「モンスターチャイルド👿」未来のミライ サンゲリアさんの映画レビュー(感想・評価)
モンスターチャイルド👿
同じ家族の話なら「リメンバー・ミー」のように誰もが楽しめる娯楽作にするのか。
それとも「犬ヶ島」のように興業成績や評価は2の次で作家性を追求するのか。
「未来のミライ」はどちらでもない中途半端極まりない「あさがおと加瀬さん」と並ぶ本年度屈指の駄作アニメ。
「ストーリー」「キャラクター」「表現」全てにおいて中途半端だが、最も致命的なのがアニメの生命線とも言える「声優」だろう。
今回は俳優ばかりあてているが、「となりのトトロ」の糸井重里、「風立ちぬ」の庵野秀明などはカワイイとさえ思えるレベルだ。
全員がプロ声優ならまだ少しは観れたかもしれない。
それに最も気分が悪くなったのが4歳児が赤ちゃんの頭を玩具で叩くシーン(直接描写は無い)。
しかも未遂に終わった2度までも。
昨今児童虐待が大きな問題となっている中で、アニメで、しかも細田作品でこれを見るとは思わなかった。
「万引き家族」でもこんな描写は無かったですよね。
ファンが細田監督に求めるものを監督自身が理解していないのなら残念です。(;>_<;)
次回作は期待してもイイですよね?
コメントする