「拝啓、過去の自分へ。」未来のミライ ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
拝啓、過去の自分へ。
これから家庭を築く人に、くんちゃんと同じ小さい子供に、孫のいるお爺さんお婆さんに、幅広い年齢層が楽しめる作品でした。
これは家族の愛を存分に感じられる物語。
主人公は4歳の男の子くんちゃん。
妹が産まれて嬉しい気持ち反面、自分を構ってくれなくて嫉妬心メラメラ。
お父さんとお母さんが自分を見てくれないとい気持ちが、スクリーン一杯に伝わってきました!
ちょっとしたことですぐ駄々っ子になるくんちゃんですが、お母さんは仕事に家事に子育てに手一杯で、くんちゃんを構ってあげられる時間がありません。
だからすぐ泣いたり怒ったり癇癪持ちになってしまいます。
そんなくんちゃんの不安定な心に、寄り添ってくれたのが、未来からやってきたミライちゃん。
彼女の登場が、くんちゃんが成長するきっかけになっていくのです!
この映画を観て感じたのは、
子供の成長って、大人が思っている以上にあっという間だということ。
親が気がつかないところで、子供はたくさん学んで成長しているんだなと思いました。
あんなに泣いてばかりだったくんちゃんが、徐々に頼もしくなって行くのが素敵です!
いつか子供を持つ身としては、少しでも子供の気持ちに寄り添ってあげられたらいいなと思います。
青春真っ盛りの主人公が多い細田作品ですが、今回は家族の愛が、存分に伝わってくる心温かい作品でした!
平成から新しい年号へと移り変わる未来。
時代の流れの中で、大人は子供に何を残していけるのか。
未来ある子供に、少しでも幸せな未来を届けてあげたいと思いたくなる、素敵な作品でした。
ありがとうございました(o^^o)
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