「途中までは良かった」志乃ちゃんは自分の名前が言えない 匿子さんの映画レビュー(感想・評価)
途中までは良かった
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てっきり菊池に笑ってごめんと謝罪を受けたときに、自分もカヨのコンプレックスを笑ったことを思い出して和解するのかと思いきや奢ってもらったアイスを床に捨てて「うるさい!」
シノに好感が持てなかった。
笑わないでと言われたカヨのコンプレックスを笑った時点で ええ… とは思いつつ謝罪したのでまあまあ、と思ったら、自分が笑われたことは許さんのかい。
そしてあのクールなカヨちゃんが泣きながら謝ってまた二人でバンドやろう、と、カヨちゃんは菊池に好意的だったのにシノのために歩み寄ってくれたのに、それまでも拒絶。
最後は新しいお友達ができそうな予感で嬉しい⭐︎ありがとう♪で終わり…
なにこれ?
ハッピーエンドでもバッドエンドでも無い。トゥルーエンドにしては中身が無い。悪い意味でモヤモヤが残る中途半端な映画。
結局何?シノは自分に変わることを求める二人が嫌だったってこと?
自分の痛みには敏感な癖に他人の痛みはガン無視で自分の気持ちを泣きながら吐露するばかりの自己中心的な人物という印象。
最後まで振り回されっぱなしのカヨちゃんが可哀想でした。吃音症のシノにも偏見を持たずメモとペンをあげたり、最後までシノの“声‘’を聞こうとしてくれていたのに。
カヨと菊池の友情は壊しておいて自分は新しい友達にニッコリ。
無難に菊池と仲直りして三人でバンドして終わりで良かった。
けど原作が押見修造と知ってなんだか納得。
あの人の作品はあの人が撮らないとワケワカメになりそう。
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