「子育て世代かどうかで評価が分かれると思う!」未来のミライ kumakoさんの映画レビュー(感想・評価)
子育て世代かどうかで評価が分かれると思う!
10歳と4歳の兄弟を育てている母としては、この映画は胸にグっとくるものがありました。くんちゃんぐらいの子を育てている同世代のママ達はきっと共感しながらこの映画を見て、(どこも一緒だな)(そうそう!こんなこと言う~!腹立つよね!)(子どもはこんな風に思ってるのかな?)なんて各場面に、それぞれが色々なことを感じるんじゃないでしょうか。
まさに、子育て世代かどうかでこの映画は面白いかどうかの評価が大きく変わってくると思います。
4歳のくんちゃんがずっと煩かった等と批評していらっしゃる方がいますが、本当4歳の子なんて毎日あんな感じですっ!物凄くリアリティにありがらも、所々で変化して見せられる家族の過去から未来の物語を見て、我が家にもこうやって物語があって、いつか我が子達もあんな風に成長していくんだなーとシミジミと、でも強烈に見せつけられました。
私は思わず2回見ちゃったぐらいに共感出来る映画で面白かったです。ただやっぱり、色々あるんでしょうけど、4歳のくんちゃんの声はもっと子どもらしい声で表現して欲しかったです。子役さんを使った方がよかったのでは?きっとあの声がもっと子供らしく可愛い男の子の声であれば感情移入の仕方も違ったものになったと思います。あれでは小学生の男の子です。だから、こんなに評価が低いのではないかなー?と思います。
個人的にはくんちゃんがミライちゃんを新幹線で叩いた後に、お母さんに怒られて泣いて癇癪を起して、お母さんがオニババと言われて顔が変わっちゃうシーンは大笑いでした。それと同時に、いいお母さんになりたいのに、怒っちゃうって反省しちゃうシーンも一緒だよってホロリときちゃいました。皆一緒!子育ては大変!でも、日々成長しながら自分の描く理想のお父さん、お母さんになっていくんだろうなって感じる事の出来た映画でした。
子育てが終わった後に見るとまた違う目線で見れるだろうし、おばあちゃんになれた時に見るとまた違う余裕を持ちつつ見れる映画だと思います。その時が楽しみです!