「平和的で良い。」未来のミライ ghjkkさんの映画レビュー(感想・評価)
平和的で良い。
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声優が誰かどうかはこの際触れないことにする。それにしても90分ってのは結構短く感じた。内容は化け物の子のようなパラレルワールドと現実世界を行き来するような話である。過去に行って幼少期の母親やひい爺さんに会ったり自宅の庭から未来の東京駅にワープして迷子になったりする場面もある。いわゆるタイムワープものでもあるという訳だ。つまり今までの作品のまとめみたいな感じ。この作品のテーマは兄弟を持った子供が幼少期に親に対して持つであろう不満や反抗心、である。そして二人目の子供を授かったばかりの妻は日々の疲労のためか喧嘩気が強く夫や子供にすぐにキレる。既視感あるテーマだが、それでもファンタジーさを加えた本作品は後味良く作られているとエンドロールを観ながら思った。
後味が良いのは細野作品の長所の内の一つである。今回、登場人物が少ないため(モブキャラすら少ない)内容が必然的にいつもより薄い気がしたがオチはめでたし、だ。それでも雛人形の下りいるか?とひっそり思い返したりもするが。
それと一人ぼっちの国に行く列車のデザインが恐ろしく中二病でかっこ良かった。
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