「仲間がいれば新しい一歩を踏み出すことが出来るよ」志乃ちゃんは自分の名前が言えない たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)
仲間がいれば新しい一歩を踏み出すことが出来るよ
この映画の撮影当時は主演の二人が中学年だったと言う事に驚きました。
吃音で上手く話せない志乃。
音楽好きだけど音痴の加代。
空気が読めずいつも浮いてる菊池。
彼女たちだけじゃ無く、それぞれコンプレックスを持って生きている思春期の子たちは沢山いるでしょう。そんな子たちにとって友達や仲間との出会いはかけがえのない物。決してその場に逃げこむものではない新しい自分への挑戦です。
吃音であってもなくても人前で話す事が苦手な人はいます。でも友達の前では、友達のためなら、新しい自分を出す事が出来る。
文化祭での志乃役・南沙良ちゃんの涙は本物の心からの叫びでした
加代役・蒔田彩珠ちゃんの歌声は正にあの声こそが魔法そのものでした。
自分の弱さに真っ向挑んで行く姿は美しい。
そしてその先には新しい出会いがあり、新しい仲間が待っているはずです。
最後の志乃を見つめる加代の笑顔は実に素敵な笑顔でした。
いい映画を見ました
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