劇場公開日 2018年7月20日

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「細田は親としてダメだと思う」未来のミライ w gさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0細田は親としてダメだと思う

2018年7月20日
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アニメ版ファミリーヒストリーといったところだろうか。
細田守は星野源が演じるお父さんに自らを投影し、自らの親としての未熟さ、上の世代への劣等感を描いている。それは細田の本心なのだろう。ひいじいさんといった上の世代のキャラクターの欠落を描いていない点からもよく分かる。

ただ、4歳児に家族の大切さを説教している時点で、バケモノの子にあった子供へ物わかりの良さ求める異様さ、幻想のようなものを捨てきれていないと思う。

バケモノの子でうっすらと見えていた子供への違和感を今作ではっきりと感じられる。

細田の考えは親として共感できない。また、それを未来に言わせる点も好きになれない。

それを描くとしても、それを理解するのは観客であって、くんちゃんではないだろう。くんちゃんはもっと小さく、ちょっとした成長が見られれば良かった。

キングオブコメディじゃないけど、

だって、まだ子供なのだから。

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