると共感できるところも多くて、会場では年配の方が結構笑ってました。そういうところあるよね、わかるなぁってところでみんなが笑ってました。
毎日少しずつ、家族ひとりひとりが何かに気づいて変わっていく、大きく変わることはなくてもほんの少しずつ成長を積み重ねて生きていくんだなと感じました。
映像としてのおもしろさ
4歳児の見る家族とその日常
まずOPの山下達郎が作画とマッチしており、実に心地よいです。
そして今回も音楽がとても良かった。
作画も丁寧で、子どもの動きなどもよく表現できていました。
強いて言えば、主人公くんちゃんの声が少し気になってしまった事ですかね。
声といえば、福山雅治が良かったです。その役所もあるのですが、とても印象に残りました。
物語は家族のお話。平坦ながらもその一つ一つが奇跡のように繋がって出来ている命や家族、そのあり方をゆっくりと映し出しています。
「時かけ」や「サマウォ」を期待していくとすごい肩透かしでしょうが、そのテーマはとても暖かい作品です。
観ていると「なんで?」といった場面がいくつかあるのですが、逆にそのフワフワとした設定や事柄も全て「くんちゃんの視点」なのでしょう。
4歳児の見え方であり、世界であり、感じる事柄。そんな視点で家族とその日常を描いた作品でした。
ミライ的ファミリームービー
優しい気持ちになりました
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