劇場公開日 2018年7月20日

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「安易すぎる」未来のミライ andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5安易すぎる

2018年7月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

私には子どもがいないので親の感覚はわからない、のだが...なんでこうなっちゃうのか...という気持ちしかない。主人公たるくんちゃんに必要だったのはあの手のファンタジーではないだろう。だって彼の成長(?)はほぼあのファンタジー要素が契機になっている訳で、じゃあ親ってなんなの、となってしまう。親を一個人として知ることが大事だというなら他にいくらでも描きようがあったし、そうするには主人公が幼すぎる。私たちは現実にはあのようなファンタジーに巡り会うことなくそれでも生きている訳で、率直に言って安易な感じしかしない。
後は完全にこの映画は予告編詐欺だと思う。彼は冒険しない。予告編製作は本当に考えて欲しい。この手で見せようと思うなら安易にすぎる。
とは言え子育てをしている層には刺さるのかもしれない。子どものいない者が観ると...割と絶望する。希望のない映画だと思った。
作画には気合入っていたし声も総じて良かったとは思う。ただ物語の帰結がどうしても入ってこない。
正直、あんまり子どもには観て欲しくないなあと思った。

andhyphen