「あんまり面白くなかった」未来のミライ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
あんまり面白くなかった
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主人公のぐんちゃんが可愛くなくてつらい。まず声が全然子供の声に聞こえない。何より個性が全然ない。うちの子のかわいいから見てよというのが何一つなくステレオタイプの子供としか見えなかった。
体型を見ていて2歳くらいかと思っていたらプラレールを見事に組んでいてすごいし、絵も上手。怒っているのにスケッチブックからはみ出さない。だいたい子供が片付けなんかできるわけがない。見終えた後で4歳と知って驚愕した。自転車に乗るのか。うちも4歳の男の子と0歳の女の子がいるけど全然レベルが違う。わがまま言ってうざいばかりで可愛らしい側面やひょうきんな面が全然なかった。
おじいちゃんが赤ちゃんの写真を撮る時にぐんちゃんをフレームアウトさせたがっていたが、うちはツーショットを撮ろうとするといなくなるので困る。グラビアアイドルみたいなポーズを取っていたが、うちの子はスペシウム光線みたいなポーズにひょっとこみたいな顔をしてふざける。
細田監督はお子様や家族に対する気持ちは確かにあるのだろうけど、あまり携わってはいないのではないだろうか。アニメを作るのは大変な作業だからなかなか時間がないのだろう。汚いところが何一つないし、0歳児はよだれもたらさない。遠くから望遠鏡で見ているような表現だった。古泉智浩という漫画家が育児漫画を描いているからそれを読んで参考にすればよかったのではないだろうか。
内容はファミリーヒストリーみたいで、さっぱり面白くなかった。奥さんがギスギスしていてつらかった。
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