「高校入学時に感じる大きな壁」志乃ちゃんは自分の名前が言えない chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)
高校入学時に感じる大きな壁
主人公の志乃ちゃんが入学式後の新しいクラスで絶対あるであろう「自己紹介」をずっと練習しているところからはじまる 小学校、中学校また大学でもない高校の「初対面のクラス」の緊張感は、その後の高校生活を決めかねないだけに「友だちづくり」「一緒に弁当を食べるグループに入れるかどうか」、そんな思いに迫られたことを思い出しました グループに入る、入れないなど結構残酷なやりとりがあるものです 志乃ちゃんのそういった思いが手に取るように伝わってきて、観ていて辛くなりましたが、加代との時間を重ね、橋の上で歌っているときの表情がみるみる明るくなっていきます しかしちょっとしたことでそういった喜びが儚いものとなるのも、この時期の特徴なのかもしれません ちょっとKYのようにみえる男子も、実は同じような悩みがあって、というところも頷きました 高校の入学式後のクラスでの緊張感を今一度思い出しました(7月26日 シネリーブル梅田で鑑賞)
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