「大人への皮肉を込めて、ならば満点ですが」未来のミライ Shi Abeさんの映画レビュー(感想・評価)
大人への皮肉を込めて、ならば満点ですが
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キャスト、設定、物語の整合性を抜きにして、現代の大人への皮肉を込めている映画として受け取るならば満点です。声が受け付けないどうのは20分もあれば慣れます。
自分では上手に子育てできてると思ってる大人達へ、お前ら本当に子育てできてるか?
子供になんでもかんでも求める親達へ、お前ら自分達が子供だった頃はなんでもかんでも出来たか?
なんやかんや上手く夫婦関係がいってると思ってる大人達へ、側から見たらギクシャクしてないか?
子供に愛情を捧げてると思ってる大人達へ、子供は果たして本当にそう受け取っているか?
こんな皮肉が込められている雰囲気映画として見るなら星5です。間違いなく見る価値あります。
自分では立派な母親だと思っていても知らないうちに生活のストレスを子供に当たり散らす女、仕事は出来て稼ぎもいいけど嫁の顔色と世間体ばかり気にして子供のことそっちのけの男、欲しいものは全部与えられているけど何より愛情に飢えている子供、昔は可愛がられてたけどただのオブジェと化したペット、そしてそんな余裕あるようで精神的余裕のない家庭に産まれる第二子。どー考えても2人目作るタイミング早すぎだろ?という具合で見ていると胸が苦しくなるぐらいにはリアルです。
思い当たる節のある家庭は悔い改めてどうぞ。
物語の設定まで事が及べば矛盾点も多いです。割愛します。
見る角度によっては星1にも5にもなります。
自分は皮肉の部分は楽しめました。
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