「他の作品とは違う方向性を目指したように思える」未来のミライ 三日月キリンさんの映画レビュー(感想・評価)
他の作品とは違う方向性を目指したように思える
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「時かけ」「サマーウォーズ」「バケモノの子」はどれも面白く見させていただきました。
本作は、前述の作品のような起承転結を期待すると、
つまらない映画と感じると思います。
なんとなく記憶にあるCMの構成もよくなかったと思います。
というのは、本作は、
あたかも従来の作品と同じように「何かが起きて主人公が解決する」というCMでしたが、
そんな大仰なものではなく、
日常の一コマから話を膨らませていったようなお話になっています。
「誰もがみんな“くんちゃん”だった」という作中の表現からも、
”大人になった皆さんは忘れてしまったかもしれないけど、
子供にとっては日常の些細な出来事をここまで大きく感じてるんですよ。
それを映像化してみました。”
という意図が薄いオブラートのようにおおわれている感じで、
見ていてすっきりしませんでした。
大冒険的な表現寄りにした方が、作品の視聴層からしてもあっているのではないかと思います。
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