未来のミライのレビュー・感想・評価
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楽しめなかった
細田作品の中で最も楽しめなかった作品でした。
クンちゃんの兄としての成長のみがテーマで全体的に内容が薄く、見どころが少なかったため、期待していた私としては残念です。決して、悪い出来とは思いませんが……。
映画の尺の都合上、薄めの内容にせざるを得なかったのか……?(バケモノの子に対して20分程度短い。)
話は変わります。
キャスティングを叩くレビューが多いようですが、キャストが悪いというよりは、そのキャストを上手く使えなかった監督が悪いわけで。
確かに、観ていてキツいシーンはいくつかありましたが、そもそもキャスティング等を含めた制作状況に合わせて演出するのが監督の仕事だと思います。
大人の事情はあると思いますが、細田監督レベルの監督がキャスティングに合わせた演出が出来ないわけが無いので、 キャストを叩くのは筋違いかなと思います。
ミライ(幼少期)役 本渡楓にはビックリしました。うまーい!&かわいー!
内容については、映画らしい山場は後半の未来東京駅だと思いますが、そこまでの流れがあまり腑に落ちなかったです。無理やり山場を入れてみました感が際立っていました。
「未来のミライ」というタイトルなのに、クンちゃん中心のストーリーで、未来のミライちゃんの活躍を期待して観に行った私としてはその点も残念でした(笑)。
個人的には最初のほうにあった、雛人形を片付ける下りは要らなかったんじゃないかなぁ、と思います。あの下りの意義が分かりません。入れるにしても、もっと短くて良かったと思います。
細田監督の次回作に期待!!
きっと次はアクションシーン満載の作品になるはず!!
期待はあまりしない方が良いかも……
思ったより面白い
評価が低かったけど、細田守監督なので見に行ってみた
まさにイヤイヤ期真っ最中の次男をみているようで、とても笑えた
子育て中のママには面白いし、笑えて、共感する事が多いと思う
人と人との繋がり、一つ一つの人の選択によって今がある。みたいなストーリー
途中で飽きることなく、楽しく見れました
鑑賞中に満足度が推移 〜 最後のひいじいじカッコイイ
クンちゃんの違和感からカッコイイひいじいじまで、鑑賞中にも満足度が推移する映画でした。
(1) 冒頭は共感 → (2)子供の泣きわめく声にウンザリ → (3) ひいじいじカッコイイ → (4) 様々な人のコメントを読んで意味が分かってきた、、、という感じでした。
子供を持つ親なら、共感度が上がる映画なのでしょうね。
(1) 冒頭は共感
私も妹がいる兄なので、最初のクンちゃんが泣きわめくところは、なんだか共感してしまいました。あの気持ち、30年以上経った今でも覚えています。
(2) 子供の泣きわめく声にウンザリ
やや夏風邪な状態で映画を見たからかもしれませんが、泣きわめくのも2回目になると、頭に響いて不快になってくる感じです。泣きわめいたらファンタジーに遷移するステップも3回目には飽きてくる。だいたい、クンちゃんは何歳なんだ?と疑問に感じてしまいました。かなり良くしゃべれるけど、自分の名前も両親の名前も分からないなんて、どういうことか、、、と。(4歳の設定らしい。)
途中まで、少しばかり辛かったので★1つか2つだなと思って見ていました。
(3) ひいじいじカッコイイ
ここまでネガティヴな感じで観ていたのですが、ストーリー終盤の、ひいじいじがカッコイイです。あのひいじいじの頑張りがあって、今の家族があるんだね、と、ここは泣いてしまいました。ですので、最後に私の中で★上がりました。声が福山雅治であることには、エンドロールを見るまで気付きませんでしたが、カッコイイなぁ。ひいじいじとバイクに乗るシーンの絵は、とてもキレイでした。ひいじいじ関連ストーリーと絵は、映画館に来た甲斐を感じます。
(4)様々な人のコメントを読んで
いつも鑑賞後に、映画.com投稿を見るのが楽しみなのですが、この映画は予想通り賛否両論な感じですね。映画.comのある投稿に書いてあったのを見てナルホドと思ったのですが、細田監督が表現したかったのは「いつの間にか成長している子供たちが、大人の知らないところで体験しているかもしれない不可思議な出来事」なのではないかとのことで、そう説明されればそういう視点で私も素直に観ることができたかも、と思いました。ただ、そういうのが鑑賞中の私には分かりづらかったです。鑑賞後にも、ちょっと見方が変わった作品でした。
良いのになぁ。
とても良質な音楽をまとった、日常を愛でる映画。
未来のミライちゃんと手に手をとっての大冒険、そして別れ…というお話ではなく、くんちゃんの冒険エピソードは断片的に配されスーッと閉じていく。
途中どうなってしまうのかなと少々不安になったけど、これは積み上げた絵本を次々と開いては閉じてを繰り返す、彼らの作るリズムだと思った。
そのリズムにお任せすると決めたら気が楽になって鑑賞できた。
この夏いちばんの感動作とか、ちょっと宣伝が上手でなかったかな…(上手すぎたのかな?)
それよりは、素麺みたいにさらっと通り過ぎていく、夏の日常に時々欲しくなる素朴な映画だと思います。
低評価はさみしい。
中身の無い不愉快な映画
皆さんと同じような感想です。
この映画はつまらないです。
鑑賞料金分で美味しいご飯でも食べてきた方がいいです。
誉められるのは、アニメーションとしての映像表現力の部分のみです。
・主人公がただただ不愉快
・ストーリーやメッセージ性が無い
・各種設定の意味不明さ、あるいは活かせてない
クレヨンしんちゃんとか、他のアニメでも問題児キャラはいますが、時々見せる優しい一面とか、ストーリーの良さでカバー出来てるから面白く見れるし、愛されるキャラクターになります。
しかし、本作品の「くん」は本当にイライラして生理的に受け付けません。
電車のおもちゃで殴るシーンや、じいさんがビデオ撮影してるシーンはイライラMAXです。
正直両親に、もっと厳しくしつけろ!とか、げんこつでもお見舞いしろ!と思いながら見ていました。
逆に、そういうシーンから結果的に家族の絆が深まるというストーリーも考えられるとも思います。
未来ちゃんが現れたのは、最初はstand by me ドラえもんみたいに、好きな男子と結ばれるというゴール目指して話が進むのかと思って見ていましたが、特にその後の結果は語られず。雛人形をあんなに苦労して片付けたのは何だったのか?
手のアザも意味不明。判別のためだけならホクロとかでいいのでは?
あるいは、自分がおもちゃとかでケガさせてできた傷痕でも良かったのでは?
何より、あの不思議な現象や世界観が謎。少しはあの世界の説明があればいいのですが、無いから本当にただの設定の無い不思議なだけの世界。
そして最後に、主人公が何か悟ったかのように描かれていますが、安直で薄っぺらいです。あの年頃の子供にああいったことは理解できないはずです。
見る人によるのかも、、
家族の歴史に感動
くんちゃんの頭の中のワンダーランド
低評価の理由が分かった
監督が細田守監督だけあって
期待大で観ました。
はっきり言って駄作…
お兄ちゃんの自分勝手なところ
妹をおもちゃで叩いてしまうところ
イライラしながら観てました
ストーリー制もイマイチだった。
『未来のミライ』好きくなくない!
本作『未来のミライ』には、例えば『サマーウォーズ』のような分かりやすい面白さはないですし、つまらないと感じる理由も分からないではないですが、決して悪い作品ではないです。
今回、細田監督が表現しようとしていることはなかなか面白いですよ。
本作は、
➀主人公のくんちゃんが駄々をこねて、お父さん・お母さんを困らせる。
↓
➁家の中庭からファンタジーの世界に誘われ、過去あるいは未来の家族の誰か(未来のみらいちゃん、過去のお母さんなど)に出会い、何かを教わったり、体験したりする。
↓
➂現実の世界に帰って来た時には、くんちゃんはほんの少し成長している。
……という流れのくり返しで構成されています。
本作を読み解くヒントになるのが、
・予告編でも出てくるお父さんのセリフ
「子どもってすごいね。突然ポンッと出来るようになるんだからさ」と、
・テレビのインタビューで監督が話されていた、
自分の子に今日どんな夢を見たか聞いて、そこから脚本を考えていった、ということ。
本作は、いつの間にか成長している子どもたちが、大人が知らないところで体験しているかもしれない不思議な出来事(空想や夢)を、アニメーションで表現(可視化)しようという試みなのだと思います。
監督の試みはユニークだと思いますし、それは少なからず成功しています。
凝りに凝った背景美術やファンタジー表現は監督の面目躍如といったところ。特に物語終盤に登場する少し恐ろしげな未来の駅のイメージなどは、本当に素晴らしいです。
また、ファンタジーの中の出来事から、家族の見えないつながりや秘めた思いが浮かび上がってくるというところも、監督の家族観が窺えてなかなか興味深いです。
惜しむらくは、各エピソード間のつながりが希薄で、ただ並列的にならんでいるだけなので、話がプツプツと途切れるように感じられ、ストーリー全体に起伏がありません。
おそらく細田監督作品の中でも、最も物語終盤の盛り上がりに欠ける作品になってしまっていると思います。
本作が多くの人に「つまらない」と評される最大の原因はこの点にあるのではないでしょうか。
以上をまとめると、『未来のミライ』は、監督が描こうとしていることはユニークですし、表現の面でも目を見張るものがありますが、エピソード間のつながりが弱く、物語に起伏がないため、傑作になり損ねた作品といったところ。観る価値は十分にあると思います。
意図がわかりにくい
犬がなぜ擬人化しだしたのか、未来ちゃんがなぜ来たのか、なぜタイムリープが出来るのか、理由が描かれてないし、未来から来た未来ちゃんが全然出てこなかった。
伝えたいことは、動物も人間も、奇跡が繋がって現在がある、ということだと思うけど、わかりにくい。
くんちゃんの成長を楽しくみて、子供の可愛さを表す映画なら別のタイトルにした方がいいかと…
ありきたりなほのぼの成長記録を長く見ていて辛かった、、
東京駅のシーンは、子供が観に来ると思うと怖すぎるし
粋なりCMで見た見せ場になったから意味がわからなかった。
わざわざ映画にするべき内容ではないかな。
ありきたりではなく、起承転結のある物語にしてほしかった。
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