「イイね!が欲しかったのかな?」未来のミライ k_keitaroさんの映画レビュー(感想・評価)
イイね!が欲しかったのかな?
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実写か?!と思うような遠景カットから始まる高度なアニメーション技術は大変評価できるが、、
クンちゃんの声優がミスキャストですね。
映画全体がクンちゃん目線で進むのでクンちゃんに感情移入したいのに、どちらかというと聞かん坊を育てる親の苦労に共感してしまう。
クンちゃんは何をしても許せてしまう様な可愛らしさ、子供らしさが必要な難しい役だが、残念ながら第一声から“大人が一所懸命子供を演じている”様にしか聞こえなかった。僕にはこの一所懸命さがとにかく終始ノイズになり、「どーでもいい話だなぁ〜」と思えて仕方がなかった。
誰にでも経験があるであろう幼い頃の愚かな行動に共感を求めた作品なんでしょうが、共感を強要されている様で今のSNSブームの様な嫌な感じも受けました。
中庭の超常現象もなんだかボンヤリした設定で、“別時間の人間は同時に存在できない”というルールも、簡単に破ってしまう。このルールでもっとサスペンスフルな演出もできたのではないだろうか?厄介な事に雛人形を片付けてしまったので、この現象はクンちゃんの脳内で起きた出来事ではなく実際に起きてしまった事になった。子供の成長過程の“見えない友達”の様なものにして、すこしふしぎ(SF)な話にした方がもっと“共感”を得られたのではなかろうか?
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