ゲティ家の身代金のレビュー・感想・評価
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ミシェルウィリアムズさいこーー!
ゲティ家は普通じゃない、宇宙人みたいなもの。
ゲティ氏は世界中の金を手にしていたけれど
親子の絵画を値切らずに買ったのは、どうしても欲しかったのは
ゲティ氏が一番欲しかったものなんだろうな。
何ともミステリアスな話。そして、栄枯盛衰を感じます。
実話を下にした作品。
いやぁ、お金持ちはケチと言う話はありますが、実際そうなんですね。って言うか、ケチと言うか、あらゆる事で常人の理解を超えています。ジャン・ポール・ゲティの名前は、本当に名前だけ知っていましたが、当時世界最大の大金持ちで、しかも、ものすごいケチだったんですね。
そして、金持ちの息子はドラ息子を地で行くかの様な息子。誘拐されたのは、その息子の子で、ジャン・ポール・ゲティから見ると孫になります。この孫も、なんかドラ孫(って言う言葉あるのか?)ですけどね。
映画は、事実に脚色しているので、これがそのまま事実だとは思いませんが、中々ミステリアスな進行をします。うーん、こんな事があるんですねぇ。
この映画で避ける事が出来ないのが、セクハラ騒動とのかかわり。当初、ジャン・ポール・ゲティは、ケビン・スペイシーが演じていたんですが、例の“#MeToo”運動により、降番が決定。アメリカ公開が約1か月後に迫っていたのですが、クリストファー・プラマーがジャン・ポール・ゲティを演じ、9日間で再撮影して公開にたどり着いたと言う。いやぁ、作品の出来栄えを見ると、とても急な代役で、しかもたった9日間の再撮影とは思えない出来栄えですね。
そう言えば、この1970年当時、世界最大の石油会社でもあったゲティ石油ですが、いまは全く名前を聞きません。1985年に、テキサコに買収されていたのでした。
ケビンスペィシーなら!
本当にあった話なんやね。
苦労された方みたいやけど
金は、惜しいんやね。
前半は、つまらないなあ!
後半は、スリリングになってきたね。
孫役のチャリープラマ伸びるんちゃう?
クリストファープラマの孫ではないみたいやね。
とても面白かった
じいさんがドケチで、オレが知っている金持ちもけっこう見栄を張らずケチなのでリアルに感じられた。長い映画なのに全然長さが気にならなかった。
お母さんの頭がよくて強欲じゃないところが素敵だった。最後、おっかけられるところ、ドキドキした。
お父さんが阿片窟みたいなところでラリっている場面よかった。車椅子になっていてかわいそうだった。
誘拐犯の彼がお人よしで友達になりたいタイプだった。
見応えあった。チェイスはごりごりに活躍して解決してくれる人かと思っ...
見応えあった。チェイスはごりごりに活躍して解決してくれる人かと思ったらそうでもなかった。チンクアンタが無事に生き延びて以前と変わらない生活を送ってることをただただ願います🙏
お金を手で数えてるのを見てそういう時代かーと思いました。
to me, money is not happiness at all
日本でも大きく報じられた有名な誘拐事件をもとにつくられた映画で、監督は「エイリアン」「ブレードランナー」などを手がけたリドリー・スコット監督。御年80歳なのね…!
グロいのが苦手な私は正直目を覆いたくなる(というか覆った)残酷なシーンの尺が気持ち長め。ただ、悲惨な事件でありながらも、人間の愚かさ、不完全さに思わずくすっとしてしまうシーンも多数あった。
1973年に誘拐されたジョン・ポール・ゲティ三世の息子で、俳優のバルサザール・ゲティは「to me, money is not happiness at all(自分にとって、金は幸せをもたらさない)」と言い放った。
「愛はお金では買えない」「お金は手段であり目的ではない」とはよく言ったものだが
愛とは?お金とは?家族とは?人生の目的とは?
と、ひたすら問いかけられ考えにふける二時間だった。
しかし、観た後に気になって実際の事件の流れや三世のその後を調べたけど、事実の方がより残酷…。
((( ;゚Д゚)))
孫の命も投資の対象
1973年のローマの夜を再現した冒頭のモノクロ映像に私は感銘を受けた。観光客で賑わうトレビの泉や車でいっぱいの繁華街を映したわずか30~40秒足らずのシーンはきらびやかでゴージャス。そのロマンティックなローマの夜を映したフィルムの色は銀色。人も車も遺跡も空気さえも凛として美しく映し出す魔法の色。昔の人が映画のことを銀幕と形容した由来(銀色の映写幕=スクリーン)とは違い、本編の映像は本当に銀色に輝いている。監督の意図は解らないが粋な演出に敬意を表します。その冒頭シーンは銀色から徐々にセピア色へ、そしてフルカラーへと変調しながら身代金誘拐事件へのカウントダウンが始まる。黒澤明監督の代表作『天国と地獄』に代表される身代金誘拐事件を題材とした映画は世界中で制作されて来た。しかし本作ほど喜劇じみた作品はないだろう。それも実話だからなおさらである。石油王で大富豪のゲティは身の回りに起こった現象全てを投資の対象とする。自分を決して裏切らない美術品だけが唯一の家族である。可愛い孫が誘拐され身代金を要求されても投資の対象物とみなす。息子の母親はそんな大富豪の義理父から身代金を出させようと知恵を絞る。その駆け引きにフォーカスした本作は喜劇作品である。決して刑事捜査の類やサスペンスの類ではない。エイリアンシリーズを完結させたリドリー・スコット監督の真骨頂をお見逃しなく。※母親が暮らす自宅の部屋にクリント・イーストウッドのポスターが貼ってあります。たぶんマカロニ・ウエスタン時代のポスターです。母親はイーストウッドのファンだったんですね。
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