「なかなか苦痛」未来のミライ ピケさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか苦痛
細田監督で大好きな作品群があるので今作も期待して観にいきました。が…
期待した故に酷評書かせていただきます。
過去の栄光で細田守監督という名前だけが一人歩きした結果、動員はあってもつまらない作品…と言うのが正直な感想。逆説で過去作品に関わった脚本家の奥寺佐渡子さんはすごく天才なんだなぁとも改めて思わされた。観る側の思考をコントロールして作品を構成するのと個人のエゴで思いつきを並べるのとではこんなにも差が生まれてしまうのですね。
個人的に納得いかないのは4歳児の声の違和感(大人過ぎる)。前半1時間は一体何を観せられてるのかイライラ。1つ1つどうでも良い小さな茶番劇も導線文脈なく観客置去りで唐突。寝ちゃった観客を無理矢理起こす仕掛けなのか途端に意味不明な爆音で更にイライラ。後半どうなるかなと多少なりとも期待したものの当たり前なことをセリフのみで語る。え?ってなった。トータル「あ、浅い。」の一言。苦笑
タイトルは“未来のミライ”?
いや、“ボクくんちゃん”
でいいと思った。
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