「というか…」未来のミライ t20NDE5uHLCu3jeさんの映画レビュー(感想・評価)
というか…
未来のミライってタイトルのくせに未来のミライは全然出てこないし(最初と最後どこからともなくなんの説明もなしに突如出てくるだけ)、超常現象のルール設定がないから客は置いてけぼりにされる。
ほんとにこの映画が売れたとしたらそれはCM予告編を作った人々らに感謝すべき。あのCMがうまかったからで内容はほんとにお粗末。CMのが1分半なのに遥かに心に刺さるものがある。これから未来の妹とどんなスペクタクルな冒険が始まるんだろう!!ってワクワクさせられたのに…全然違いました。
というか、未来のミライちゃんはなんで時空を超えられたのかくらいの説明はせめて欲しかった。細田作品はおおかみこどもまでですね。奥寺さんいなくなってからほんとつまらないってゆーか、素人ですが、ストーリー作成の根本がわかってないんじゃないって思ってしまう。客が観たいとことか、客がかいてほしいところをかいてくれてない。未来のミライは、時をかける少女のタイムリープがどうしたら起こるのかの設定、サマーウォーズのOZについての説明、おおかみこどものお父さんの正体の説明、過去作品を例に取れば、これらがない映画でした。ストーリーの基本、起承転結の起が雑過ぎ。だから置いてかれる。ひな祭りのクダリに時間使ってる暇あるならしっかり説明してください。3人であの部品を取りに行く意味がどこにあるんですか。未来でミライちゃんがひな祭りを片付けないことが原因で重大な恋愛トラブルでも抱えてるのかと思ったらそうでもないし。いらないですよ。声のキャスティングも完全にミスですが、それは次回作で変えれば解決する話です。そんなことより問題なのはストーリーの方。山下達郎さんがほんとに素晴らしい良曲を作ってくれたのに本編がこれじゃほんとに残念。期待してただけに不満が止まりません。