ミスミソウのレビュー・感想・評価
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トラウマレベルのシーンが
面白そうだけどグロさが…、心が整っている時に観ようストックしていたものがようやく観れました🙋♂️グロ耐性弱めの方は見送り必至、なかなかの衝撃作。ただストーリーに目を向けてみると、様々な社会問題が盛り込まれ、予想を裏切る展開もあり、最後まで見応え充分だった
原作知らないので
私は原作を知らないので概要だけ見て、覚悟を決めた上で視聴しました。
物語の序盤は「やり過ぎな虐めの結果」に対する主人公春花の復讐だけだと思っていましたし、春花が唯一信頼してたであろう相場とのやり取りから復讐はうまくいって終わるんだろうなと単純に考えていました。
ですが、物語が進んでいくと「なんでこんな事になってしまったんだろう」という所が少しずつ明かされていきます。
個人的には中学生で思考がまだ未熟であり、同級生が数十人しか居ない環境にあったからこそこのような結果に至ったのだと感じました。
なので私は、最後に妙子が可哀想だと感じ涙をしました。
血を見るシーンについては、しっかりとした描写が多くあったので何度も目を逸らしたくなりましたが、多いが故に単純に考えて中学生の女の子にそんな力ある?とか、こんな簡単に?とか考えてしまってあまり現実味はありませんでした。
いまいち
ムカつく相手を次々に復讐していくというストーリーは割と好きですが、ちょっと都合が良すぎる展開とか、もう少し何とかならなかったかと。
最後なんで妙子(?)が生きてるのかもよく分からなかった。
スプラッタマウンテン
血まみれの女が包丁ふりまわす姿が好きな人には超オススメの一品である。
とにかくスッキリできる。
スッキリできるので序盤のいじめシーンは全身全霊で味わいましょう。飛ばしちゃダメですよ。
正直ミスミソウというワードと主人公の野咲を結びつけるには弱いし、DV気質のカメラ男子とか美容師めざし女子、担任の暗い過去など人物掘り下げも投げっぱなしな印象をうける。
たとえば妙子の『美容師を目指してた』『野咲のことが好きで昔仲が良かった』の2要素がこの映画では分離しているので、妙子が野咲の髪を切ってあげる、そして美しい髪を意味ありげに撫でる、みたいな回想を足したりすれば美容師の夢と野咲への思いに関連性が生まれ、その両方が砕け散る美しさが際立つんだけど、なんかそういうのがないので美容師の要素だけ宙ぶらりんになっている。
美容師を夢見てた子がナイフでズタズタにされた自分の手を見ながら「こんな手じゃハサミ持てないよ・・・」と嘆いて死んでいくシーン。マジで大好きだし『可哀想萌え』の真骨頂なのに、肝心の美容師のフリが弱いので「そういや目指してたんだっけ」にしかならないのである。勿体無い。
こんな感じで主人公以外は登場人物の内面や過去の説明が雑であんま効いてない。
ただ!!!!
序盤にも書いたスッキリ要素である。覚醒した野咲がいじめっ子を全員穀してまわるシーンがもうカタルシスが爆発しており爽快そのもの。気持ちよすぎ。腹かっさばかれた子がタイムっつってんだろうが! って謎のキレ方するのがめちゃくちゃ好き。
まあその復讐シーンもぶっちゃけ一番盛り上がるのは最初の女子3人をマッサツするところなので後半は尻すぼみなんだけど、穀しの描写がもう最後までいちいち大げさで言い方アレだけど楽しさすらある。
やり過ぎを通り越してるレベルで殴るシーンはひねくれた中学生がよく妄想するのを見事に再現してる感じだ。さいご百合の綺麗な映像で締めくくろうとしても無駄です。
ここまでやってくれるとさらなるカタルシスが欲しくなる。火事のインパクトが強いので復讐の気持ち良さは十分足りてるんだけど、いじめのシーンがもっと長ったらしくて陰湿だったらもっと気持ちよかったかも。
これはエンタメなのか?
雪原で静かに飛び散る悲しみの血
レビュー200本目。
最近1番観たかった邦画。
野咲春花は東京から田舎に転校してきたが、学校で陰湿ないじめに遭い、ついには家族を焼き殺される。
感情を抑えられなくなった春花は復讐を開始する。
終始重い雰囲気が漂い、それだけでもこちらが病みそうになる暗い映像。
そうかと思えば、キラキラとした過去がチラッと映ったり。
そして、なによりもこの映画の象徴的な、血の赤と雪の白のコントラスト。
不謹慎ではありますが、これは映画というより芸術。
血がこんなに映える映画はなかなかないかと。
雪がスイッチかのように、雪が降り出した時から彼女の復讐が始まる。
いじめっ子、自分の両親を殺した奴らをバッタバッタと切り刻んでゆく。
私利私欲にまみれ、自分の保身に走るいじめっ子たち。
雪がしんしんと降る中、聞こえるのは悲鳴とグサっ、グチョっと春花が命を絶つ音だけ。
スプラッター映画ですが、変な効果音や音楽で誤魔化はないところが良かったです。
確かに描写はエグかったですが、グロ耐性がついてきたのか、思ったほど引きずることもなく。
内藤瑛亮さんらしいところもありました。
もちろん原作マンガありきの話だとは思いますが。
いじめは繰り返される。
流美も女教師も自分がいじめを受けたからあんな風になってしまったわけだし、復讐のような悲しい結末を生むこととなってしまう。
いじめという負のスパイラル。
また、これを観て(自分もそうですが)、いじめっ子への復讐を気持ち良いと感じてしまったり、「春花やれやれー!いけいけー!」と心の底で思ってしまう。
この点でもう傍観者だと、考えれば考えるほど自分が嫌になってくる。
そういう、普段気づかない秘めたる狂気を炙り出してくれるのが、流石だと感じました。
自分もこのいじめに加担してしまうかもしれないと思うと、正直現実的には思えないこの物語もやけに現実味を帯びてくるんです。
あの怒涛のクライマックスで、タテタカコさんの『道程』が流れた瞬間、胸が急に苦しくなりました。
何席も空いた卒業式。窓の外を眺める妙子の表情。
死んでいったいじめっ子たちにも、色々なバックグラウンドがあったと考えると、あんなに嫌だったのに、と急にものすごい喪失感に襲われました。
このシーンだけで星一個分加点です。
血塗れでも山田杏奈さんは美しかったし、清水尋也さんのサイコパス感もたまらなかった。
最近よく見かける中田青渚さんは嫌いになりそうなほどで、今回初めて知った大谷凛香さんや大塚れなさんなど脇の役者さんも名演でした。
片岡礼子さんにはそろそろ幸せな役やってほしかったりも笑笑
ただのグロ映画ではなく、熱量のある芸術映画でした。
原作マンガも読まなくては!
お前の眼には何が見える?
山田杏奈が初主演の映画ということでいつか見ようと思っていた作品。
+R15の胸糞映画なので、覚悟して鑑賞。
いや、ヤバいこれは。
具合が悪くなりそうになるほど気持ち悪い映画なんだけど、何故か癖になりそう。。。
田舎の学校に通っている野崎(山田杏奈)は、クラスメイトから度が過ぎたいじめを受けていた。ある日、家に帰ると家が火事になって家族が焼き殺されてしまった。
とにかく、山田杏奈が凄すぎる。
彼女の怒りと悲しみと憎しみを心に閉じ込めている姿。序盤から胸が苦しく張り裂けそうなくらい、可哀想で可哀想でたまらなかった。ブスって言うなよブス!いじめないでよ!声に出してしまうほど耐えられなかった、山田杏奈ファンでございました。
しかし、そこから一転。
その閉じ込めた感情を吐き出すと、ホラー映画顔負けの恐ろしさが見る者を襲う。
可愛さと恐ろしさとを兼ね揃えた山田杏奈、最強で最高です。より一層、彼女のことが好きになりました。
超絶グロい。どこまでもグロい。
今まで見てきた映画の中で群を抜いてグロかった。
振り積もった真っ白な雪の上で真っ赤な血が飛び散るので、量や気味の悪さが際立っていた。
スプラッター映画の中でも上位に君臨するほどだと思う。その手の映画が好きな人にはオススメ。
というか、かなりリアルなんですよ。
山田杏奈以外の演者も物凄い演技だし、いじめ方も焼き殺し方も生々しい。目を背けたくなるシーンがいくつもあるのは、その"リアルさ"が原因だろう。
ただ、好き嫌いは別れるだろうな。
☆0.5でも間違いじゃないだろうし最悪な映画と捉えることも出来る。安易に「この映画オモロいぜ!」とオススメできるような映画じゃない。
あと、後半は同じ展開が続きちょっとどうかなと。
もっと深みがあっても良かったし、前半の緊迫感のまま後半に差し掛かって欲しかったなと思った。
えげつない映画なんだけど、物足りなさは感じた。
とてつもない映画に出会ってしまいました。
見る際は覚悟して見てください。
ある程度覚悟はしていたが…
陰惨な内容だと言うのはコミックでなんとなく把握はしていたけどここまでスプラッターな映画だとは思わなかった…
現実的に考えて山間の閉鎖的な村でこんなに死人が出たら日本全国から人が集まる大騒ぎだろうと言うツッコミは置いといて。
観ているうちに真っ白な雪に飛び散る血飛沫が美しいものに見えてくるのが不思議だったけれど、除雪車に巻き込まれるシーンはちょっとやりすぎ。
そうそう、「ファーゴ」に匹敵する胸が悪くなるような演出だった。当分ひき肉料理は食べたくないな。
可憐でしかない山田杏奈が表情ひとつ変えずにズバズバ人体を切裂く衝撃と虫も殺さないような顔した清水尋也がいちばんのクズだった衝撃がスゴ過ぎ。観る人を選ぶ作品かも。
楳図かずおはどう見たか。
スプラッターではない。
毒親からの子供の叫び
気持ちいいほどの胸糞
B級臭さが無い。何故ならB級だから。
いじめの中心人物がボスキャラかと思いきや、中ボスがいて大ボスがいて…、バトル物のプロットを踏んでるので、男の子ほど楽しめるかも。
グロシーンは原作の感じを活かしてギャグっぽくなってるんですが、B級映画臭さが無いです。
何故ならB級映画として振り切って作られているので、背伸び感が無いんですね。
変に高級感を出さず、よくぞB級感を貫いた感が感じられた感。
タイトルなし(ネタバレ)
いじめが題材のコミック原作ってもうそれだけで拒否反応出てしまうんだけど見終わってみたら思ったより悪くなかった。
釘やらペンチやらボウガンやら毎回都合良く手元に落ちてるところとかナイフがあまりにも切れ味良すぎるところとかいろいろ気になるところはあるけど…
春花の最後上に向かってフェイドアウトしていくシーンは印象的だった。
ラストで妙子だけ生き残ったのは意見分かれそうだけど私はあり。
つまらない嫉妬心に駆られなければこんな事にはならなかったし春花とも親友になれたかもしれないし夢だって叶えられたかもしれないし、そういうの全部失ってしまった後悔とか悲壮感とか現れてて良かったと思う。
嘔吐シーン多くて気持ち悪いからもう二度と見たいとは思わないけど。
素晴らしい(人選ぶけど)
若手俳優達の演技、映像美、音楽。
原作知らないので映画としての評価だが、久々に良い邦画観た気がした。
イジメの範疇を遙かに越えた暴力。
観ていて辛くなるシーンだが、だからこそ一転反撃を開始するところからは、心の中で拍手喝采。
やり過ぎとも見える復讐劇だが、受けた被害が大きいほど、反撃のカタルシスも大きくなる。
そしてこの映画、暴力的なばかりでなく脚本のツイストも効いている。モチロン酷い方に!
しかし終わってみれば実は少々恥ずかしい程の青春映画だった「バトルロワイアル」と同じく、歪んだ形ながら美しい友情映画だと判る。
この映画にリアリティが無いとか、子供たちの演技が棒とかの批判はお門違い。
この映画がリアリティ満載だったら逆にどうだ?少女のリアルな殺人シーンがそんなに見たいのか?とてもじゃないが映倫の許可は降りない内容だし、そもそもリアルだけで云ったら直ぐ警察来ちゃうよ。除雪車のシーンみたいな最早ギャグ的な演出が有るからこそ、イジメ、殺人、ダメ絶対。
と、映画として割り切って観られるんじゃないか。
若手俳優の演技については此れも演出だ。大人びた言葉を遣いながら棒読みさせる事で、まるで感情が無い様な不気味さを持たせている。ナチュラルにイマイチな子も居たけどね。
映画のリアルは追求すべき作品とそうではない作品が有る。ゾンビのリアルを想像してみてください。映画にならないでしょ。
まあこの映画を冷静に楽しんで観られるのは、自分がアホみたくホラーを観まくったからで、「バトルロワイアル」どころか「ホステル」を冷静楽しめる暴力耐性が必要なので、しっかりと自分が楽しめるかどうか見極めが必要です。
だが、それでもオススメ。
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